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教育相談

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令和2年度以降入学者 教育相談
令和元年度以前入学者 教育相談
教員名 芳賀道匡
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期集中 履修区分 選択
授業形態 対面授業
Blackboard ID 20231642
授業概要 教育相談とは, 一人一人の児童生徒の教育上の問題について, 本人又はその親などに, その望ましい在り方を助言することです。また, 話を聴き, 助言などの支援を行う活動を基本に, 利用可能な知的・人的資源を有効活用して, 成長・発達を支える活動でもあります。この教育相談を教育現場において十分に行うためには, 教育学に基づいた理解と共に, 児童生徒の心理に関する心理学に基づいた理解が役立ちます。本講義では, スクールカウンセラーや教育相談の経験を有する教員(臨床心理士・公認心理師)と一緒に, 児童生徒が有する大変さやいじめ, 不登校, 非行等を理解するための理論や事例から学びます。そして, 相談の演習を行うことを通して, 教育相談の基本的態度や基本的技法の修得を目指します。さらに, チーム学校として多職種で連携するために役立つ知識について学びます。具体的には, 第1回から第5回で教育相談の歴史的背景とその意義や相談の構造, 基本的態度と基本的技法について(第I部), 第6回から第10回で発達障がいや精神疾患, 虐待と非行, いじめ, 不登校について(第II部), 第11回から第15回で心理・社会面や進路面へのアプローチや学内外にいる人々との協力方法等について(第III部)紹介しながら, 随所で事例について考察しつつ, 演習を行います。なお, 第5回・第10回は第I部, 第II部それぞれの学習内容の復習と小テストを, 第15回は本講義の全日程の学修内容の復習と本試験を行います。
授業のねらい・到達目標 (1)児童生徒や保護者, 関係者への教育相談の基本的態度及び技法を理解し説明したり, 実践することができる。
(2)児童生徒に起こりうる課題(発達障害や精神障害, 不登校やいじめ, 非行, 自傷, 虐待等)について理解し, その状態像や支援の仕方について説明することができる。
(3)多職種連携の必要性を理解し, それを実践するための方法について説明することができる。

・既存の知識にとらわれることなく, 物事を科学的根拠に基づいて, 論理的・批判的に考察し, 説明することができる(A-3-3)
・資料や事象を注意深く観察し, 問題点を発見し, 解決策を検討することができる(A-4-3)

この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP3, DP4及びカリキュラムポリシーCP3, CP4に対応しています。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 集中講義形式の対面授業を行う。履修者は, 以下の方法で講義を受けることが求められる。

①集中講義の事前に, 教科書を購入の上, シラバスに記載された教科書の該当ページに目を通す。その際, 分からないところをチェックする。
②集中講義当日は, スライドに基づく講義の受講を通して, 事前学修で分からなかったところの理解を深めつつ, 教育相談の実践演習を行う。
③各回ごとにコメントフォームへの回答を通して, 自分の中で学んだことを確認する。
④第5回, 第10回で小テストを受け, 第Ⅰ部と第II部それぞれの知識の定着度を自ら確認し, 改善のための対策を立てる。
⑤第15回でこれまで学んだことの整理整頓とまとめを行い, 本試験を受けて講義全体の知識の定着度を自ら確認する。

*1 コメントフォーム, 小テストおよび本試験への回答は, すべてgoogle formを用いて行う。実施後、フィードバックされる結果を元に、それぞれ自分の回答で間違えた箇所についてチェックする。また、小テストおよび本試験において間違いが多かった箇所については、実施後すぐに取り上げて説明を加える。
*2 コメントフォームへの入力内容について, 随所で個人情報を伏せた上で代表的な意見として共有することがある。
*3 スライドのダウンロードや講義の録画・録音, スクリーンショット等での保存等, 履修者以外への情報漏洩につながる行為は禁止する。
*4 履修者数の影響などにより, 一部の講義内容を変更することがある。
授業計画
1 教育相談とは何か(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】教科書p.1-p.22までを読み, 分からないところを調べておく。 (2時間)
【事後学習】教科書とスライドを用い, 事前学習で分からなかった点について理解を深めておく。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
2 アセスメント、相談の構造(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】教科書p.25-p.37までを読み, 分からないところを調べておく。 (2時間)
【事後学習】教科書とスライドを用い, 事前学習で分からなかった点について理解を深めておく。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
3 相談を受けるための基本的な態度と技法①(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】教科書p.39-p.53までを読み, 分からないところを調べておく。 (2時間)
【事後学習】教科書とスライドを用い, 事前学習で分からなかった点について理解を深めておく。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
4 相談を受けるための基本的な態度と技法②(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】教科書p.39-p.53までを読み, 分からないところを調べておく。 (2時間)
【事後学習】教科書とスライドを用い, 事前学習で分からなかった点について理解を深めておく。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
5 小テスト1 と解説(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】これまでの授業内容のうち重要な点についてまとめ, 暗記をする。 (4時間)
【事後学習】理解が十分ではないと感じた点をまとめ、調べ直す。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
6 発達障害、精神疾患 (A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】教科書p.137-p.152までを読み, 分からないところを調べておく。 (2時間)
【事後学習】教科書とスライドを用い, 事前学習で分からなかった点について理解を深めておく。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
7 非行・虐待 (A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】教科書p.1?-p.1?までを読み, 分からないところを調べておく。 (2時間)
【事後学習】教科書とスライドを用い, 事前学習で分からなかった点について理解を深めておく。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
8 いじめ (A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】教科書p.119-p.136までを読み, 分からないところを調べておく。 (2時間)
【事後学習】教科書とスライドを用い, 事前学習で分からなかった点について理解を深めておく。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
9 不登校 (A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】教科書p.107-p.118までを読み, 分からないところを調べておく。 (2時間)
【事後学習】教科書とスライドを用い, 事前学習で分からなかった点について理解を深めておく。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
10 小テスト2と解説 (A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】これまでの授業内容のうち重要な点についてまとめ, 暗記をする。 (4時間)
【事後学習】理解が十分ではないと感じた点をまとめ、調べ直す。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
11 学級崩壊や学校の危機 (A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】教科書p.153-p.180までを読み, 分からないところを調べておく。 (2時間)
【事後学習】教科書とスライドを用い, 事前学習で分からなかった点について理解を深めておく。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
12 ソーシャルスキル教育, ストレスマネジメント教育 (A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】教科書p.69-p.106までを読み, 分からないところを調べておく。 (2時間)
【事後学習】教科書とスライドを用い, 事前学習で分からなかった点について理解を深めておく。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
13 教員のメンタルヘルス (A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】書籍やインターネット等を用いて、教員の仕事の大変さとそれに対する対処方法について調べてくる。 (2時間)
【事後学習】教科書とスライドを用い, 事前学習で分からなかった点について理解を深めておく。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
14 教育相談における資源と連携 (A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】教科書p.55-p.67までを読み, 分からないところを調べておく。 (2時間)
【事後学習】教科書とスライドを用い, 事前学習で分からなかった点について理解を深めておく。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
15 まとめと本試験とその解説(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】これまでの授業内容のうち重要な点についてまとめ, 暗記をする。 (4時間)
【事後学習】理解が十分ではないと感じた点をまとめ、調べ直す。 (2時間)
【担当教員】芳賀道匡
【授業形態】対面授業
その他
教科書 藤田哲也, 水野治久, 本田真大, 串崎真志 『絶対役立つ教育相談:学校現場の今に向き合う』 ミネルヴァ書房 2017年 第1版
一般の教員の仕事や考え方を踏まえた上で作成されている教育相談に関する書籍。
参考書 津川律子, 山口義枝, 北村世都 『教育相談 (Next教科書シリーズ)』 弘文堂 2015年 第1版
よりカウンセリングに基づいた教育相談を理解するために有用な書籍。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:本試験(第15回目), 小テスト(第5, 10回目)(90%)、授業参画度:コメントフォーム(10%)
(1) 授業参画度は、コメントフォームにおける質問に対する回答内容で評価する。
(2) 決められた時間内におけるコメントフォームの提出回数が3分の2以上の場合に限り、成績評価の対象とする。
(3) 各種テストで不正が認められた場合は、単位取得が不可となる。
(4) 対面による相談の演習を含むため、本講義全体を通じて遠隔からの受講は不可である。
オフィスアワー 授業内容について、コメントフォームの自由記述欄で質問を受ける。その他、授業後にも質問を受ける。

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