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権利擁護と成年後見制度２
| 科目名 | 権利擁護と成年後見制度２ | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 山田 祐子 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 3･4 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 社会福祉学科 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 | ||
| 授業テーマ | 権利擁護と虐待防止における具体的支援と方法論を理解する。 |
|---|---|
| 授業のねらい・到達目標 | 人権尊重と尊厳の確保は社会福祉の究極の目的である。ＤＶ，児童、障がい者、高齢者への虐待とともに、認知症、老老介護、介護殺人、社会的排除等、人権福祉の重要性は増すばかりであり、取り組むべき喫緊の課題となっている。本講義では、権利擁護の基本的理解、科学的に把握、分析した上でその具体的実践を学ぶ。「権利擁護と成年後見制度２」においては、「権利擁護と成年後見制度１」等で学んだ虐待課題と虐待対応ソーシャルワークをさらに深く学び、市町村･都道府県・地域包括支援センターおよび関係機関における社会福祉士の専門的実践の方法論を理解し獲得する。本講義では、社会福祉士が初めて必置となり、活動が非常に期待される地域包括支援センターにおける権利擁護実践と高齢者虐待対応を中心に、自身が研究開発にかかわった認定社会福祉士、認定上級社会福祉士（日本社会福祉士会）や地方公共団体、職能団体等の様々な研修プログラムや視覚教材の中から、効果的と思われるプロフェッショナルプログラムをとおして、専門性、実践性の高い方法論を習得する。 |
| 授業の方法 | 授業は講義形式で進めるが、より実践的な理解を深めるため演習を行う場合がある。 |
| 履修条件 | 社会福祉士国家試験科目である。 社会福祉士および公務員等を目指す学生の履修を推奨します。 「権利擁護と成年後見制度２」を受講する場合は、まず「権利擁護と成年後見制度１」受講後に履修することを推奨します。 |
| 事前学修・事後学修，授業計画コメント | 専門的な科目であり、可能な限り「高齢者福祉論１・２」を選択しておくことがのぞましく、もしくは、同等の学習をしておいてください。 「権利擁護と成年後見制度１」と「権利擁護と成年後見制度２」で１つの体系となっています。 【事前学修】 授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。 【事後学修】 ①授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。②授業内で指示した課題を必ず行うこと。授業計画欄の授業内容には記していない場合でも、出された課題は必ず行ってください。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
オリエンテーション ふりかえりー権利擁護（アドボカシー）とは何か 【事前学修・事後学修】シラバスの理解と学生自身の学習課題の明確化 |
| 2 |
プロフェッショナルプログラムとは何か 高齢者虐待防止法の理解 【事前学修・事後学修】高齢者虐待防止法の条文の確認 |
| 3 |
虐待対応ソーシャルワークの概要と高齢者虐待対応ソーシャルワークモデル 虐待防止ネットワークと体制整備 【事前学修・事後学修】テキスト「はじめに」～第3章まで読んでおくこと |
| 4 |
虐待対応Ⅰ初動期段階 【事前学修・事後学修】テキスト第4章を読んでおくこと |
| 5 |
事例演習（１）リスクアセスメント 【事前学修・事後学修】配布した資料を読んでおくこと。課題をやっておくこと。 |
| 6 |
事例演習（２）調査 【事前学修・事後学修】配布した資料を読んでおくこと。課題をやっておくこと。 |
| 7 |
虐待対応Ⅱ対応段階 Ⅲ終結段階 虐待対応計画・帳票・ツール 【事前学修・事後学修】テキスト第6章および191頁～201頁を読んでおくこと。 |
| 8 |
事例研究（１）ネットワークとチームアプローチ （２）養護者支援 【事前学修・事後学修】配布した資料を読んでおくこと。 |
| 9 |
行政の権限の行使および消費者被害等の防止 【事前学修・事後学修】テキスト第7章、第8章を読んでおくこと。 |
| 10 |
社会福祉施設における虐待課題 ①養介護施設従事者等による高齢者虐待 ②「法外施設」における虐待対応-多様な高齢者の住まい、貧困ビジネス、無届施設、「お泊りデイサービス」等 【事前学修・事後学修】配布した資料を読んでおくこと。テキスト第9章を読んでおくこと。 |
| 11 |
養介護施設従事者等による高齢者虐待対応の流れ 【事前学修・事後学修】配布した資料や指示されたWeb公開資料を読んでおくこと。 |
| 12 |
社会福祉施設における虐待防止実践 【事前学修・事後学修】配布した資料や指示されたWeb公開資料を読んでおくこと。 |
| 13 |
虐待防止、権利擁護活動の実際 【事前学修・事後学修】配布した資料を読んでおくこと。 |
| 14 |
事前に示した人権擁護等の事例にかかる課題について，質疑応答及びフィードバック を行う |
| 15 |
評価と総括 【事前学修・事後学修】指示した課題を行い、期限内に提出すること |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 日本社会福祉士会 『市町村・地域包括支援センター・都道府県のための養護者による高齢者虐待対応の手引き』 中央法規出版 2011年 第２版 第２回目から使用するので、早めに準備しておいてください。 |
| 参考書 | 日本社会福祉士会 『高齢者虐待対応ソーシャルワークモデル実践ガイド』 中央法規 2010年 日本社会福祉士会 『市町村・都道府県のための養介護施設従事者等による高齢者虐待対応の手引き』 中央法規出版 2012年 日本社会福祉士会 『市町村・都道府県のための養介護施設従事者等による高齢者虐待対応の手引き 帳票・事例編』 中央法規出版 2013年 授業中に適宜指示する。 |
| 成績評価の方法及び基準 | レポート(40%)、授業参画度(60%) 授業中、記入したものは回収し、評価の対象とする場合もある。 授業参画度については、真摯で誠実な学習姿勢に基づく授業内容の適切な理解も重視する。 |
| オフィスアワー | 山田祐子研究室・時間帯は開講時に指示する。 |
| 備考 | 課題レポートは必ずコピーし、データはバックアップをとり、学生本人が責任をもって保管しておくこと。 社会福祉士国家試験科目である。 授業中の私語、テキストを忘れる等、授業態度に課題がある場合は、厳重注意を行う。 受講者は第１回目から必ず出席してください。 |