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令和2年度以降入学者 | 神経・生理心理学 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 生理心理学 | ||||
教員名 | 齋藤慶典 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | 一部Blackboardを通じたオンデマンド型授業あり。 第1回オリエンテーションは対面授業,第2回〜第8回は教科書とBlackboardにて配信する資料を用いたオンデマンド型授業を実施し,第9回〜第15回は再度対面授業とする。第14回は対面型で授業内テストとその解説を行う。 |
Blackboard ID | 20234134 |
授業概要 | 脳・神経系の構造や働きと,記憶や感情といった人間の高次精神機能との関連についての授業を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】 脳を中心とした神経系の活動がどのように人間の行動や心の状態に影響を与えているのか理解できるようになることを目指す。 1.脳神経系の構造および機能について概説できる。 2.記憶,感情等の生理学的反応の機序について概説できる。 3.高次脳機能の障害および必要な支援について説明できる。 (A-3-3, A-4-3) この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP3, CP4に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 第2回〜第8回は教科書と補足説明資料を用いてオンデマンド型で進める。毎回,内容の理解度を確認するための小テスト(小レポート)を行うので,期日までに解答すること。このような方法で授業を進めるため,教科書がないと学ぶことができない。授業開始までに必ず教科書を入手すること。 日本に入国できない留学生,遠方に居住していて対面授業に参加できない学生は遠隔授業の受講を認めるので,申し出ること。 課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。 |
履修条件 | 心理学科の学生のみ履修可能である。 |
授業計画 | |
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1 |
授業の進め方についてのオリエンテーション,脳全体の構造ー中枢神経系の全体像についてー
【事前学習】教科書P.8〜P. 19を読み,脳の構造と各部位の空間的配置を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】前後・上下・側方,正中矢状断・前頭断から見える部位の空間的配置を再度確認しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
大脳全体の構造と機能ー前頭葉・頭頂葉・側頭葉・後頭葉ー
【事前学習】教科書P.30〜P. 35を読み,大脳皮質の構造と機能分布を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】4つの葉の機能と,それぞれの境目について再度確認しておくこと。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
3 |
大脳皮質の機能局在ー運動野・感覚野・連合野ー
【事前学習】教科書P.30〜P. 35, P. 120〜P. 121を読み,運動野・感覚野・連合野の機能について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】中心溝を挟んだ運動野,感覚野の機能分布,ブローカ野,ウェルニッケ野の機能について再度確認しておくこと。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
4 |
大脳辺縁系・大脳基底核・脳幹の構造と機能ー海馬と記憶,扁桃体と情動,視床下部ー下垂体系ー
【事前学習】教科書P.36〜P. 45を読み,大脳辺縁系・大脳基底核・脳幹の空間的配置と機能について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】海馬,扁桃体,視床下部,下垂体の機能について再度確認しておくこと, (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
5 |
小脳・脳幹の機能と構造ー小脳と運動,上行性網様体賦活系と覚醒水準ー
【事前学習】教科書P.46〜P. 55を読み,小脳と脳幹の空間的配置を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】広範囲調節系について再度確認しておくこと。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
6 |
ニューロンの構造と機能ー活動電位,シナプス伝達,神経伝達物質ー
【事前学習】教科書P.20〜P. 29を読み,神経伝達の概要を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】生体電気現象の特徴,神経伝達物質の種類と働きについて再度確認しておくこと。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
7 |
神経系の構造と機能ー中枢神経系,自律神経系ー
【事前学習】教科書P.66〜P. 79を読み,脳神経,脊髄神経,交感神経,副交感神経についての概要を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】各神経の分布,機能について再度確認しておくこと。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
8 |
運動指令伝達,体性感覚・視覚・聴覚・嗅覚・味覚伝達のメカニズム
【事前学習】教科書P.80〜P. 107を読み,運動と各感覚についての伝導路を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】運動,感覚・知覚の仕組みについて再度確認しておくこと。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
9 |
人間の行動に関連する生理学的反応とメカニズムー記憶,感情・情動ー
【事前学習】教科書P.110〜P. 119,P. 122〜P. 129を読み,記憶,感情・情動と関わる脳の部位について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】記憶の仕組み,情動の形成と表出の仕組みと,関連する脳部位について再度確認しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
人間の行動に関連する生理学的反応とメカニズムーストレスー
【事前学習】教科書P.130〜P. 133を読み,ストレス反応に関わる脳部位について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】ストレス反応の生理的メカニズムと,ストレスの包括的理論との関連について確認しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
高次脳機能障害とその支援についてー失語・失行・失認ー
【事前学習】教科書P.120〜P. 121,P. 146〜P. 147を読み,失語・失行・失認と関わる脳部位について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】失語,失行,失認について,授業時に提示された以外の支援方法がないか調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
高次脳機能障害とその支援についてー抑うつ障害・双極性障害 (気分障害),不安症 (不安障害)ー(
【事前学習】教科書P.156〜P. 159を読み,抑うつ障害,双極性障害,不安症と脳部位との関連を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】抑うつ障害,双極性障害,不安症について,授業時に提示された以外の支援方法がないか調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
高次脳機能障害とその支援についてー統合失調症,物質関連障害ー
【事前学習】教科書P.160〜P. 163を読み,統合失調症,物質関連障害と脳との関連について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】統合失調症,物質関連障害について,授業時に提示された以外の支援方法がないか調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
授業内テストとその解説
【事前学習】これまでの学習内容について復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】テスト時に回答できなかった,または誤答してしまった部分について復習すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
脳神経系機能の研究法ー脳波,CT, MRI, fMRI, NIRS,PETー
【事前学習】教科書P.142〜P. 145を読み,各検査・測定方法についての概要を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】各検査・測定方法のメリット・デメリットについて再度確認しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 坂井建雄,久光 正 『ぜんぶわかる脳の事典』 成美堂出版 2011年 |
参考書 | 授業時に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:第14回に行う授業内テスト(70%)、授業参画度:毎回の授業時に行う小テスト(小レポート)の解答状況を評価する(30%) |
オフィスアワー | 授業前後またはBlackboardの掲示板にて質問を受け付ける。 |