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日本史特殊研究3

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令和2年度以降入学者 日本史特殊研究3
教員名 古川隆久
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 史学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Blackboard ID 20231729
授業概要 日本近現代史の重要史料を精読する。日本近現代史の重要史料から一つあるいは複数を選んで全文読み、あらためてその史料の意義について考える。
 今学期は黒田覚『国防国家の理論』(弘文堂 1941年)第一編、第二編を読む。著者の黒田は京大法学部教授の憲法学者。本書は、1941年に刊行され、少なくとも10版を重ねた。1938年制定の国家総動員法や、1940年の新体制運動(本書では大政翼賛運動と呼称)の合憲性を主張する論壇誌掲載の論文が含まれている点で注目されるだけでなく、著者の政治評論も含まれており、版を重ねたことはそれだけ著者の主張が注目されたことを示している。そこで、1940年前後の日中戦争期の憲法思想・政治思想の状況を考える手掛かりとして本書を講読する。
授業のねらい・到達目標 日本近現代史の重要史料の中から選んだ史料の全文を読解することで、歴史研究に関する基礎知識を再確認し、かつ視野を広げることができる。
授業の形式 研究
授業の方法 テキストを事前に読んできてもらい、教員の解説をふまえて討論する。
 なお、本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。初回講義開始までにBlackBoardのコース登録をすること。BlackBoardは受講者への連絡に使う場合があるので随時確認すること。
※対面授業に参加できない要件を満たした場合は課題学習(当該授業回の範囲についてレポート提出)とする。
授業計画
1 テキストの書誌事項の解説
【事前学習】黒田覚と新体制運動について歴史辞典類の記述を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容(以下、質疑の内容を含む)を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 「はしがき」「大政翼賛運動の合憲法性」3~14頁の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 「大政翼賛運動の合憲法性」15~25頁の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 同上26~36頁の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 「新体制のイデオロギー的性格」37~48頁の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 同上48~55頁の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 「革新政治と政治機構の改革」59~69頁の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 同上69~84頁の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 「興亜政治の原理―国防国家への途―」85~96頁の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 同上97~110頁の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 「議会の行方」111~117頁の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 同上118~129頁の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 「政治の多元性と技術の政治化」130~140頁の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 同上140~148頁の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 振り返りの討論
【事前学習】前回までの授業内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レポート提出に向けてここまでの授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 テキストは国立国会図書館デジタルコレクションから各自ダウンロードすること。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:テキストの史料的意義についての学期末レポート(50%)、授業参画度:授業内での発言率(発言した授業の回数が基準)(50%)
オフィスアワー 水曜日昼休み

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