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宗教史特殊講義2

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令和２年度以降入学者 宗教史特殊講義2
教員名 合田秀行
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 哲学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 WA0601092　2024宗教史特殊講義2（合田秀行・後・月3）
授業概要 宗教史に関するテキストの講読・解説を行う。テキストは受講者の専攻内容などから変更する可能性もありますが、後期は宗教史・比較思想論の視点から、「祈り」について取り上げたいと思います。宗教哲学者でもあり、担当教員も大学院生時代からご縁のある棚次正和先生の『宗教の根源:祈りの人間学序説』（世界思想社）を読み解いていきます。まず、「祈り」の語源など基本的な説明、方法論的省察をした後に、まったくは宗教的背景の違う４人の人物とホピ族の祈りについて、講読していきます。さらに担当教員が考察してきた他の宗教者についても、補足として言及します。
授業のねらい・到達目標 ・宗教の根源的行動とも言える「祈り」について、多角的に理解することができる
・古今東西の宗教家に見られる「祈り」の種々相についての幅広い知見を身に着けることができる。
授業の形式 講義
授業の方法 受講者の研究分野を考慮して、担当者が用意する関連文献の原典資料や論文の輪読・解説を踏まえ、基本的には講義形式で行いますが、適時、質疑応答・ディスカッションの機会も設けます。講義内容を踏まえて学期末提出レポートをしてもらい、評価します。
授業計画
1 ガイダンス（授業のテーマや到達目標及び授業方法について説明する。
講読テキストの選定・解説
【事前学習】シラバスを読んで講義の進め方を理解しておくこと。 （2時間）
【事後学習】講義内容を踏まえ、ポイントについて整理しておくこと。 （2時間）
2 祈りの一般的理解、祈りの語源
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 （2時間）
【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 （2時間）
3 祈りの一般研究をめぐる諸問題
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 （2時間）
【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。すること。 （2時間）
4 方法的省察Ⅰ　現象学的方法　フッサール、ファン・デル・レーウの場合
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 （2時間）
【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 （2時間）
5 方法的省察Ⅱ　ワッハの宗教解釈学
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 （2時間）
【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 （2時間）
6 方法的省察Ⅲ　エリアーデの創造的解釈
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 （2時間）
【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 （2時間）
7 方法的省察Ⅳ　リクールの解釈理論
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 （2時間）
【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 （2時間）
8 祈りの種々相Ⅰ　イエスの祈り「絶えず祈りなさい」
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 （2時間）
【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 （2時間）
9 祈りの種々相Ⅱ　一遍の祈り「されば念々の称名は念仏が念仏申すなり」
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 （2時間）
【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 （2時間）
10 祈りの種々相Ⅲ　ホピ族の祈り　大宇宙との交流としての儀礼
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 （2時間）
【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 （2時間）
11 祈りの種々相Ⅳ　黒住宗忠のいのり　「祈りは日のりに御座候由」
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 （2時間）
【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 （2時間）
12 祈りの種々相Ⅴ　バハイの祈り　「地球は一つの国であり、人類はその市民である」
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 （2時間）
【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 （2時間）
13 祈りの種々相Ⅵ　〔補足〕空海・最澄・山崎弁栄ほか
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 （2時間）
【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 （2時間）
14 祈りの種々相Ⅶ　〔補足〕ガザーリー、エックハルトほか
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲を読み、疑問点などを確認すること。 （2時間）
【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、ポイントを整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 （2時間）
15 総括　「祈り」を巡るディスカッション
【事前学習】レポートの提出に向けて準備すること。 （2時間）
【事後学習】自分なりに後期の内容を総括して、「祈り」についての見解をまとめること。 （2時間）
その他
教科書 講読テキストは、担当者がプリントで用意します。
参考書 授業内で適時指示します。
成績評価の方法及び基準 レポート(70%)、授業参画度(30%)
レポートは講義内容を十分に踏まえて、学期末に総括的な内容（2000字程度）で作成してもらいます。各自の専門分野からの視点から作成してもらっても構いません。提出方法については、授業内で指示します。授業参画度は、輪読・質疑応答・ディスカッションなどに取り組む姿勢で評価します。
オフィスアワー 講義終了後、２号館12階の研究室で行う。

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