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生命科学特別講義2(食品科学)

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令和2年度以降入学者 生命科学特別講義2(食品科学)
令和元年度以前入学者 生命科学特別講義2(食品科学)
教員名 大倉哲也
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 生命科学科
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 状況に応じて遠隔授業 (On Line授業(Zoomなどを通じた同時双方向型授業)とオンデマンド授業(Blackboardを通じたスライド資料などの配信を組みあわせる。
Blackboard ID 20234442
授業概要 本講義では,企業の方を含む様々な食品科学分野の研究者を講師に招き,炊飯,時間栄養学,食品の商品開発,食品物性,CRISPR/Cas9,野菜収穫後生理,糖鎖,米粉パン米粉麺,乳酸菌,醤油,香料,ビール、食品微生物,放射線検出,美味しさ等についてオムニバス形式によって概説し、幅広く食品分野についての理解を深める。
授業のねらい・到達目標 <知識>
食品科学は各論に分かれているため,様々な分野で活躍する研究者および企業の方が講義を行うことで,食品・食物に関わる多様な知識を学修し,それに基づいて自分自身や他者との違いについて考えるだけでなく,周りで起きている物事について自発的に考える習慣を涵養する。これにより,いろんな場面で起きている現象に即して,既存の知識を応用しながら物事を論理的に説明することができる。また,日常生活で自分が食べている食べ物や,自分の食べ物に対する嗜好性に潜んでいる科学的問題を自ら見出し,専門的知識に基づいて説明することができるとともに,自分の経験を振り返り自分自身を分析することができる。
<能力>
この科目は文理学部生命科学科(学士(理学))のディプロマポリシーDP2, 3, 4, 5およびカリキュラムポリシーCP2, 3, 4, 5に対応している。
・現代社会における科学技術の状況や役割を理解し,国際社会が直面している問題を説明することができる(DP2-2)。
・既存の知識にとらわれることなく,物事を論理的・批判的に説明することができる(DP3-2)。
・日常生活における現象に潜む科学的問題を見出し,専門的知識に基づいて説明することができる(DP4-2)。
・新しい問題に取り組む意識を持ち,そのために必要な情報を収集することができる(DP5-2)。

各回の授業・事前学習・事後学習を通して,日本大学教育憲章にある以下の能力を身につけることを目標とする。
A-2(DP2・CP2):世界の現状を理解し,説明する力
A-3 (DP3・CP3): 論理的・批判的思考力
A-4 (DP4・CP4): 問題発見・解決力
A-5(DP5・CP5):挑戦力
授業の形式 講義、オムニバス
授業の方法 対面講義により、複数の講師による講義をオムニバス形式で行う。状況によってはとOn Line配信(Zoomを通じた同時双方向型授業)も考える。未定の場合は、blackboardを介して、事前に連絡する。また、Zoomやメール、Blackboardの掲示板機能などを通じて、教員からのコメントを伝えるとともに「質問」や「議論」の機会を提供する。
履修条件 生命科学概論1・2と生化学1を履修していることが望ましい。
授業計画
1 ガイダンス: 講義目的・内容の説明と講師紹介  
対面授業
【事前学習】食品科学とはどの様な分野か自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】この講義で学習する内容をまとめておく。 (2時間)
【担当教員】大倉 哲也
【授業形態】対面授業
2 時間栄養学および老化防止食品: 時刻によって変わる食事の効果やその実験事例などについて概説する。 
これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。対面授業。
【事前学習】食事の時間について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】食事と時間との関係を十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【担当教員】大池 秀明
【授業形態】対面授業
3 嗜好を科学する;フードバリューチェーンを考えたイノベーション
これにより「世界の現状を理解し,説明する力(A-2)および論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。blackboardによるスライド資料と課題を配信し、課題を提出。blackboardによるスライド資料と課題を配信し、課題を提出予定。
【事前学習】脂と糖のおいしさ、牛丼の玉ねぎの役割について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】嗜好を食品開発に生かすにはどうすれば良いかを十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【担当教員】永井 元
【授業形態】対面授業
4 食品物性と構造との相関: ガラス化技術など食品の加工技術について概説する。  
食品物性に関わる構造について学習することで「問題発見・解決力(A-4)」を養う
対面授業。OneDriveにて、スライド資料並びに課題を配布と期日までの提出。課題と出席点とで評価。
【事前学習】食品加工について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】食品物性と構造との関係を十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【担当教員】萩原 知明
【授業形態】対面授業
5 食品の品質管理: 食品の品質管理;異物混入防止、食品安全規約などについて概説する。 
これにより「世界の現状を理解し,説明する力(A-2)および論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。対面授業で、課題を提出予定。
【事前学習】食品異物混入が起こる可能性について自身の考えをまとめておく。これにより「世界の現状を理解し,説明する力(A-2)」を養う。 (2時間)
【事後学習】HACCPや食品安全性を十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【担当教員】鈴木 正浩
【授業形態】対面授業
6 CRISPR/Cas9技術と応用: ゲノム編集を活用したトマトの成熟コントロールについて概説する。  
新しい組換え技術を知ることで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
対面授業、期日までの課題提出。課題と出席点とで評価。
【事前学習】ゲノム編集について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】新しい組換え技術ついて十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【担当教員】伊藤 康博
【授業形態】対面授業
7 甘くない糖鎖の話: 糖の機能性やその応用に関する研究開発について概説する。  
糖鎖についての新たな知見を得ることで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
日大文理学部で対面授業。
【事前学習】糖質や糖鎖について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】糖鎖について十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【担当教員】今場 司朗
【授業形態】対面授業
8 米粉パンや米粉麺いろいろ: 米粉特性に基づいた製パン・製麺技術について概説する。 
米粉パンや米粉麺の最新情報を得ることで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
日大文理学部で対面授業
【事前学習】米粉の利用について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】米粉パン・麺の最新情報ついて十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【担当教員】奥西 智哉
【授業形態】対面授業
9 乳の科学:乳に含まれるタンパク質・乳糖・乳脂肪の生理学的・生化学的な性質と機能性について概説する。
これらが、乳の加工特性に果たす役割を理解することで、「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
日大文理学部で対面授業。blackboardで資料配信と小テスト。小テストと出席点で評価。
【事前学習】 乳タンパク質の機能性について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】フードファディズムについて十分に理解し,説明できるようにしておく。 これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【担当教員】高山 喜晴
【授業形態】対面授業
10 醤油いろいろ: 醤油などの商品開発などについて概説する。  
醤油等の食品の商品開発について知ることで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
対面授業。
【事前学習】醤油について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】醤油の歴史や製造法について十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【担当教員】北倉 芳久
【授業形態】対面授業
11 ビール概論 企業でのビールの製造・開発などについて概説する。  
ビルの歴史や製造法について知ることで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
対面授業blackboardによるスライド資料と課題を配信し、課題の提出。課題と出席点で評価。
【事前学習】日ごろ見かけるビールについて自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】ビールの歴史や製造法について十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【担当教員】小林 統
【授業形態】対面授業
12 食品香料の基礎 ~開発と応用~; 香料の役割や業界で使用する技術などについて概説する。  
食品香料の使われ方や歴史について知ることで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
対面授業。授業内アンケートと出席点で評価。
【事前学習】食品香料について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】食品香料の使われ方や歴史について十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【担当教員】鈴木 紀生
【授業形態】対面授業
13 発酵食品微生物: 発酵に関わる微生物やその研究開発などについて概説する。  
これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。blackboardで資料配信とミニテスト。ミニテストと出席点で評価。
【事前学習】発酵食品について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】発酵に関わる微生物について十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【担当教員】下飯 仁
【授業形態】対面授業
14 放射線検出: 福島原発事故を例に食品の放射能汚染への対応や低減技術などについて概説する。  
福島後の食品検査について知ることで「世界の現状を理解し,説明する力(A-2)および論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。対面授業。期日までの課題提出。課題と出席点とで評価。
【事前学習】放射能汚染について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】福島後の食品検査について十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【担当教員】八戸 真弓
【授業形態】対面授業
15 美味しさの科学: 何をどうやって食べるのか,美味しさの不思議について概説する。 
美味しさについて自分のことを分析することで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
対面授業。blackboardで資料配信。期日までの課題提出。課題と出席点とで評価。
【事前学習】美味しさについて自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】美味しさについて十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う (2時間)
【担当教員】大倉 哲也
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用せず。
参考書 中島春紫 『日本の伝統 発酵の科学 (講談社ブルーバックス)』 講談社 2018年 第5版
成績評価の方法及び基準 レポート:課題についてレポートを提出 (20%)、授業内テスト:授業内小テストなど (20%)、授業参画度:授業内でのレスポンスなど (60%)
・「授業内テスト」「課題提出」を数回行い,学んだ内容を説明できるかどうかで論理的・批判的思考力(A-3)を評価する。
・「授業参画度」を評価するために,リアクションペーパー等を回収する。そこに書かれた内容を通して,世界の現状を理解し,説明する力(A-2),問題発見・解決力(A-4)ならびに挑戦力(A-5)を評価する。リアクションペーパー等に書く内容については講義中に説明する。
・授業参画度や出席が重要なので、5回以上欠席すると単位取得は厳しい状況となります。
オフィスアワー 質問等はそれぞれ講義終了後にメールで受け付けます。

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