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博物館情報・メディア論

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令和2年度以降入学者 博物館情報・メディア論
令和元年度以前入学者 博物館情報・メディア論
教員名 村井良子
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業
Blackboard ID 20234631
授業概要 博物館は、収蔵資料をはじめ、多種多様な情報を有しており、多様な形でそれらの情報の提供・発信を行っている。博物館における情報・メディアの特徴に関して、今日的な課題を含めて講義すると共に、著作権など博物館をめぐる知的財産権に関しても、その課題を探っていく。
また、博物館の学芸員・展示プロデューサー・博物館経営コンサルタントとしての経験を持つ教員が、学芸員に必要とされる博物館における情報・メディアについての基礎知識ならびに具体的な手法や今後の方向性について講義する。
授業のねらい・到達目標 〈授業のねらい・到達目標〉
博物館における情報・メディアの特徴・歴史的経緯・具体的な手法・課題などについて学修することで、基本的な知識を身につける。さらに、課題に対して具体的にどう対処していくべきかを考えられる力を身につける。

〈到達目標〉
●博物館における情報・メディアの意義、多様な情報やメディアの活用方法と課題について理解し、博物館における情報提供や活用等に関する基本的なノウハウを習得できる。
●「博物館情報・メディア論」について、現状を分析し、博物館の社会的役割を果たすめに留意すべき課題や今後の方向性について考察し説明することができる。
●「博物館情報・メディア論」に関して習得した知識によって、博物館の現場で企画・計画・実践・評価・改善(PDCA)が実践できるようになることをめざす。

〈ディプロマポリシーの関係〉
この科目は文理学部の学士(文学)のディプロマポリシーDP1〜DP4に対応している。

〈日本大学教育憲章との関係〉
博物館学芸員コースを学ぶ者として、「博物館情報・メディア論」について以下の能力を習得することができる。
●幅広い知識・教養に基に、博物館ならびに博物館で扱う情報やメディアに対する倫理的課題を説明することができる(A-1-3)。
●国際社会が直面している課題を「博物館情報・メディア論」の視点から説明することができる(A-2-3)。
●既存の知識にとらわれることなく、習得した知識を論理的に考察し、説明することができる(A-3-3)。
●能動的に専門的な知識を習得し、博物館における課題を説明でき、課題解決策を提案できる(A-4-3)。
●グループワークなどによって他学科の学生とコミュニケーションを取り、専門的な知識について議論することができる(A-6-3)。
●学修状況を自己分析し、本授業の成果を自己評価することができる(A-8-3)。
授業の形式 講義
授業の方法 ●授業方法は、教員による説明を中心とし、グループワークや学生による発表なども行う。
●学びを深めるために、毎回課題を出し、小レポートの作成を課す。その成果を翌週、共有し、講評を行う。
●資料は授業時に印刷物で配布する。また授業の前後でBlackboardを通して配信も行い、情報の共有化を図る。
●対面参加が困難な学生については、事前に教員に相談をした上で、代替方法(同時双方向型で授業に参加して課題を提出、あるいはオンデマンド型で期日までに動画を視聴し課題を提出)を決定する。
授業計画
1 ガイダンス:授業のテーマや到達目標、授業計画等に関して学ぶ(A-1)。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解すること。 (2時間)
【事後学習】第2回目以降の授業に備えて、用語など理解できるよう復習する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 博物館における情報・メディアの意義について学ぶ(A-1,A-2,A-3)。
【事前学習】「情報とは何か、メディアとは何か」を調べておく。 (2時間)
【事後学習】第2回課題に取り組み、今後の方向性や課題を考察しとりまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 博物館活動の情報化(博物館における情報の管理と公開・蓄積と活用)について学ぶ(A-1,A-2,A-3)。
【事前学習】「博物館活動の情報化」と何かを調べておく。 (2時間)
【事後学習】第3回課題に取り組み、今後の方向性や課題を考察しとりまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 視聴覚メディアの発展と博物館について学ぶ(A-1,A-2,A-3)。
【事前学習】「視聴覚メディア」「デジタルミュージアム」の概略を調べておく。 (2時間)
【事後学習】第4回課題に取り組み、今後の方向性や課題を考察しとりまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 展示・教育普活動におけるICTの活用の他、デジタルミュージアム、メディアアートについて学ぶについて学ぶ(A-1,A-2,A-3)。
【事前学習】「ICT」の概略を調べておく。 (2時間)
【事後学習】第5回課題に取り組み、今後の方向性や課題を考察しとりまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 インターネットと博物館について学ぶ(A-1,A-2,A-3)。
【事前学習】博物館のホームページなどで情報の公開・活用の現状を調べておく。 (2時間)
【事後学習】第6回課題に取り組み、今後の方向性や課題を考察しとりまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 博物館資料のドキュメンテーションとデータベースについて学ぶ(A-1,A-2,A-3)。
【事前学習】「ドキュメンテーション」の概略を調べておく。 (2時間)
【事後学習】第7回課題に取り組み、今後の方向性や課題を考察しとりまとめる。 (2時間)
8 博物館におけるデジタルアーカイブの意義、現状と課題について学ぶ(A-1,A-2,A-3)。
【事前学習】「デジタルアーカイブ」の概略を調べておく。 (2時間)
【事後学習】第8回課題に取り組み、今後の方向性や課題を考察しとりまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 日本大学文理学部資料館ならびに資料館の企画展について、グループで強み・弱みを分析し、改善策を検討する。検討した結果を発表し合った後、全体で協議を行う(A-1,A-2,A-3,A-4,A-6)。
【事前学習】資料館について事前に調べ、企画展を見学しておく。 (2時間)
【事後学習】第9回課題に取り組み、今後の方向性や課題を考察しとりまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 博物館情報・メディアにおけるユニバーサル・デザインについて学ぶ。
【事前学習】「ユニバーサル・デザイン」の概略を調べておく(A-1,A-2,A-3)。 (1時間)
【事後学習】第10回課題に取り組み、今後の方向性や課題を考察しとりまとめる。また期末の課題に取り組むため博物館を見学し、レポートをまとめる(A-1,A-2,A-3,A-4)。 (3時間)
【授業形態】対面授業
11 博物館情報・メディアとソーシャル・インクルージョンについて学ぶ(A-1,A-2,A-3)。
【事前学習】「ソーシャル・インクルージョン」の概略を調べておく。 (1時間)
【事後学習】第11回課題に取り組み、今後の方向性や課題を考察しとりまとめる。また期末の課題に取り組むため博物館を見学し、レポートをまとめる(A-1,A-2,A-3,A-4)。 (3時間)
【授業形態】対面授業
12 博物館と知的財産(著作権・権利処理等)について学ぶ(A-1,A-2,A-3)。(課題のレポート提出)
【事前学習】「知的財産(知財)」の概略を調べておく。 (2時間)
【事後学習】第12回課題に取り組み、今後の方向性や課題を考察しとりまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 博物館における情報公開と個人情報の保護について学ぶ(A-1,A-2,A-3)。(発表者告知)
【事前学習】「個人情報の保護」の概略を調べておく。 (2時間)
【事後学習】第13回課題に取り組み、今後の方向性や課題を考察しとりまとめる。 (2時間)
14 期末課題の発表者によるプレゼンテーションを行い、各発表者の講評も行う。発表と講評、質疑応答によって、博物館における具体的な取組や課題、さらに課題解決案についても共有し、学び合う(A-1,A-2,A-3,A-4,A-6)。
【事前学習】発表者は事前にパワーポイントで発表内容をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】発表内容に対する自分なりの講評や、発表から得た新たな学びや気づきをとりまとめる。 (2時間)
15 グループワークを通して、博物館情報・メディアの今後の課題と展開について共有し、学び合い、自己の学びの振り返り(省察)も行う(A-1,A-2,A-3,A-4,A-6,A-8)。
【事前学習】これまでの講義の内容を復習する。 (2時間)
【事後学習】これまでの講義内容を振り返り、博物館情報・メディアの今後の展開を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:課題の提出状況をチェックした上で、内容面で評価する。現状分析を行った上で、課題抽出を行い、適切な改善策を設定できているか、難易度の高い課題に取り組んでいるかなどによって総合的に評価する。(70%)、授業参画度:学習意欲、小レポートの提出状況とその内容、グループワークの参加状況、発表などから総合的に評価する。(30%)
期末の課題(レポート)、毎回の課題(小レポート)、その他、グループワークの成果や発表内容などから、A-1〜A-4, A-6, A-8の達成度を評価する。
オフィスアワー 質疑応答は、授業終了後対面で、あるいはメールやBlackboardの掲示板機能を用いて行う。
備考 ●Blackboardが使えない学生は事前に申し出ること。
●シラバスの内容は、学生の皆さんの学修状況を考慮して若干変更することもある。
●事前学習・事後学習の時間は目安である。

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