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令和2年度以降入学者 | 現代教職論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 現代教職論 | ||||
教員名 | 杉森知也 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | 対面授業に、オンデマンド学修、課題研究等を組み合わせて実施する。 |
Blackboard ID | 20234538 |
授業概要 | 「教師の成長」をキーワードに、養成・採用・研修を通して見通すとともに、教職のもつ特性と課題を歴史的・国際的な視点を含めて把握する。また、これらの知見を総合して、自らの教職観を構築することを試みる。教員・学校関係者評価委員長・学校協議員の経験を踏まえて、教職の意義や職務などについて授業の内容に反映させる。 |
授業のねらい・到達目標 | (知識) 1. 近年の学校・教員を巡る状況の変化(チーム学校を含む)について、国際的な動向を踏まえて説明するための基礎的知識を身に付けることができる。 (技能) 2. 教職の意義、教員の役割と職務内容、研修、服務上・身分上の義務と身分保障、教職の専門性などについて、総合的に理解し、それらを含めて求められる役割・資質能力について説明するとともに、その現状分析からどのような問題が生じているか解決しようとする政策動向が有効に作用し得るか、自分なりの解を持つことができる。 (能力) 3. 国際的な動向を踏まえて、日本の学校・教員を巡る政策動向を説明することができる。(A-2-3) 4. 日本の学校・教員が抱える諸課題を複合的に認識し、解決に向けた自分なりの問題設定をすることができる。(A-4-3) この科目は文理学部学士(教育学)のDP及びCPの2, 4に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | (1)具体的な授業の方法 対面授業と授業資料(音声付きPowerPoint)を組み合わせておこなう。一部の回では、Zoomを使用する。 基本的には、Blackboardで提示した授業資料を閲覧し、事後学習・復習ををした後に確認テストの実施または課題を提出する。事前学習・授業課題・事後学習を通して、学生は各自でノートを作成する。細かい指示は、授業開始後にBlackboardの連絡事項を通じて伝達する。 (2)フィードバックの方法 授業資料の配布・確認テストや課題の実施・提出は、すべてBlackboardでおこなう。フィードバックは、第7回課題については個別に、それ以外は全体にフィードバックする。確認テストにおいても、やや複雑な問題についてはコメントを用意してあるので、実施後に確認すること。 (3)対面に参加できない学生の代替方法 ・体調不良時は、保健室に必要書類等を準備して相談し、認められた場合のみ遠隔による参加を認める。 ・事前にメールで相談すること。事後の申請については対応しない。 |
履修条件 | なし |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス: 教師との出会いを振り返る+最終課題(学級通信の作成)の説明
【事前学習】これまでに出会った教師、受けた授業を振り返り、その特徴的な点を端的にノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】「『良い』教師、『良い』授業の要件」をノートにまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
教員の職務内容とその意義
【事前学習】教科書第3章と授業資料を読み、教員の職務内容をノートに整理する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】復習をして、確認テストを実施する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
教員の地位と身分①: 教員の地位と身分保障
【事前学習】教科書第5章1と授業資料を読み、その内容をノートに整理する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】教育公務員の身分保障の意味と指摘されている問題について、1000文字程度にまとめて提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
教員の地位と身分②: 教員の服務=判例をその時代背景とともに読み解き、条文解釈の今日的な動向を把握する(A-4-3)
【事前学習】教科書第5章2、3と授業資料を読み、その内容をノートに整理する。扱われている法令の判例と解説を『解説教育六法』で調べる。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】地方公務員法第32条、第36条・教育公務員特例法第18条1について授業で扱った以外の事例を検索し、その判例の内容と時期的な背景を踏まえて授業で扱った判例と比較し、ノートにまとめる。復習をして、確認テストを実施する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
教員の地位と身分③: 教員の待遇
【事前学習】教科書第5章4、5と授業資料を読み、その内容をノートに整理する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】復習をして、確認テストを実施する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
教員研修の意義と種類: 日本の教員研修の歴史的意義と今日的課題とを理解する=課題解決に必要な点を指摘する(A-4-3)
【事前学習】教科書第4章1、2、第6章と授業資料を読み、その内容をノートに整理する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】教職員支援機構(NITS)と自身の居住地にある教育センターのウェブを閲覧して、どのような研修が実施されているかノートにまとめる。復習をして、確認テストを実施する。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
7 |
教員の免許制度①: 日本の教員免許制度
【事前学習】教科書第2章と授業資料を読み、その内容をノートに整理する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】「相当免許状主義」の例外措置が拡大している要因とその問題性について、1000文字程度にまとめてBlackboardで提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
教員の免許制度②: 世界の教員免許制度と日本の改革動向=教員免許制度をめぐる国際的な動向を踏まえて教員免許制度の意義と課題を説明する(A-2-3)
【事前学習】「教員養成6年制」がなぜ議論されたのかについてインターネット等で調べ、そうした議論が起きた要因と課題とをノートに整理する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】教員免許が教員の質の維持・向上に寄与しているのか、また寄与するために必要な要件は何かについてノートにまとめる。復習をして、確認テストを実施する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
質問・相談会
【事前学習】これまでの授業を振り返る。 (2時間) 【事後学習】今後の授業の受講の方法、取り組みについて見直す。 (2時間) 【授業形態】同時双方向型授業 |
10 |
教員のやりがいとバーンアウト: 両者の関係を多国間調査のデータ等をもとに把握し、日本的特性を見出す(A-2-3)
【事前学習】教科書第7章1、2、3、5と授業資料を読んで、その内容をノートに整理する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】「教員のやりがいとバーンアウトの関係」について自分の言葉でノートにまとめる。復習をして、確認テストを実施する。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
11 |
価値多様化社会の中の専門職
【事前学習】「『教員の権威』は低下しているか」について、自分なりの考えをノートにまとめる。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】復習をして、確認テストを実施する。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
12 |
新しい教師の力量
【事前学習】OECDと教育とのかかわりについて、インターネット等で調べる。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】国際的な動向を踏まえ、現代の教員に求められていることを自分の言葉でノートにまとめる。復習をして、確認テストを実施する。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
13 |
チーム学校
【事前学習】出身小学校または中学校のホームページを閲覧し、「チーム学校」としてどのような活動をしているか調べ、その内容をノートにまとめる。質問事項は掲示板に投稿する。ディスカッションは時事的な話題をテーマに議論する。テーマは、数週間前に提示するので、インターネットや図書館で調べ、自分なりの考えをまとめておく。 (2時間) 【事後学習】現在の日本で「チーム学校」が必要とされている理由について、1000文字程度でノートにまとめる。復習をして、確認テストを実施する。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
14 |
自己の教職観を表現する: 学級通信の作成(A-4-3)
【事前学習】自己の指導観の「軸」を、主に学級運営の側面から考える。クラス担任として初回の「学級新聞」でクラスの運営方針を作成し、ノートにまとめる。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】質問への回答を、各自の作業内容に活かす。 (2時間) 【授業形態】課題研究 |
15 |
学級通信をもとに学級運営方針をプレゼンテーションする
【事前学習】プレゼンテーションの準備をおこなう。Zoomの「画面の共有」機能の使い方を確認する。 (2時間) 【事後学習】プレゼンテーションで得られた意見を踏まえて、提出した最終課題を修正する。また、自己評価の結果を、今後の履修にどのように活かすか考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 羽田積男・関川悦雄 『現代教職論』 弘文社 2016年 勝野正章、窪田眞二、今野健一、中嶋哲彦、世取山洋介 『教育小六法2023』 学陽書房 2023年 その他、授業時に配布する。プリント資料も適宜、使用する。 |
参考書 | 適宜、授業時に紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:最終課題のレポートで、近年の学校・教員を巡る状況の変化を国際的な動向を踏まえて自分の言葉で説明することができているかを評価する(ねらい1・2・3・4・A-2-3、A-4-3)。(45%)、授業内テスト:授業で課す小テストで、問題の所在や政策動向について理解できているかを評価する (ねらい1・2・3・4・A-2-3、A-4-3)。(45%)、授業参画度:質問等の積極的な参加姿勢を評価する。(10%) 以上の内容をもとに、総合的に判断する。なお、遠隔受講を認めた学生についてはZoomでの参加またはオンデマンド資料の閲覧で対応するが、いずれの措置であっても対面参加と同様に扱うので、成績評価には影響しない。 |
オフィスアワー | 授業前後のほか、随時、Blackboard経由でメールにて質問を受け付ける。 |
備考 | 1. 諸事情により、授業の形態等を変更することがあり得る。変更する場合は、原則、事前にBlackboardで告知する。 2. 課題レポートのフィードバックは、個別の場合はBlackboardの採点コメント欄、全体へのフィードバックは連絡事項でおこなう。履修人数が多いので、コメントを返すのは1か月ほどかかる予定である。 3. 学生への連絡は、基本的にBbの連絡事項・メールでおこなう。授業実施期間中は、必ず定期的にチェックすること。 4. Zoomを利用した授業では、カメラONで参加することを求める(活動状況を確認できるようにするため)。どうしてもカメラONにできない場合は、その旨、事前に教員に理由を伝えて承諾を得ること。 5. 配当教室によっては、第15回の授業のディスカッションが困難な可能性もある。その場合はZoomで実施するかわりに、第9回授業の相談を対面での実施に変更する予定。 |