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令和元年度以降入学者 | 書道科教育法Ⅱ | ||||
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教員名 | 山下由季 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | 一部実施される遠隔授業はオンデマンド型で行います。詳細は授業内で説明します。 |
授業概要 | 高等学校学習指導要領に示された芸術科書道Ⅱ・Ⅲの「目標」・「内容」を把握し、授業実践に必要な理論や指導方法、適切な評価方法について学習します。 学習指導要領に示された目標や指導事項をもとに、教材研究や学習指導案の作成、具体的な授業方法について学び、模擬授業を通じて、授業実践の方法居着いて考察します。 また、授業担当者の教職経験(中学校国語科「書写」・高等学校芸術科「書道」)を活かして下記の目標の達成に努めます。 |
授業のねらい・到達目標 | 学習指導要領における芸術科書道Ⅱ・Ⅲの「目標」・「内容」の要点、適切な評価方法について学び、書写・書道教育における指導内容・方法の在り方について理解した上で、自分の考えを持ち、授業計画や実際の授業がおこなえる能力を身につけることを目標とします。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 対面授業において、講義を行い、必要事項を確認した上で、受講生が自ら高等学校芸術科書道の教材研究、学習指導案の作成を行います。 講義内で模擬授業を実施し、実際の授業に必要な指導方法、評価方法などを確認します。 受講生間における議論、意見交換を行いながら、教材研究や授業計画の方法などについて学び、意見や考えを共有します。 フィードバックの方法については、授業内で提示します。 対面での授業参加が困難な場合、その授業分を遠隔授業(授業内容の資料配布、課題)を行うことで対応します。詳細については、授業内で提示します。 やむを得ず、対面で参加できない場合には事前に申し出て、担当教員に許可を得てください。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業概要・到達目標・授業の方法、及び本授業に関する評価基準について補足説明) 「書道科教育法Ⅰ」の講義内容の振り返り、確認。 【事前学習】シラバスの事前確認を行う。文部科学省HP上、『中学校学習指導要領』「国語」(平成29年)、『高等学校学習指導要領』「書道」(平成30年)の部分を通読しておく。 (2時間) 【事後学習】「書道科教育法Ⅰ」で学習した内容を復習しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
高等学校芸術科書道の指導と評価の年間計画の作成及び検討。 高校「書道Ⅰ」の授業について、指導と評価の年間計画について振り返り、「書道Ⅱ」「書道Ⅲ」の授業の指導と評価の年間計画について検討する。 【事前学習】「書道科教育法Ⅰ」で作成した指導と評価の年間計画を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】高等学校指導事項と評価方法について再検討を行い、改善を試みる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
「表現」について(1) 教材研究の方法 「表現」領域の教材や学習方法について確認する。 【事前学習】「表現」の教材について、学習指導要領及び教科書を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】「表現」の教材のとなりうる古典について復習しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
「表現」について(2) 「表現」の学習指導について 「表現」領域の主たる学習方法である臨書や創作といった作品制作について確認する。 【事前学習】「表現」の学習指導についての理論と方法について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】「表現」の学習指導についての理論と方法について復習しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
「表現」について(3)具体的な授業と学習評価について 先行研究や授業実践例をもとに、「書道Ⅱ」「書道Ⅲ」の具体的な授業についてみていく。 【事前学習】自分の作成した「表現」に関連する指導と評価の年間計画について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】「表現」の学習評価について留意すべき点をまとめておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
「表現」領域における学習指導案の検討① 受講生が高校「書道Ⅱ」「書道Ⅲ」の授業を想定して、「表現」に関わる授業の学習指導案を作成する。 【事前学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、確認しておく。 (1時間) 【事後学習】単元の指導目標と単元の評価規準の設定について留意すべき点をまとめておく。 (3時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
7 |
【対面授業:課題発表】「表現」領域における学習指導案の発表、模擬授業① 受講生が作成した学習指導案をもとに、模擬授業を行う。発表する学生以外は、生徒役として模擬授業に参加する。 【事前学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、確認しておく。 (3時間) 【事後学習】単元の指導目標と単元の評価規準の設定について留意すべき点をまとめておく。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
「表現」領域における学習指導案の発表、模擬授業②、およびそれらの検討。 模擬授業を通して、教員・生徒の両者の視点から、授業の問題点や改善点について検討する。 【事前学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、確認しておく。 (3時間) 【事後学習】単元の指導目標と単元の評価規準の設定について留意すべき点をまとめておく。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
「鑑賞」について(1)教材研究の方法 高校の教科書で提示される鑑賞対象となる作品について、検討する。 【事前学習】「鑑賞」の教材について、学習指導要領及び教科書を確認しておく。 (3時間) 【事後学習】「鑑賞」の教材のとなりうる古典について復習しておく。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
「鑑賞」について(2) 「鑑賞」の学習指導について 高校「書道」の授業で行われる鑑賞指導の方法や、生涯学習の場(博物館・美術館等)で行われる鑑賞方法について比較・検討する。 【事前学習】「鑑賞」の学習指導についての理論と方法について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】「鑑賞」の学習指導についての理論と方法について復習しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
「鑑賞」について(3)具体的な授業と学習評価について 書道や美術分野において、鑑賞教育の歴史について確認し、授業方法やその評価の変遷をみていく。 【事前学習】「鑑賞」の学習指導についての理論と方法について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】「鑑賞」の学習評価について留意すべき点をまとめておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
「鑑賞」領域における学習指導案の発表、模擬授業及び検討① 受講生が高校「書道Ⅱ」「書道Ⅲ」の授業を想定して、「鑑賞」に関わる授業の学習指導案を作成する。 【事前学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、確認しておく。 (3時間) 【事後学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、検討・ 評価・改善を試みる。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
「鑑賞」領域における学習指導案と模擬授業の検討②、およびその改善 講義内でおこなった「表現」領域における模擬授業を振り返り、表現と鑑賞の関連について考え、「鑑賞」領域における授業について検討する。 【事前学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、確認しておく。 (3時間) 【事後学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、検討・ 評価・改善を試みる。 (1時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
14 |
「鑑賞」領域における学習指導案の発表、模擬授業及び検討③ 受講生が作成した学習指導案をもとに、模擬授業を行う。発表する学生以外は、生徒役として模擬授業に参加する。 【事前学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、確認しておく。 (3時間) 【事後学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、検討・ 評価・改善を試みる。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
まとめと振り返り 高校「書道Ⅱ」「書道Ⅲ」における授業運営に関連する事項について、振り返る。 【事前学習】自分の模擬授業を振り返り、検討・評価・改善を試みる。 (3時間) 【事後学習】講義全体を振り返り、実際の授業で課題となり得ることを想定しておく。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 文部科学省 『高等学校学習指導要領(平成30年告示)』 東山書房 2018年 高等学校芸術科書道における現行の教科書を確認しておく。 高校で書道を履修していた受講者は、自身が使用した教科書を確認しておく。 |
参考書 | 『中学校学習指導要領』(平成29年 文部科学省) |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題発表の成果(年間計画、学習指導案)をレポートのかわりとし評価します。(40%)、授業内テスト:講義内で行う模擬授業をテストのかわりとして評価します。(20%)、授業参画度:授業への取り組み方、課題発表、成果物等で評価します。(40%) 遠隔授業の場合は、BlackboardやZoomを用いて授業資料の提示、課題提出などを行います。授業参画度の「授業への取り組み、課題発表」の代わりに、対面授業内で発表する予定であった課題をレポートにまとめて提出してもらうことで評価します。詳細は授業内で提示します。 対面授業であっても、遠隔授業であっても成績評価に差を設けることはありません。 |
オフィスアワー | 授業終了後、教室で対応します。 その他の連絡方法については、初回授業で提示します。 |
備考 | 「書道科教育法Ⅰ」・「書道科教育法Ⅱ」両科目を履修希望の場合、履修順序は「書道科教育法Ⅰ」→「書道科教育法Ⅱ」とすること。それが不可能な場合は第1回目までにE-mailにてご相談下さい。 |