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教育学演習4

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令和2年度以降入学者 教育学演習4
教員名 北野秋男
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 原則として「対面式授業」を行いますが、コロナ感染拡大など不測の事態が生じた場合には別な方法で学習資料配信やzoomを利用した授業を行います。課題は、シラバス上に明記しますが適宜、授業内でも説明します。追加の課題や資料、変更点などがある場合も同様です。授業形式の基本は、小グループに分かれ、グループごとに「学力格差」の要因について報告します。最終課題レポートは授業の最終回に提出してもらいますが、何か特別な事情がある場合には、事前に申し出て下さい。
Canvas LMSコースID・コース名称 J037080R7 2024教育学演習4(北野秋男・後・金2)
授業概要 テーマは、現代日本の「学力格差の要因を調べて、報告しよう!」です。「学力格差」は、現代日本の重大問題になりつつあります。「親ガチャ」「ペアレントクラシ-」「トラッキング」「再生産」など格差を連想させる言葉も多くあります。また、最近では「認知能力」(テストで測れる学力)に対する「非認知能力」(テストで測れない学力)も重視されてきています。この授業では、「学力格差」を引き起こす要因を基本的な図書や論文を使って多角的に検討したいと思います。学力格差を引き起こす要因は、経済的・階層的要因、地域的・家庭的要因に加えて、学校教育や親の影響なども考えられます。個人の資質や能力では解決できない様々な要因を多角的に検討したいと思います。小グループに分かれ、それぞれの要因を多角的に検討します。
授業のねらい・到達目標 この演習では、「学力格差」を引き起こす要因を経済的・階層的要因、地域的・家庭的要因、学校教育や親の影響など、小グループに分かれて、多角的に検討します。グループの共通課題を決め、その共通課題をグループ内で担当して個別に報告します。1グループ3名を基本とし、1回の授業内で3名が共通テーマのもとに報告します。全体でも討論を行います。最後に、各自が学力格差を生む要因に関する最終課題レポートを作成します。

【日本大学教育憲章との関係」これまでの学修経験から得られた知識を生かし、課題報告などを通じて「論理的・批判的思考力」「問題発見・解決力」の育成を重視する(A-3-1、A-4-1)。ゼミ発表を記録することにより、自己の学習経験を振り返る(A-8-1)。〈ディプロマポリシーとの関係〉この科目は、文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP1,DP3,DP4,及びカリキュラムポリシーCP1,CP4,CP7に対応しています。
授業の形式 演習
授業の方法 【授業形式:演習】
原則として「対面式授業」を行いますが、コロナ感染拡大など不測の事態が生じた場合にはzoomなどを利用した授業を行います。本演習では、最初に前期の内容であった「学力格差」に関する基本文献で知りえた情報や知見を基に、各自が学力格差の要因に関する小グループを形成します。小グループ内で、分担する報告内容を決定し、1回の授業で3~4名が報告します。全体討論も行います。最後に、各自が学力格差を生む要因に関する最終課題レポートを作成します。

【対面授業に参加できない学生の代替方法、要件】
(1)zoomでの参加を認める要件;日本に入国できない留学生、遠方に居移している学生、その他特別の事情の有る者
(2)対面授業に参加できない場合:zoomに参加し、メールにて課題を提出する。
履修条件 特になし。
授業計画
1 ガイダンス。シラバスをよくお読みください。課題をシラバス上で明示します。追加の課題や資料、変更などあれば、授業内で配布します。授業の内容、進め方、評価の方などを説明します。
【事前学習】シラバスをあらかじめ読んで、授業内容を確認すること。 (2時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
2 学力格差の要因の区分と小グループ化(仮)各グループの課題確認。
【事前学習】自らの課題を明確にし、格差の要因を挙げておく。 (2時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
3 学力格差の要因の区分と小グループの決定。各グループ内の課題の確認。
【事前学習】自らの課題を明確にし、格差の要因を多角的に検討すること。 (2時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
4 小グループの討論。格差の内容や現状について。プレゼンテーションの仕方を説明します。
【事前学習】配布された資料や文献を基に、レジュメ作成に向けた準備を進める。 (2時間)
【事後学習】レジュメの草稿を作成する。 (2時間)
5 小グループ内での報告内容の最終確認。
【事前学習】レジュメの草稿を作成し、他の報告者との相違点を考える。 (2時間)
【事後学習】レジュメの作成・修正などを行う。 (2時間)
6 学力格差に関する基本的な重要事項の再確認。報告前の質疑応答。
【事前学習】指定された文献を予め読んで、重要なポイントを整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
7 小グループ報告「経済的要因」(3名)全体討論
【事前学習】調査の進捗状況や課題に関するアンケートを実施。質問に答えます。 (2時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
8 小グループ報告「階層的要因」(3名)全体討論。
【事前学習】課題レポートを作成し、提出準備をすること。 (3時間)
【事後学習】提出した課題レポートの再確認。 (1時間)
【授業形態】対面授業
9 小グループ報告「家庭環境」(3名)全体討論。
【事前学習】報告の際に用いるレジュメを作成し、発表の事前準備をすること。 (3時間)
【事後学習】報告の際に指摘された誤字脱字、内容的な問題点を修正すること。 (1時間)
【授業形態】対面授業
10 小グループ報告「地域的要因」(3名)全体討論。
【事前学習】報告の際に用いるレジュメを作成し、発表の事前準備をすること。 (3時間)
【事後学習】報告の際に指摘された誤字脱字、内容的な問題点を修正すること。 (1時間)
【授業形態】対面授業
11 小グループ報告「学校教育的要因」(3名)全体討論
【事前学習】報告者はレジュメを作成し、発表の事前準備をすること。 (3時間)
【事後学習】報告の際に指摘された誤字脱字、内容的な問題点を修正すること。 (1時間)
【授業形態】対面授業
12 小グループ報告「希望・意欲格差」(3名)全体討論
【事前学習】報告者はレジュメを作成し、発表の事前準備をすること。 (3時間)
【事後学習】報告の際に指摘された誤字脱字、内容的な問題点を修正すること。 (1時間)
【授業形態】対面授業
13 小グループ報告「その他の格差」(3名)全体討論
【事前学習】文献を調べ、レジュメを作成する。発表の準備を行う。 (3時間)
【事後学習】レジュメの修正と完成。授業でのコメントを参考に、さらなる学習を行う。 (1時間)
【授業形態】対面授業
14 課題レポートの「草稿」の提出:課題名「学力格差の要因や背景を論じる。」字数:3,000字以上(A4・2枚以上。40字X40行で設定)。 注意点:文献をよく読んで答えること。文献を読まずに、関係のないことを論じても採点の対象にはなりません。
【事前学習】課題内容を確認し、最終課題レポートの草稿を作成する。 (3時間)
【事後学習】相互評価表を確認し、問題点の修正を検討する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
15 「課題レポート」の完成原稿の提出、授業の総復習。特別な事情があって未提出の場合は、提出を認めます。
【事前学習】授業内容の総復習をする。 (2時間)
【事後学習】課題内容を復習し、重要な点を再確認し、次年度の授業に備える。 (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
その他
教科書 なし
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 レポート:報告と最終レポート(60%)、授業参画度:授業報告、レジュメ作成、質疑応答、コメントの提出など(40%)
課題レポート、レジュメ作成と報告、授業への参画度などにより、総合的に評価します。
オフィスアワー 質問や意見などあれば、メールにてお願いします。課題レポートは全て授業内で提出してください。質問などある場合にはak0924@minuet.plala.or.jpに送ってください。その場合は、必ず「科目名」を明記した上で、質問内容を明確にして送信してください。
備考 何かの事情で期限内に課題が提出できない場合には、理由を申し出て頂ければ、考慮します。
何か不明な点や質問があれば、メールにてお願いいたします.
追加の課題や資料、変更などがある場合には授業内でお知らせします。

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