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日本語教育学特殊講義6

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令和2年度以降入学者 日本語教育学特殊講義6
教員名 松崎寛
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 原則として対面授業
Blackboard ID 20234691
授業概要 現代日本語の音声的特徴について概観し、リズム、子音・母音、アクセント・イントネーション等の日本語発音指導方法について、理解を深める。また、外国人日本語学習者の発音分析等を行う。
授業のねらい・到達目標 ・音声教育に関する学習者のニーズ、計画的教育の重要性について説明できる
・母語の干渉に関する知識を教育現場でどう生かすか説明できる
・リズム、子音・母音、アクセント・イントネーションの指導法について説明できる
授業の形式 講義
授業の方法 ・原則として対面授業とするが、状況によってはZoomによる同時双方向型のオンライン授業をおこなう。
・やむをえない事情により対面授業に参加できず、遠隔での受講を認められた学生に対しては、同時双方向型の授業を並行しておこなう。
・授業に関する諸連絡、資料の事前配布(授業前日までに配布)、課題の提出はBlackboardでおこなう。
・毎回の授業で小課題を課すので、指定の日時までにBlackboardに提出する。フィードバックは授業の中でおこなう。
履修条件 ・第1回授業までにBlackboardの自己登録を完了し、第1回授業に必ず出席すること。
授業計画
1 アクセント(表記法、核と滝、式と型)、イントネーション(平調・上昇調・下降調、高さの変化を表す曲線)
【事前学習】教科書pp.36〜39を通読し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】教科書pp.40〜44の問題を解き、授業で理解を深めた内容を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
2 プロミネンスとポーズ(統語機能、準アクセント、ポーズ、卓立)
【事前学習】教科書pp.45〜48を通読し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】教科書pp.49〜55の問題を解き、授業で理解を深めた内容を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
3 音声教育の現状(学習者のニーズ、受け入れ側のニーズ)
【事前学習】教科書pp.192〜195を通読し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】教科書pp.89〜94の問題を解き、授業で理解を深めた内容を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
4 学習者の発音の何が問題か1(発音が良い学習者の属性、動機づけ)
【事前学習】教科書pp.196〜199を通読し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】教科書pp.99〜103の問題を解き、授業で理解を深めた内容を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
5 学習者の発音の何が問題か2(非訂正行動、調音点・調音法、感情的評価)
【事前学習】教科書pp.108〜111を通読し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】教科書pp.112〜117の問題を解き、授業で理解を深めた内容を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
6 学習者の誤りの傾向、発音分析(1)(英語・韓国語・中国語話者の特徴)
【事前学習】教科書pp.27〜30を通読し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】教科書pp.31〜35の問題を解き、授業で理解を深めた内容を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
7 学習者の誤りの傾向、発音分析(2)(様々な母語の学習者の特徴)
【事前学習】教科書pp.118〜121を通読し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】教科書pp.122〜127の問題を解き、授業で理解を深めた内容を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
8 中間テスト、母語の干渉、誤用分析(第二言語習得研究、「母語別発音指導」の是非)
【事前学習】教科書pp.200〜203を通読し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】教科書pp.104〜107の問題を解き、授業で理解を深めた内容を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
9 拍の指導(フット、長音・拗音・促音・撥音の指導法)
【事前学習】教科書pp.204〜207を通読し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】教科書pp.134〜138の問題を解き、授業で理解を深めた内容を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
10 子音・母音の指導1(ヴェルボ・トナル・メソッド、緊張と弛緩)
【事前学習】教科書pp.159〜162を通読し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】教科書pp.163〜169の問題を解き、授業で理解を深めた内容を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
11 子音・母音の指導2(声帯振動、舌の位置・舌の高さ・円唇化、ウエーファ・メソッド、自己モニター)
【事前学習】教科書pp.208〜211を通読し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】教科書pp.182〜189の問題を解き、授業で理解を深めた内容を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
12 用言、複合語のアクセント(動詞・形容詞・複合名詞のアクセント、特殊拍との関係)
【事前学習】教科書pp.148〜151を通読し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】教科書pp.152〜158の問題を解き、授業で理解を深めた内容を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
13 アクセント・イントネーションの指導1(プロソディグラフ、体系的韻律指導の方法)
【事前学習】教科書pp.56〜59を通読し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】教科書pp.60〜65の問題を解き、授業で理解を深めた内容を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
14 アクセント・イントネーションの指導2(音響音声学)
【事前学習】教科書pp.212〜216を通読し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】教科書pp.143〜147の問題を解き、授業で理解を深めた内容を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
15 学習内容の整理、テスト
【事前学習】これまで学んだことを復習し,疑問点や不明な点をまとめておく (2時間)
【事後学習】理解が不十分だったところを復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 『日本語教育 よくわかる音声 ( 松崎寛・河野俊之)』 アルク 2018年
参考書 授業内で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 試験(40%)、授業参画度:課題の内容、授業時の発言等で評価する。(60%)
やむをえない事情により対面授業に参加できず、遠隔での受講を認められた学生に対しても、上記の基準で評価をおこなう。同時双方向型の授業が実施できない場合は、「授業参画度」は課題の提出状況・内容で評価する。
オフィスアワー 質問等はメールで随時受け付ける。アドレスは授業の配布資料に記す。

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