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社会福祉学特別講義1

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科目名 社会福祉学特別講義1
教員名 太田 由加里
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 福祉と教育を繋ぐスクールソーシャルワークを学ぶ
授業のねらい・到達目標 今日、学童期の子どもたちは不登校、いじめ、ひきこもりなど様々な困難を抱えていることが指摘されている。
そこで児童生徒を取り巻く学校・家庭・地域の状況を把握しながら、子どもたちはどのような教育上あるいは生活上の困難を抱えているかを理解する。また子どもだけでなく、学校で働く教職員にも視野を広げ、教育場面における福祉的課題を把握、その解決に向けたスクールソーシャルワークに焦点をあてる。スクールソーシャルワークが必要とされるようになった歴史的・社会的背景を学び、同時に子どもや家族、教職員が抱える問題を解決するための地域の社会資源についても把握する。一方で日本の教育制度、教育行政などについても理解し、スクールソーシャルワーカーとしての価値や倫理、教育におけるソーシャルワークの意義について理解する。
授業の方法 基本的には配布資料を教材として講義中心で進める。授業内容によっては、視聴覚教材を用いて進める。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前学修は配布資料を読んでおいていただきたい。事後学修は課題を課すのでその作成のために資料にあたって学びを深めていただきたい。
授業計画
1 福祉と教育を繋ぐスクールソーシャルワークとは
2 児童生徒を取り巻く地域の現状‐子ども会や遊び場など
3 児童生徒を取り巻く学校の現状-小学校・中学校・高校・専門学校・短大・大学など
4 児童生徒が抱える問題の理解①ー不登校・いじめ
5 児童生徒が抱える問題の理解②-学齢期の児童虐待、外国児童の就学問題
6 児童生徒が抱える問題の理解③-特別支援教育におけるスクールソーシャルワークの役割
7 学校におけるマイノリティの子どもたちの理解-性的少数者、移民や外国籍の子どもたち
8 地域における子どもたちの社会資源-子ども食堂やおうち食堂など子どもに関わる社会資源
9 日本の教育制度と教育行政-公教育費の現状
10 日本の教育制度と教育行政-教職員の役割
11 スクールソーシャルワークの歴史―日本と諸外国における比較を通して
12 スクールソーシャルワークの価値と倫理
13 諸外国の教育制度とスクールソーシャルワーカーの役割
14 これからのスクールソーシャルワーク、スクールソーシャルワーカーについて
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める
その他
教科書 特に指定しない
参考書 各自の問題関心に合わせた文献や資料を紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー 初回授業時に提示する。

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