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令和2年度以降入学者 | 現代教職論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 現代教職論 | ||||
教員名 | 小林彰彦 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | コロナウイルス感染状況等不測の事態が生じた場合は、遠隔授業(Zoomまたはオンデマンド)に切り替えることもある。この場合Blackboardにて周知する。 |
Blackboard ID | 20231595 |
授業概要 | 教職に関する基本的な内容について概観し、専門的教養を備えるための基礎を築くことが本授業のテーマである。学校をめぐる背景を理解しながら、教職の意義、教員の役割や職務内容について多角的に考察することを通し、教員としての資質や能力がどのように高められていくのか自ら考えられるようにする。 なお、小学校および中学校に勤務した経験を活かしながら、教員の仕事(教科指導や生徒指導等)に対する理解がなされるよう授業を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | ①現代日本における教師の役割や使命を理解し、教職の意義について考えることができる。 ②教員の職務(研修、服務および身分保障等)についての基礎的理解を図る。(A-2-2) ③教員の職務遂行に伴う今日的課題を例示し、チームとして組織的に対応する学校の必要性について概説できる。(A-4-2) ④教職に就く意識を高める。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP2,DP4及びカリキュラムポリシーCP2,CP4に対応している。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 講義形式で行う。教科書を用いるが、必要に応じBlackboardにて補足資料を配布するのでダウンロードするなどして持参すること。また、講義内容に関連した意見を可能な範囲で求めるなどしながら、教職の職業的特徴を主体的に理解できるようにする。 授業後には毎回課題の提出を求めるので、Blackboardを通して提出する。全体で共有したいリアクションや質問については翌週以降に解説や講評の機会を設ける。また、小テストについては、実施後に解説を行う。 対面授業に参加できない場合はメール連絡をし、Zoomで参加する。なお、小テストについては別途指示をする。 |
履修条件 | 将来教職に就くと考えて授業を進めるので、教職に対する意欲をもつ学生の受講を望む。 |
授業計画 | |
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1 |
教職に対する意識、教職の意義と役割
【事前学習】自己の教職に対するイメージと重ねながら教科書序章を読み、疑問点や気になった点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、教育や教職について学びたいことをノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
近代公教育の成立と教職
【事前学習】教科書1章1節、2節を読み、学校の起源と発達についての概観をとらえ、公教育の成立について疑問点をノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】講義を振り返り、我が国における公教育制度の特徴や教職の役割を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
学習指導要領と公教育の理念
【事前学習】教科書1章3節を読み、学習指導要領とは何かについて調べ、ノートに整理する。また、文部科学省ホームページなどを通して参照してみる。 (2時間) 【事後学習】講義を振り返り、児童生徒に求められる力と学習指導要領の関係について整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
教師という職業
【事前学習】教科書2章1節を読み、教師の重要な仕事である学習指導と生徒指導をすすめるうえで求められることについての疑問点をノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】講義を振り返り、学習指導をすすめるうえでの「主体的・対話的で深い学び」のほか、いじめや不登校問題への教員の取り組みについて整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
専門職としての教師
【事前学習】教科書2章2節を読み、教師と他の職業との違いや特殊性についてノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】講義を振り返り、教師の専門的実践を確かなものにするための省察的実践や教員同士の学び合いの必要性について整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
教員免許制度と教員の養成・採用
【事前学習】教科書3章を読み、教壇に立つために必要な免許制度の概要をノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】講義を振り返り、わが国の教員がどのように養成され、教員採用試験を経て職に従事しているのかについて整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
教師観の変遷
【事前学習】教科書4章を読み、明治時代から現代に至るまで教師がどのような存在として見られていたかについてノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】講義を振り返り、戦前と戦後の教師観の変遷、及び現在国が掲げる「高度専門職」としての教師とはどのようなものかについてまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
教師の仕事と役割
【事前学習】教科書5章を読み、これまでの被教育者体験と重ねながら、学習指導や生徒指導、道徳、特別活動等の意義についてノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】講義を振り返り、次代の学校教育に求められる学力観や授業観、および学習指導や生徒指導、道徳、特別活動等との関連について整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
教員の任用と身分、服務
【事前学習】教科書第7章を読み、教員の資格や任用、身分、服務に関する諸事項についての概要をノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】講義を振り返り、教員の地位や身分にかかわる法的基礎や服務、分限・懲戒等について参考図書等を参照しながら整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
教師の働き方改革(1)多忙化をめぐる状況と背景
【事前学習】教科書第9章第1節~3節を読み、現代の教師の働き方や改革にかかわる状況について関心のある内容についてノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】講義を振り返り、教師の働き方改革が必要とされる背景と負担軽減のために学校組織運営の見直しや合理化が求められていることについて整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
教師の働き方改革(2)負担軽減策
【事前学習】教科書第9章第4節~第6節を読み、学校組織運営の見直しのほか専門スタッフの活用等が求められることについて整理する。 (2時間) 【事後学習】教師の働き方改革は、教師がやりがいや誇りを持ちながら勤務したり教師としての質を高めたりしていくことについて整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
学校改善とチーム学校
【事前学習】教科書10章を読み、「チーム学校」が必要とされる理由や学校改善の方向性についてノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】講義を振り返り、学校におけるチーム運営についての意義や課題を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
学校教職員の組織
【事前学習】教科書6章を読み、学校における公務分掌と教職員の役割遂行、特にミドルリーダーの役割についてノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】講義を振り返り、教職員がそれぞれ役割分担しながら学校経営に参画していることを説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
授業内試験と解説
【事前学習】第1回から13回までの内容を復習しておく。 (2時間) 【事後学習】テストを振り返りながら理解が曖昧だった点等についてテキスト等を参照しながら改めて整理しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
求められる教員の資質と研修
【事前学習】教科書8章を読み、なぜ教員として学び続ける必要があるのかについてノートに整理する。 (2時間) 【担当教員】講義を振り返り、教職に求められる職業的資質能力と研修の関係について整理する。 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 八尾坂修 『新時代の教職概論 学校の役割を知る 教師の仕事を知る』 ジダイ社 2018年 第初版 |
参考書 | 南本長穂 『新しい教職概論-教師と子どもの社会-』 ミネルヴァ書房 2016年 第初版 佐藤晴雄 『教職概論 第6次改訂版』 学陽書房 2022年 第初版 勝野正章 ほか 『教育小六法 2023年版』 学陽書房 2023年 第初版 その他授業内で適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:小テスト。学習した基本事項についての理解度を評価する。(50%)、授業参画度:毎回の課題提出と内容、および授業中のディスカッション等で評価する。(50%) 遠隔授業で参加した場合も、対面授業と同様に評価する。 |
オフィスアワー | メールやBlackboardを用いて行う。 |
備考 | ・学生への連絡は、Blackboardの連絡事項やメールを通して行うので定期的にチェックすること。 ・対面授業に参加できない場合の遠隔授業受講はやむを得ず登校できない事情が生じた場合に限る。 |