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令和元年度以前入学者 | 基礎演習2 | ||||
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教員名 | 武内佳代 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | 対面授業を基本とするが、必要に応じて一部遠隔授業(Zoomを使用した同時双方向型か課題学習型)とする。 |
授業概要 | 日本の近現代の小説を読解するための、基本的な研究方法・調査方法を学ぶ。アジア太平洋戦争後の小説を取り上げ、作家の情報、同時代の社会・文学状況、先行研究などを考慮しながら、小説のメッセージを読み解く。テーマや語りの特色、登場人物の役割、物語の構造などを理解し、多角的な分析ができるようにする。 |
授業のねらい・到達目標 | 近現代の小説を読解するための、研究方法・調査方法を身につける。(A-3-2) 対象となる小説が書かれた戦後という時代の状況や作家の情報、有益な理論や思想の枠組みを調査して、作品を読み解くことができるようにする。(A-4-2) 先行研究を調べ、作品読解に利用できる技術を身につける。(A-4-2) テーマ、語り、登場人物、ストーリーの構成、などの様々な要素に注目し、作品のメッセージを読解する力を育てることができる。(A-4-2) 自らの調査・分析内容を同じメンバーの者とともに構築し、発表では自らの意見を伝え、聞き手と建設的な議論をできるようにする。(A-6-2)(A-7-2) 各作品の時代的・文化的意義を理解できるようになる。(A-8-2) この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP3,4,6,7,8に対応している。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 作品ごとに担当者を決め、読解のための資料(作家情報、先行研究、同時代状況など)を収集し、調査・分析し、解釈を発表する。発表に対しては、クラスでディスカッションを行う。担当作品の調整のため、第1回目の授業には、必ず出席すること。 受講者数によって、取り上げる小説が変化することがある。発表者は発表のための資料の収集、調査を進めて準備し、レジュメを作成する。受講者は授業毎の発表作品を必ず読んだ上で、授業に参加すること。発表後、聞き手は意見を発言する。フィードバックは互いの議論によることとする。 なお、対面授業に参加できない学生は、事前に担当教員の許可を得ること。 |
履修条件 | 人数調整を行うため、4月5日(水)12時00分までにグーグルフォームで所定の手続きを取ること。受講許可は、4月8日(土)COMITS2・国文学科掲示板にて発表する。 なお、手続きについてはCOMITS2「お知らせ」で指示するので必ず確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
授業の進め方などに関するガイダンス・レポートに関する説明
【事前学習】教科書を購入し、「戦後文学」とは何かを考える。 (2時間) 【事後学習】説明に沿って教科書の作品を読む。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
作品の分担、発表スケジュール決め、 資料の検索・収集、発表内容の構築、報告のやり方などに関する説明 【事前学習】研究対象とする作品の候補を決めてくる。 (2時間) 【事後学習】本日学んだ様々な調査・分析の基本事項の理解を確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
教員による模擬発表(坂口安吾「桜の森の満開の下」)と議論1:先行論のチェック
【事前学習】教科書の「桜の森の満開の下」を熟読してくる (2時間) 【事後学習】分析の切り口についての理解を確認する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
教員による模擬発表(坂口安吾「桜の森の満開の下」)と議論2:読解の試み
【事前学習】改めて「桜の森の満開の下」を再読し、自分なりの意見をまとめる。 (2時間) 【事後学習】研究方法、レジュメのまとめ方についての理解を再確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
各グループで、①担当作家に関する基本情報、②作品あらすじ、③文献調査結果をまとめたものを、配布資料を使って説明の上、現在考えている考察の切り口について発表する。
【事前学習】発表資料を作成し、事前に教員に送信する。 (6時間) 【事後学習】今日の議論を踏まえて、各グループ、研究の焦点を定める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
グループAの発表と討議
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (5時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
グループBの発表と討議
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (5時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
グループCの発表と討議
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (5時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
グループDの発表と討議
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (5時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
グループEの発表と討議
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (5時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
グループFの発表と討議
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (5時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
グループGの発表と討議
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (5時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
グループIの発表と討議
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (5時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
グループJの発表と討議
【事前学習】発表作品を熟読する。発表者は発表の準備をしてくる。 (5時間) 【事後学習】議論を理解できているか、確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める。【課題学習型】
【事前学習】これまでの発表・議論の問題点をまとめる。 (3時間) 【事後学習】戦後文学の特徴、基本的な研究方法や調査方法を理解できたか確認する。 (2時間) 【授業形態】課題研究 |
その他 | |
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教科書 | 紅野敏郎、紅野謙介、千葉俊二、宗像和重、山田俊治編 『日本近代短篇小説選 昭和篇2』 岩波書店(岩波文庫) 2012年 参加者は事前に取り上げる各作品を熟読してきてください。今回取りあげる短編小説はすべて、国文学科の学生ならば一度は読んでいてしかるべき小説です。自分で教科書を買って、重要だと思う部分に線を引いたり、コメントを書き込んだりしながら読むのが一番です。今後の学びのために、図書館で借りたりせずに、ぜひ自己投資して手元に置いてください。 |
参考書 | 授業中に適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:最終レポート。評価基準に関する詳細は授業中に説明する。(30%)、授業参画度:発表、授業時の感想、課題の回答(70%) 授業参画度には、発表、ディスカッションの参加を含む。 本授業では、対面による参加と遠隔オンラインによる参加とにおいて成績評価に差を設けない。 |
オフィスアワー | 質問等がある場合は、メールで対応する。ただし返信には時間を要することがあるので発表直前の急ぎの質問は原則として禁止する。 |