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令和2年度以降入学者 | 宗教学演習1 | ||||
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教員名 | 興津香織 | ||||
単位数 | 1 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Blackboard ID | 20231718 |
授業概要 | インド思想の正統であるバラモン教系統の思想のうちの、二元論哲学であるサーンキヤ学派の根本テキストである『サーンキヤ・カーリカー』を講読する。いわゆる「インド哲学」とは、インドの諸思想の中でも、バラモン教系統の六学派の思想のことをさす。この六学派はインドにおいて正統と位置づけられており、そこに仏教思想は入らないのである。本講義では、この六学派の成立と特徴を概観し、今回は二元論に焦点を当てる。 |
授業のねらい・到達目標 | インド思想について、インドにおける位置づけやインド仏教との関係性を把握出来る。インド思想の歴史的変遷や諸思想の影響関係などを含めた広範囲な知識および哲学用語を習得できる。インドを起点として様々な思想・文化への相互理解に役立たせる。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 講義と演習の併用。テキストを読むための準備としての解説(講義)を行ったのち、実際にテキストを読み進めていく。テキストは翻訳を用いるが、漢文も使用する。受講者に分担してもらい講読する(演習)。担当者以外にもコメントを求める。課題については翌週に解説・全体講評を行う。 ただし受講者の関心に基づいて講読するテキストを変更する可能性もある。 対面授業に参加出来ない場合:Zoomで参加し、課題を提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
序説:授業の進め方などの詳細と概要 インド思想と宗教との関係性について、参考文献の紹介 【事前学習】シラバスを読み、自分の関心がどこにあるのかを考えておく (1時間) 【事後学習】配付資料、板書を熟読し、不明な点があれば調べておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
インド思想史の流れと基本情報の解説
【事前学習】配付資料を読んで、インドの思想とはどのようなものか考えてみる。疑問点や不明点を明らかにし、調べてみる (2時間) 【事後学習】配付資料、板書を熟読し、インド思想の歴史的な流れを自分でまとめてみる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
ヴェーダから哲学へ
【事前学習】配付資料を読んで、ヴェーダに関して、疑問点や不明点を明らかにし、調べてみる (2時間) 【事後学習】配付資料、板書を熟読し、ヴェーダから哲学への発展について自分でまとめてみる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
正統バラモン教系統の哲学概説Ⅰ: サーンキヤ学派とヨーガ学派 インド二元論について解説
【事前学習】配付資料を読んで、インド二元論に関して、疑問点や不明点を明らかにし、調べてみる (2時間) 【事後学習】配付資料、板書を熟読し、サーンキヤ学派とヨーガ学派の特徴について自分でまとめてみる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
正統バラモン教系統の哲学概説Ⅱ: インド一元論、多元論について解説
【事前学習】配付資料を読んで、インド一元論と多元論に関して、疑問点や不明点を明らかにし、調べてみる (2時間) 【事後学習】配付資料、板書を熟読し、インド一元論と多元論の特徴について自分でまとめてみる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
『古典サーンキヤ体系概説』 サーンキヤ・カーリカー(1)序説 人間を苦しめる三つの苦とそれを除去する方法について①
【事前学習】配付資料を読んで、疑問点や不明点を明らかにし、調べてみる (2時間) 【事後学習】配付資料、板書を熟読し、サーンキヤ説における苦について自分でまとめてみる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
『古典サーンキヤ体系概説』 サーンキヤ・カーリカー(1)序説 人間を苦しめる三つの苦とそれを除去する方法について②
【事前学習】配付資料を読んで、疑問点や不明点を明らかにし、調べてみる (2時間) 【事後学習】配付資料、板書を熟読し、苦を除去する方法について自分でまとめてみる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
『古典サーンキヤ体系概説』 サーンキヤ・カーリカー(2)原質とそれの開展① 未開展のものおよびそれから開展したものについて 万物の“もと”とは
【事前学習】配付資料を読んで、疑問点や不明点を明らかにし、不明な言葉などを調べる (2時間) 【事後学習】配付資料、板書を熟読し、原質について自分でまとめてみる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
『古典サーンキヤ体系概説』 サーンキヤ・カーリカー(2)原質とそれの開展② 未開展のものおよびそれから開展したものについて 万物の“流出”
【事前学習】配付資料を読んで、疑問点や不明点を明らかにし、不明な言葉などを調べる (2時間) 【事後学習】配付資料、板書を熟読し、未開展と開展について自分でまとめてみる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
『古典サーンキヤ体系概説』 サーンキヤ・カーリカー(2)原質とそれの開展③ 未開展のものおよびそれから開展したものについて 三種の構成要素
【事前学習】配付資料を読んで、疑問点や不明点を明らかにし、不明な言葉などを調べる (2時間) 【事後学習】配付資料、板書を熟読し、三種の構成要素について自分でまとめてみる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
『古典サーンキヤ体系概説』 サーンキヤ・カーリカー(3)精神原理① 二元論の“要”
【事前学習】配付資料を読んで、疑問点や不明点を明らかにし、不明な言葉などを調べる (2時間) 【事後学習】配付資料、板書を熟読し、精神原理について自分でまとめてみる (3時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
『古典サーンキヤ体系概説』 サーンキヤ・カーリカー(3)精神原理② 精神原理とは
【事前学習】配付資料を読んで、疑問点や不明点を明らかにし、不明な言葉などを調べる (2時間) 【事後学習】配付資料、板書を熟読し、再度、精神原理について自分でまとめてみる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
『古典サーンキヤ体系概説』 サーンキヤ・カーリカー(3)精神原理③ 精神原理の独存
【事前学習】配付資料を読んで、疑問点や不明点を明らかにし、不明な言葉などを調べる (2時間) 【事後学習】配付資料、板書を熟読し、精神原理の独存について自分でまとめてみる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
『古典サーンキヤ体系概説』 サーンキヤ・カーリカー(3)精神原理④ 精神原理の特徴をめぐる問題
【事前学習】配付資料を読んで、疑問点や不明点を明らかにし、不明な言葉などを調べる (2時間) 【事後学習】これまでの配付資料とノートを読み返し、疑問点があれば改めて確認する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
総括:これまでの復習・解説と映像資料により授業の理解を深める
【事前学習】これまでの学修を踏まえて、自分の関心がどう変化したか、どこを深めていきたいか考えてみる (1時間) 【事後学習】第二回から第十四回の内容を復習し、学習した項目ごとに自分で説明できるようにまとめ、レポートを作成する (4時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | テキストおよび授業資料を配付する。 |
参考書 | 参考書は授業時に紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:学習した内容の理解度を測るテーマを設定(50%)、授業参画度:授業参画度は講読の担当(発表)により評価(50%) |
オフィスアワー | 授業終了時またはBlackboardやメールを通して質疑応答を行うが、必要に応じて研究室でも対応します。 |