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令和2年度以降入学者 | 教育原論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 教育原論 | ||||
教員名 | 日暮トモ子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | 主として対面授業で行う。一部、オンデマンド型授業や課題研究にて実施する。 |
Blackboard ID | 20231586 |
授業概要 | 今日の子どもや教育を巡る問題を考えるための手がかりとして、わが国の教育システムを成り立たせている基本的な論理とその歴史について基礎的な知識を提供する。教育の目的や内容に関わる理論や思想の歴史を学ぶとともに、教育の機能、教育制度・政策、教育課程の基礎理論を理解する。 「教育」に対する見方や考え方についての歴史やわが国の教育システムを成り立たせている基本的な論理についての基礎的な知識の習得を通じて、自らの「教育」に対する見方について再考を促す。その上で、「教育」とは何か、「教育」という営みが人間の成長、発達にとってどのような意味があるかを考えながら、教育と人間への関心を高め、「教育」を通じて、人間を、さらに自分を見つめなおす機会へと繋げていきたい。 |
授業のねらい・到達目標 | (1)本授業のねらいは、以下のとおりである。 ・日本の教育システムを成り立たせている基本的な論理と歴史について理解する。 ・教育の役割・機能、教育課程の理論、教育法規体系の考え方を身につける。 (2)本授業の到達目標は、以下のとおりである。 ・教育の基本的な概念や教育を成り立たせる諸要素とそれらの相互関係を理解することができる。 ・教育の歴史や思想に関する基本的な知識を身につけ、人間にとっての教育の意味を考え、その必要性を理解することができる。(A-2-2、A-1-2) ・上記の知識や理解をもとに、自らの教育観(教育とはどのようなもので、どうあるべきかについての考え)を述べることができる。(A-4-2、A-8-2) <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(教育学))のDP1、DP2、DP4、DP8及びCP1、CP2、CP4、CP8に対応している。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | ・授業の前日までに、Blackboard上に授業資料を配信するので、受講生はそれを事前に読んでおくこと。 ・毎回授業終了後にリアクションペーパーの提出を課す。 ・小テスト及びレポートについては、それぞれ翌週に解説・講評を行う。 ・受講者数にもよるが、グループワークやディスカッションの機会を設ける予定である。 ・やむを得ない事情で対面授業に参加できない場合、対面授業終了後、Blackboardに記載している期日までに動画を視聴し、課題を提出すること。 |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション(授業の概要と進め方の説明) 「教育」とは何か、よい教育、よい先生とはどのような教育、先生か。 【事前学習】シラバスをよく読み、授業の全体像について把握すること。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、自身が受けてきた教育について振り返る。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
Ⅰ.教育の目的:「教育」概念の曖昧さ、「教育とは何か」について考える方法
【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、「教育とは何か」について考えるためのポイントを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
Ⅱ.教育の機能:学習の助成としての教育 Ⅲ.教育と発達:野生児、遺伝と環境 【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、教育の機能、教育と発達の関係を捉えるためのポイントを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
Ⅳ.教育と学校・家庭・社会:組織的教育と非組織的教育、公教育と私教育、学校・家庭・地域社会の関係
【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、公教育の役割について整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
Ⅴ.教育と国家・制度・政策①:教育制度・政策の基本原理、教育法令体系
【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、教育制度・政策の基本原理を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
Ⅴ.教育と国家・制度・政策②:教育課程の意義および編成、学習指導要領の変遷、学習指導と生活指導、学力観 復習のための小テスト① 【事前学習】これまでの資料を見直し、小テストに備えること。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、学習指導要領の変遷について改訂ごとのポイントを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
Ⅵ.子ども観と教育:歴史的概念としての「子ども」
【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、子どもに対する見方の変化についてまとめること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
Ⅶ.「学校」という場-何のために、何を学ぶのか:学校の歴史、教師の役割
【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、学校の機能・役割、教師の役割についてポイントを整理すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
Ⅷ.西洋の教育思想と学校の歴史①:前近代の状況、ロック、ルソーの教育思想と教育課題
【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、西洋の前近代の教育状況の特徴についてポイントを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
Ⅷ.西洋の教育思想と学校の歴史②:近代公教育制度の成立と普及、ヘルバルト、ペスタロッチ、フレーベルの教育思想と教育課題
【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、西洋の近代公教育制度の成立過程の特徴についてポイントを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
Ⅷ.西洋の教育思想と学校の歴史③:新教育運動の展開、運動の歴史的意味、デューイ、モンテソーリの教育思想と教育課題
【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、新教育運動の歴史的意味についてポイントを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
Ⅸ.日本における教育改革の歴史①:前近代の状況および近代学校教育制度の成立と普及 復習のための小テスト② 【事前学習】これまでの資料を見直し、小テストに備えること。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、日本の近代学校制度成立過程の特徴についてポイントを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
Ⅸ.日本における教育改革の歴史②:大正新教育の展開 Ⅸ.日本における教育改革の歴史③:国家主義教育と戦後教育改革の展開 【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、日本の大正期、昭和期の教育の特徴についてポイントを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
Ⅹ.学校化社会への批判と新たな学びへの試み、生涯学習社会に向けて
【事前学習】第1回~第13回までの講義内容を復習し、レポートで取り上げるテーマ等を検討し、レポート作成の準備を行う。 (2時間) 【事後学習】提出したレポートの振り返り、修正等を行うこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業のまとめ-改めて自らの教育観を振り返る-
【事前学習】講義内容全体の復習を行い、本講義を通じて、学んだことを整理する。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、自らの教育に対する見方を再考する。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業、課題研究 |
その他 | |
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教科書 | 教科書は特に定めません。Blackboard上に講義資料を配信します。 |
参考書 | 田嶋一ほか 『やさしい教育原理 (有斐閣アルマ )』 有斐閣 2016年 第3版 勝野正章・庄井良信 『問いからはじめる教育学』 有斐閣 今井康雄編 『教育思想史』 有斐閣 2009年 広岡義之・津田徹 『はじめて学ぶ教育の制度と歴史』 ミネルヴァ書房 2019年 関川悦雄・北野秋男 『教育思想のルーツを求めて』 啓明出版 2009年 木村元・小玉重夫・船橋一男 『教育学をつかむ』 有斐閣 2011年 上記の他、授業内で適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(40%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(30%) ・4 回以上の欠席の場合、単位修得が認められない場合があります。 ・授業参画度はリアクションペーパーやミニレポートの提出で評価します。 ・復習のための小テスト(授業内テスト)を数回実施します。資料を見ながら答えてくださってかまいません。 |
オフィスアワー | メールやBlackboardで適宜対応します。授業内でE-mailアドレスを伝えるので確認してください。 |
備考 | ・受講者数にもよりますが、グループワークやディスカッションの機会を設ける予定ですので、積極的に授業に参加することを期待します。 |