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令和2年度以降入学者 | 社会科・公民科教育法Ⅰ | ||||
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令和元年度以前入学者 | 社会科・公民科教育法Ⅰ | ||||
教員名 | 梶輝行 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | 対面授業(一部遠隔授業あり) *後期の社会科・公民科教育法Ⅱ(担当:梶輝行)と連関しているので、本科目とともに履修することが推奨します。それについては第1回授業で説明) |
Blackboard ID | 20231565 |
授業概要 | 本講義は、これまでの公立高校での授業実践と学校経営の経験、そして教育委員会事務局の指導主事や文部科学省の学習指導要領改訂の委員としての教育行政の経験をもとに、社会科・公民科の教員として教科・科目についての理解と実際に授業実践する指導力(ICT活用を含む)の形成と向上は、現代の学校教育にとって不可欠な教科専門の分野にあり、教科・科目の特性や指導法について考察し理解を深める。また、新学習指導要領に基づくカリキュラム・マネジメントの知識と技能を身に付け、生徒の能力や個性を伸ばす教科指導法とは何かについて考察し、また課題の解決を通じて理解を深める。本講義のテーマは「中学校社会科・高等学校公民科の教科教育の基礎となる理論と実践的な知識・スキルを学ぶ」ことである。 |
授業のねらい・到達目標 | 1)学習指導要領における当該教科の目標及び主な内容並びに全体構造を理解する(A-1-3)。 2)個別の学習内容について指導上の留意点を理解する(A-1-3)。 3)当該教科の学習評価の考え方を理解する(A-1-3)。 4)当該教科と背景となる学問領域との関係を理解し、教材研究に活用することができる(A-5-3)。 5)発展的な学習内容について探究し、学習指導(ICT活用を含む)への位置付けを考察することができる(A-3-3)。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 講義・演習 学習指導要領に基づき社会科・公民科の教員として必要な基礎的な資質・能力を育むため、教科教育の理論を歴史的・学問的な視点から理解を深めるとともに、社会的な事象・事項について諸資料から多面的・多角的に考察し課題解決する学び方を身に付け、学校での教科指導の現状を踏まえながら社会科と公民科の学習内容について、授業設計をし、教材作成なども含めて実践に向けた基礎的な知識と指導スキル(ICT活用を含む)を講義や課題の解決等を通じて学ぶ。本授業では事前学習1時間程度と事後学習2時間程度を目安とする。オンデマンド配信の授業回に関しては第1回の授業で日程確認を行い、それに基づいて計画的に学習する。この際、課題提出や授業内での確認テストの実施日は日時指定するので、十分留意して対応する。教育実習に向けた理論的・実践的な教科指導の方法を講義し、模擬授業の演習活動を展開しますので原則対面授業での受講となります。ただし、対面授業に参加できない旨を大学から承認された学生についてはBlackboardを通じて対面授業に代わる遠隔授業を配信して対応する予定です。この場合、体験的な学習指導を受けられません。教育実習は直接の体験的な実習ですので、それを受講しないと免許取得につながりません。そこで本科目で実施する対面授業を受講して指導力を身に付けることを推奨します。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業の目的・目標と内容、授業展開の概要説明)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
社会科・公民科教育の歴史的変遷と各校種での社会科教育の現状についての整理
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
中学校学習指導要領に基づく社会科教育の教育課程上の位置づけの理解/単元構成配列表の考察・作成
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
中学校社会科の目標・内容構成の考察と指導計画のイメージ考察/年間指導計画の考察
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
5 |
中学校社会科の分野別の指導特性と学習活動の位置づけの考察/年間指導計画の考察・作成
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
高等学校学習指導要領に基づく公民科教育の教育課程上の位置づけの理解/単元構成配列表の考察・作成
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習】 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
高等学校公民科の目標・科目構成の考察と指導計画のイメージ考察/年間指導計画の考察
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
高等学校公民科の科目別の指導特性と学習活動の位置づけの考察/年間指導計画の考察・作成
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
授業づくり(生徒の学習状況理解から学習計画作成のプロセス)/教科指導上の生徒理解の方法考察
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
授業づくり(年間と単元の指導計画と学習指導案の関係づけと作成のプロセス)/単元指導計画の再考
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
11 |
授業づくり(中学校社会科地理的・歴史的分野の授業実践・評価のプロセス)/分野間の横断的・総合的指導
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
12 |
授業づくり(中学校公民的分野の授業実践・評価のプロセス)/年間指導計画における学習評価計画の考察
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
授業づくり(高等学校公民科公共、倫理、政治・経済の授業実践・評価のプロセス)
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
授業改善に向けた授業研究の意義と方法
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
15 |
中学校と高等学校の社会科・公民科教育の連続性・一貫性の考察と授業のまとめ/確認テストと解説
【事前学習】シラバスの確認と教科書当該ページの予習 (2時間) 【事後学習】授業で整理した課題の考察と復習 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 梶 輝行 『社会科・地理歴史科・公民科教育法』 大学教育学術出版部 2023年 第1版 「社会科・公民科教育法Ⅰの授業では、『社会科・地理歴史科・公民科教育法』(新学習指導要領対応の新版)を活用して学習を進めます。授業スライドの内容を確認して、『社会科・地理歴史科・公民科教育法』の該当部分に記入し、新学習指導要領の移行・導入の時期にあたるのでしっかり考察し、理解を深めながら学習を進める。確認テストでは、この2つの教科書を活用して学習し設問に対して解答を行う。教科書は各自で大学での教科書販売を通じて入手する。なお、中学校と高等学校の新学習指導要領とその解説、評価資料については、市販冊子の購入はせず、文部科学省や国立教育政策研究所のホームページよりダウンロードして活用するため、このことについては授業の中で紹介するので各自理解のこと。 |
参考書 | 中学校社会科の教科書と高等学校公民科の科目教科書についての用意は、自らが各校種で活用した教科書などを使用するので準備すること。 中学校社会科と高等学校公民科の新学習指導要領の解説と評価資料は、文部科学省と国立教育政策研究所のホームページからダウンロードして活用すること。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:2回:授業の中でテーマを提示し、書式を配信してメール添付で提出(30%)、授業内テスト:1回:授業内テストとして第15回に実施(70%) 授業内での確認テストは、1回実施する。『社会科・地理歴史科・公民科教育法』を活用して問題に取り組む。対面授業により最終回の授業内で確認テストを実施しますが、受講できない学生には他の方法を提示し、それをもって評価資料とする予定です。 |
オフィスアワー | 授業内で案内するメールアドレスを活用する。また、Blackboardの掲示板等も活用する。 |
備考 | 教職課程で中学校社会科と高等学校公民科の教員免許の取得をめざす学生にとって、教育課程の位置付けや教科・科目の特性について法的根拠に基づいて考察し、内容の取扱いや指導上の留意点の理解を深めながら学習し、実際の年間指導計画や単元指導計画、そして学習指導案の作成等の実践的な知識とスキルを、教育実習に向けて習得し、活用できるように学ぶことが重要である。関係の新学習指導要領と評価資料は、文部科学省と国立教育政策研究所のホームページから事前にダウンロードして準備して活用する。これについては授業の中で案内する。 社会科系は受講者が多いことが予測されるので、講義が始まる前までに早めに大学での教科書販売を通じて確実に入手して準備する。 本科目はⅠとして基本的な知識とスキルを習得するが、ここで作成した学習指導案等の資料を社会科・公民科教育法Ⅱで模擬授業の実践に活用するので、Ⅰに続いてⅡを履修することを勧める。 |