文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 社会福祉学科 > 社会的排除と貧困
日本大学ロゴ

社会的排除と貧困

このページを印刷する

科目名 社会的排除と貧困
教員名 飯島 裕子
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 社会福祉学科
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 社会的排除と貧困の理解、社会福祉の課題を新しい枠組みで理解する。
授業のねらい・到達目標 グローバリゼーション、脱工業化社会の進行を背景に、日本社会に貧困が拡がっている。本講では貧困を単なる物質的不足としてではなく、人間関係等を含むさまざまな社会的資源が不足している社会的排除という概念から捉える。
 中でも若者、女性、子ども、高齢者などを襲う貧困に焦点を当て、今、労働、家族を取り巻く状況に何が起こっているのか、考察していく。貧困を単なる現代的事象として捉えるのではなく、問題の所在はどこにあるのか、解決策はあるのか、自分なりに考えられるようになることを目標とする。
授業の方法 講義中心だが、適宜、映像資料やディスカッションを取り入れ、授業を進めていく。積極的な姿勢が望まれる。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業内で配布するプリントやリーディング課題(書籍、新聞記事、資料など)の予習、復習を心がけること。
理解度・進捗状況によって授業計画を変更する場合がある。
授業計画
1 オリエンテーション 
貧困と社会的排除(1)
2 貧困と社会的排除(2)
3 貧困と社会的排除(3)
4 グローバリゼーションと社会的排除
5 雇用及び家族の流動化と貧困
6 若者と貧困(1)
7 若者と貧困(2)
8 女性と貧困(1)
9 女性と貧困(2)
10 子どもと貧困
11 高齢者と貧困
12 社会的包摂へ(1)
13 社会的包摂へ(2)
14 授業内試験と振り返り
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める
その他
参考書 阿部彩 『弱者の居場所がない社会―貧困・格差と社会的包摂』 講談社現代新書 2011年
飯島裕子、ビッグイシュー基金 『ルポ若者ホームレス』 ちくま新書 2011年
飯島裕子 『ルポ貧困女子』 岩波新書 2016年
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(70%)、授業参画度(30%)
授業参画度は、授業内に課すコメントペーパーによって判断する。
オフィスアワー 授業後に教室にて対応。

このページのトップ