文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 地理学科 > 野外調査法(含実習)
日本大学ロゴ

野外調査法(含実習)

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 野外調査法(含実習)
令和元年度以前入学者 野外調査法(含実習)
教員名 森島済
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 地理学科
学期 前期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
Blackboard ID 20231260
授業概要 夏季に実施するフィールドワークを念頭に,地域特性や先行研究を踏まえた調査計画を立てる。具体的には,人文,社会,自然に関する地理事象について,文献,統計,地図などの資料やデータ等を収集し,まとめた結果について発表,議論を行いながら,調査目的や方法を設定する。これらを通じて,フィールドワークの事前準備にかかるスキル,地理情報の整理,収集方法を教授する。
授業のねらい・到達目標 (1)研究テーマに沿った文献を収集し,これらに基づく研究目的とフィールドワークの方法を設定することができる。
 ・必要な資料,データなどを収集するための基本的なフィールドワーク(現地調査)を実践できる。
 ・調査結果をまとめ,資料を作成し,発表できる。

(2)日本及び世界諸国の自然環境や社会,経済,文化などの現状および相互関係を,自己の理解に基づいて説明することができる。(A-2-2)
 ・提示された客観的な情報を基に,論理的・批判的な思考をすることができる。(A-3-2)
 ・資料や事象を観察・検討して問題を発見し,解決策について考えることができる。(A-4-2)
 ・地理学分野の課題を整理し,その取り組み方法について考えることができる。(A-5-2)
 ・授業における課題を通じて議論する中で,他者を理解し,自分の考えを伝えることができる。(A-6-2)
  *この科目は文理学部(学士(地理学))のDPの1,3,4,5,6及びCPの1,3,4に対応している。

なお,新カリキュラム(令和2年度以降の⼊学者)では,この科⽬は⽂理学部(学⼠(地理学)) のディプロマポリシーDP2~6,及びカリキュラムポリシーCP2~6に対応しており,(2)は同様となる。
授業の形式 講義、演習、実習
授業の方法 研究テーマに基づいて,グループごとに事前に調査目的,フィールドワークの計画を行い,実践する。また,これらの過程において,情報を共有するために,全体で発表を行い,議論し,フィードバックを行う。研究テーマに基づき,グループ単位で学習を進めるが,受講生個々に具体的な目的を決め,主体的に取り組み,調査スキルを習得できるように工夫する。3泊4日程度で現地調査を実施する予定であるが,新型コロナウィルスの状況によっては,日帰り巡検等に切り替えることもある。
履修条件 ①開講前に学科で受講調整を行うので,決められた時限・教員の授業を受講すること。
②後期の森島担当の「地域分析法(含実習)」を履修すること。
授業計画
1 ガイダンス:調査地域の概要説明(A-2-2)
【事前学習】シラバスを確認し,授業全体の流れを理解しておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業で配布した資料を熟読し,研究領域について考えておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
2 文献講読と研究テーマの策定・グループ分け(A-5-2)
【事前学習】授業で配布した資料を熟読し,研究領域について考えておくこと (2時間)
【事後学習】グループごとに研究内容の詳細について話し合い,分担を決めておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
3 文献・資料・データの収集方法について(A-3-2,A-4-2)
【事前学習】研究テーマに関する各種情報を収集しておくこと (2時間)
【事後学習】授業で説明した収集方法を用いて,文献,資料,データを収集しておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
4 文献(従来の研究)に関する発表(1):グループA,B,C(A-2-2,A-3-2,A-4-2,A-5-2,A-6-2)
【事前学習】研究テーマに関する文献を読み,内容をまとめ,パワーポイントを作成して発表できるようにしておくこと (2時間)
【事後学習】授業での指導や議論の内容を参考にして,発表内容を追加・修正しておくこと。また,発表したグループ以外の受講生は,発表者が述べた内容をノートに整理しておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
5 文献(従来の研究)に関する発表(2):グループD,E,F(A-2-2,A-3-2,A-4-2,A-5-2,A-6-2)
【事前学習】研究テーマに関する文献を読み,内容をまとめ,パワーポイントを作成して発表できるようにしておくこと (2時間)
【事後学習】授業での指導や議論の内容を参考にして,発表内容を追加・修正しておくこと。また,発表したグループ以外の受講生は,発表者が述べた内容をノートに整理しておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
6 資料・データに基づく地域概要に関する発表(1):グループA,B,C(A-2-2,A-3-2,A-4-2,A-5-2,A-6-2)
【事前学習】資料とデータから地域概要をまとめ,発表できるようにしておくこと (2時間)
【事後学習】授業での指導や議論の内容を参考にして,発表内容を追加・修正しておくこと。また,発表したグループ以外の受講生は,発表者が述べた内容をノートに整理しておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
7 資料・データに基づく地域概要に関する発表(2):グループD,E,F(A-2-2,A-3-2,A-4-2,A-5-2,A-6-2)
【事前学習】資料とデータから地域概要をまとめ,発表できるようにしておくこと (2時間)
【事後学習】授業での指導や議論の内容を参考にして,発表内容を追加・修正しておくこと。また,発表したグループ以外の受講生は,発表者が述べた内容をノートに整理しておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
8 地理学での現地調査の方法について(A-4-2,A-5-2)
【事前学習】既存研究で行われている現地調査の方法についてまとめておくこと (2時間)
【事後学習】研究テーマに応じた現地調査の方法と計画をまとめてみること (2時間)
【授業形態】対面授業
9 現地調査の計画:グループ別に調査方法を共有し,現地調査の具体的方法を議論する(A-3-2,A-5-2,A-6-2)
【事前学習】研究テーマに応じた現地調査の方法と計画をまとめてみること (2時間)
【事後学習】授業での指導や議論の内容を参考にし,現地調査の具体的計画を完成させつこと (2時間)
【授業形態】対面授業
10 既存資料の収集と分析(1):統計データと既存資料
【事前学習】地域の現状を把握するための統計データや資料を収集しておくこと (2時間)
【事後学習】収集した地図や文献を整理し,主題図を作成してみること (2時間)
【授業形態】対面授業
11 既存資料の収集と分析(2):デジタル地理空間データ(A-3-2,A-4-2,A-5-2)
【事前学習】調査対象地域に関するGISで利用可能なデジタルデータを収集すること (2時間)
【事後学習】デジタル地理空間データを用いて地図を作成してみること (2時間)
【授業形態】対面授業
12 現地調査に関わる資料と事前分析結果の共有(A-4-2)
【事前学習】第10回と第11回で収集した資料をまとめておくこと (2時間)
【事後学習】第10回と第11回で収集した資料を整理し,第9回で作成した現地調査計画に反映させておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
13 研究テーマの進展度と現地調査計画の発表と確認:全グループ(A-2-2,A-3-2,A-4-2,A-5-2,A-6-2)
【事前学習】研究背景と調査の目的,現地調査計画を発表できるようにしておくこと (2時間)
【事後学習】授業での指導や議論を参考にして,調査計画等をアップデートし,ハンドブック原稿のたたき台を作成してみること (2時間)
【授業形態】対面授業
14 現地調査用ハンドブックの作成(1):各グループの今までの研究テーマに関して調査・分析したことや現地調査計画等をまとめる。(A-2-2,A-3-2,A-4-2,A-5-2)
【事前学習】授業での指導や議論を参考にして,調査計画等をアップデートし,ハンドブック原稿のたたき台を作成してみること (2時間)
【事後学習】現地調査用ハンドブックの完成原稿を作成しておくこと。 (3時間)
【授業形態】対面授業
15 現地調査用ハンドブックの作成(2):印刷された原稿をまとめ,現地調査用のハンドブックを完成させる。授業のまとめ。(A-2-2,A-3-2,A-4-2,A-5-2)
【事前学習】現地調査用ハンドブックの完成原稿をBBに提出すること (2時間)
【事後学習】完成した現地調査用ハンドブックを確認し,現地調査の準備を行うこと (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 なし
参考書 適宜,授業中に紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:現地調査計画書(30%)、授業参画度:リアクションペーパー・ディスカッション・発表による(40%)、発表や調査内容(30%)
オフィスアワー 火曜日16時以降  A504において
または,授業終了後,メールを通じて受け付ける
詳細は,第1回の授業で説明する
備考 現地調査の詳細は,2年生ガイダンスで配布する資料を参照すること。

このページのトップ