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植物分子科学

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令和2年度以降入学者 植物分子科学
令和元年度以前入学者 植物分子科学
教員名 中里勝芳
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 生命科学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 【対面授業】
パワーポイント資料のスライド映写と板書を併用した講義形式で行う。
Blackboard ID 20234435
授業概要 植物の巧みな生命戦略と遺伝子組換えについて学ぶ。植物は動物と共通の祖先から生まれながら、異なる戦略をとることにより地球上で繁栄してきた。この授業終了段階までに、植物の生命戦略を支えるいくつかの具体的な現象とそれらの機構について分子レベルで学ぶことができる。また、植物の遺伝子組換えの手法と応用例について学ぶことができる。
授業のねらい・到達目標 <知識>
・植物細胞の構造と機能、炭素固定反応、光センサー、植物ホルモンについて理解し、説明できるようになる。
・様々な分子生物学的現象に対して,その生物学的意義を考え,説明することができる。

<能力>
この科目は文理学部生命科学科(学士(理学))のディプロマポリシーDP3, 4, 5およびカリキュラムポリシーCP3, 4, 5に対応している。
・物事を既存の知識にとらわれることなく,科学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し,説明することができる(DP3-3)。
・日常生活における現象に潜む科学的問題を見出し,専門的知識に基づいて解決策を提案できる(DP4-3)。
・新しい問題に取り組む意識を持ち,そのために必要な情報を収集し,それを分析して理解することができる(DP5-3)。
各回の授業・事前学習・事後学習を通して、日本大学教育憲章にある以下の能力を身につけることができる。
A-3(DP3・CP3):論理的・批判的思考力
A-4(DP4・CP4):問題発見・解決力
A-5(DP5・CP5):挑戦力
授業の形式 講義
授業の方法 授業の形式:[講義]
パワーポイント資料のスライド映写と板書を併用した講義形式で行う。毎回の授業で(ガイダンスを除く)授業内容に関する簡単な問題を出すので、解答をリアクションペーパーに書き提出する。対面授業に出席できない学生への対応:(1)履修登録時に担当教員に連絡して履修の許可を得る。履修許可を得た学生はBlackboardを通じてオンデマンド型授業を受講する。(2)感染症に罹患するなどで一時的に対面授業に出席できない学生は、当該授業をBlackboardを通じてオンデマンド型授業を受講する。受講方法(課題提出方法を含む)は該当者がいた場合に、Blackboardを通じて連絡する。「授業内テスト」はすべての受講者が受験する。対面授業に出席できない学生の「授業内テスト」の受験方法については、試験前の授業で連絡します。
履修条件 なし
授業計画
1 ガイダンス:授業のテーマや到達目標および授業の方法についての説明するとともに、受講するうえで必要になる基本的な事柄を学ぶ。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、おおよその講義内容を知っておく。 (2時間)
【事後学習】第2回以降の授業に備え、高校教科書レベルの内容を理解しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 細胞コンパートメント:生体膜の構造と細胞小器官、細胞壁、膜輸送について学ぶ
【事前学習】植物細胞の構造について学習し、その構造の役割について考えておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】種々の細胞小器官について調べる。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 植物の光合成1:葉緑体の構造と機能について学ぶ。
【事前学習】葉緑体の構造と機能について調べ、その役割について考える。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】光合成電子伝達系の役割を考える。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 植物の光合成2:カルビン回路について学ぶ。
【事前学習】カルビン回路について調べ、炭素固定反応の特徴について考える。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】炭素固定の速度を遅くしている要因について考える。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 植物の生命戦略1:フィトクロムの構造と機能について学ぶ。
【事前学習】フィトクロムの構造や機能について調べ、植物に存在する意味を考える。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】フィトクロムについてさらに学び、その役割について考える。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 植物の生命戦略2:植物ホルモンおよびオーキシンによる成長制御について学ぶ。
【事前学習】植物ホルモンについて調べ、その役割について考えておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】オーキシンの役割についてさらに調べ、考える。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 植物の生命戦略3:ジベレリンによる背丈の調節について学ぶ。
【事前学習】ジベレリンについて調べ、の構造と機能について考える。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】ジベレリンのついて調べ、その役割について考える。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 植物の生命戦略4:植物病原体に対する応答について学ぶ。
【事前学習】植物病原体について調べ、その影響について考える。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】非生物的ストレスに対する植物の応答について調べる。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 植物の生命戦略5:水の長距離輸送について学ぶ。
【事前学習】数十メートルの木の最上部まで水が輸送される理由を考えておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】毛細管現象、浸透圧、水の凝集力について調べ、その効果について考える。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 植物へのさまざまな環境ストレスについて学ぶ。
【事前学習】植物に対する環境ストレスについて調べ、ストレスの影響について考える。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】植物における基本的な環境ストレス応答の仕組み説明できるようにする。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 遺伝子組み換えによる塩ストレス耐性植物の作成について学ぶ。
【事前学習】植物の塩ストレスについて調べ、その影響について考えておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】遺伝子組換え作物の問題点に調べ、対応を考える。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 植物の遺伝子組換え技術について学ぶ、その1
【事前学習】遺伝子組換え技術について調べ、基礎的なことを理解しておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】遺伝子組換え技術についてさらに調べ、理解を深める。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 植物の遺伝子組換え技術について学ぶ、その2
【事前学習】遺伝子組換え技術について調べ、基礎的なことを理解しておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】理解不足であったことについて調べ、理解を深める。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 植物細胞の死について学ぶ。
【事前学習】アポトーシスについて調べ、その意義について考えるておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】理解不足であったことについて調べる。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 一連の講義内容についての理解度と説明力を評価するために「授業内テスト」を実施する。試験終了後に試験の解説を行う。
【事前学習】一連講義内容について復習しておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
【事後学習】理解できなかった事柄について調べる。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用せず。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:学期末の「授業内テスト」で理解度や説明力を評価する。(70%)、授業参画度:毎回のリアクションペーパーに書かれている内容で評価する。(30%)
・学期末に「授業内テスト」を行い、講義内容の理解度や説明力を評価することで、論理的・批判的思考力(A-3)を評価する。
・「授業参加度」を評価するために、毎回の授業で講義内容に関する簡単な質問をだ出し、解答が書かれたリアクションペーパーを回収する。そこに書かれた内容で、問題発見・解決力(A-4)ならびに省察力(A-8)を評価する。
オフィスアワー 授業終了後の休み時間または本館6階601の研究室に居るとき

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