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令和2年度以降入学者 | 東洋史特殊講義2 | ||||
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教員名 | 須江隆 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 本授業は、大半を演習形式で進めていくため、遠隔対応をしない。 |
Blackboard ID | 20234655 |
授業概要 | 南宋・洪邁『夷堅志』史料解析研究というテーマで授業をおこなう。中国宋代の時代性をより深く追究するために、当時の社会における日常性を把握する上で極めて有効な史料である筆記史料『夷堅志』に着目し、幾つかの『夷堅志』所収の逸話を選読することを通じて、宋代社会の日常生活の特質の解明を目指す。 |
授業のねらい・到達目標 | 筆記史料読解と訳注稿の作成を通じて、中国宋代社会への理解力と漢文史料解析能力の向上を目的とする。 ① 『夷堅志』の史料性と史的研究への可能性について具体的に説明できる。 ② 中国宋代の時代性と日常性について概説できる。 ③ 漢語史料解析を中心とした中国前近代史の研究手法を実践できる。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 『夷堅志』所収の各逸話に関する史料読解演習を通じて、宋代社会の時代性や日常性の解明を目指していく。また史料論的分析の視点からも『夷堅志』を捉え、その史料の全容解明と研究への活用の可能性も探っていく。 |
履修条件 | 漢文史料の読解に関する知識をある程度有していること。また東洋史特殊講義1(2023年度前期)を受講していることが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
授業ガイダンス 授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する。 【事前学習】シラバスに一通り目を通してくること。 (1時間) 【事後学習】配付した資料を参照し、授業のねらいと到達目標への理解を深めておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
『夷堅志』史料読解・訳注稿作成に向けて 『夷堅志』所収の逸話を解読するのに必要な辞書、工具書などを解説する。また訳注稿作成のポイントについても解説をする。 【事前学習】「東洋史特殊講義1(2023年度前期)」で配付した『夷堅志』の書誌に関する資料に一通り目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】各受講者が『夷堅志』史料読解に関する準備を進めること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
『夷堅志』選読Ⅰ 「張鮎魚」前半(夷堅支甲巻第三)読解 【事前学習】配付した筆記史料読解用のテキストを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
『夷堅志』選読Ⅱ 「張鮎魚」後半(夷堅支甲巻第三)読解 【事前学習】配付した筆記史料読解用のテキストを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
『夷堅志』選読Ⅲ 「張鮎魚」(夷堅支甲巻第三)解析・解説 【事前学習】担当者が作成した訳注稿に目を通して解析すること。 (2時間) 【事後学習】配付した資料を参照し、訳注稿の修正をおこなうこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
『夷堅志』選読Ⅳ 「包氏僕」前半(夷堅支甲巻第三)読解 【事前学習】配付した筆記史料読解用のテキストを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
『夷堅志』選読Ⅴ 「包氏僕」後半(夷堅支甲巻第三)読解 【事前学習】配付した筆記史料読解用のテキストを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
『夷堅志』選読Ⅵ 「包氏僕」(夷堅支甲巻第三)解析・解説 【事前学習】担当者が作成した訳注稿に目を通して解析すること。 (2時間) 【事後学習】配付した資料を参照し、訳注稿の修正をおこなうこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
『夷堅志』選読Ⅶ 「共相公」前半(夷堅支甲巻第四)読解 【事前学習】配付した筆記史料読解用のテキストを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
『夷堅志』選読Ⅷ 「共相公」後半(夷堅支甲巻第四)読解 【事前学習】配付した筆記史料読解用のテキストを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
『夷堅志』選読Ⅸ 「共相公」(夷堅支甲巻第四)解析・解説 【事前学習】担当者が作成した訳注稿に目を通して解析すること。 (2時間) 【事後学習】配付した資料を参照し、訳注稿の修正をおこなうこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
『夷堅志』選読Ⅹ 「張鎮撫幹」前半(夷堅支甲巻第四)読解 【事前学習】配付した筆記史料読解用のテキストを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
『夷堅志』選読Ⅺ 「張鎮撫幹」後半(夷堅支甲巻第四)読解 【事前学習】配付した筆記史料読解用のテキストを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
『夷堅志』選読Ⅻ 「張鎮撫幹」(夷堅支甲巻第四)解析・解説 【事前学習】担当者が作成した訳注稿に目を通して解析すること。 (2時間) 【事後学習】配付した資料を参照し、訳注稿の修正をおこなうこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
総括と振り返り 授業全体の総括を行うとともに、レポート課題に関して説明をする。 【事前学習】シラバスを参照し、授業の到達目標を確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】授業の到達目標の達成度を自己点検し、レポート課題を完成させて提出すること。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 授業で使用する諸資料や筆記史料読解用テキストを授業時に配付する。 |
参考書 | 参考書、辞書・工具書類等については、授業時に随時紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(70%)、授業参画度:授業参画度は、担当となった際に作成した訳注稿の内容や授業時の発言で評価する。(30%) |
オフィスアワー | メールで受付けます。sue.takashi☆nihon-u.ac.jp |