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令和2年度以降入学者 | スポーツ心理学演習 | ||||
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令和元年度以前入学者 | スポーツ心理学演習 | ||||
教員名 | 水落文夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 体育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | MLでの対面授業 |
Blackboard ID | 20231145 |
授業概要 | スポーツ選手に対するスポーツメンタルトレーニング(SMT)と効果判定のプロセスを,原則的なトレーニングプログラムに基づいて体験する。その体験を通して適正で安全な心理的スキルの習得とその評価法を理解する。 SMTで用いる心理技法とトレーニングの効果判定法は様々である。本演習では,それらすべてを体験しない。主に基本的な心理技法と判定法(質問紙法と生理指標)について学修する。 |
授業のねらい・到達目標 | <運動のねらい> 運動・スポーツ活動の場には様々な形の興味深い心理的問題が存在する。活動者やその指導者は,心理的な問題点に気づくだけでなく対処や予防のための取組みをプランする技能を高める。 <到達目標> スポーツ選手の具体的な心理的課題を取りあげ,それに対処する心理技法によるトレーニング法の指導と評価,および提示ができるようになる。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は,文理学部(学士(体育学))のディプロマポリシーDP1,3,4,8,およびカリキュラムポリシーCP1,3,4,8に対応している。 <日本大学教育憲章との関係> ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる(A-1-3)。 ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる(A-3-3)。 ・問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる(A-4-3)。 ・学修状況を自己分析し,その成果を評価することができる(A-8-3)。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 対面授業をMLを利用して行うことを基本とする。配布する資料集「スポーツ心理学演習群ワークブック」に基づき,授業で提示される課題について,主にPCを活用しながら学修し,指示された期日までにBlackboardを通してレポートを提出する。また,学修内容については常にPCやWebによるプレゼンテーションを意識する。課題の提出方法,フィードバック方法等については,授業開始時に提示する。 本授業は対面授業のため,授業の出席に対して相談が必要な場合には,担当教員と体育学研究室に必ず事前に申し出ること。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標および授業の方法,メントレアプリの初期設定,文献検索方法とデータベース
【事前学習】シラバスを事前に確認し,授業全体の流れを理解しておく。資料冊子pp.56-57をよく読んでSMTの基礎を理解しておく。 (1時間) 【事後学習】資料冊子pp.56-57,pp.110-119の記述と演習を振り返り,SMTの概要とWebによる文献検索の基本をイメージできるようにしておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
2 |
スポーツ選手に対するSMTの目的,方法,注意点,SMTの基本的な進め方(A-1,A-4) スポーツ選手の心理的課題,およびSMTに必要な環境づくりの必要性を正しく理解する 【事前学習】資料冊子pp.58-61を読んで,SMTの目的と用いる心理技法の概要を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子pp.58-61の記述と演習を振り返り,SMTの目的と強化対象となる心理的スキルを説明できるようにしておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
3 |
アセスメントの目的と方法,アセスメントシートの作成,Webを活用した文献検索(A-1,A-4) スポーツ選手の心理的問題を適正に評価するための方法を学ぶ 【事前学習】資料冊子pp.61-67を読んで,アセスメントの方法を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子pp.61-67の記述と演習を振り返り,スポーツ選手の心理的課題の評価方法を説明できるようにする。また,実際にSMT指導を行う対象選手を決定する。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
4 |
アセスメントシートによる課題分析,評価指標の決定と準備,Excelの操作方法,フィードバックシートの作成(A-4) スポーツ選手の心理的問題に対して適正なSMTの方法を企画する 【事前学習】メントレアプリを使用し遠隔でSMTを指導する対象選手の心理的スキルを心理尺度により測定しておく。 (2時間) 【事後学習】対象選手のSMTプログラムを立案しておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
5 |
目標設定技法の目的と方法,目標設定ワークシートの作成(A-3,A-4,A-8) 目標設定技法を指導できるようになる 【事前学習】資料冊子pp.70-76を読んで,目標設定技法の原則的な方法を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子pp.70-76の記述と演習を振り返り,ワークシートを用いた目標設定技法の指導を計画できるようにする。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
6 |
リラクセーション技法の目的と方法,リラクセーション・ワークシートの作成(A-3,A-4,A-8) リラクセーション技法を指導できるようになる 【事前学習】資料冊子pp.77-80を読んで,リラクセーション技法の原則的な方法を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子pp.77-80の記述と演習を振り返り,リラクセーション技法を習得しておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
7 |
目標設定技法とリラクセーションの実践,ワークシートを用いた選手へのアプローチ(A-3,A-4,A-8
【事前学習】サポート対象の選手に対して,メントレアプリを通して目標設定とリラクセーションを指導しておく。 (2時間) 【事後学習】目標設定技法とリラクセーション技法を基礎として,サポート対象者のアセスメントに対応した実践的な技法を選択しておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
8 |
注意集中技法,イメージ技法,認知変容技法などの実践的な心理技法の目的と方法(A-3,A-4,A-8)
【事前学習】アセスメント結果をフィードバックするために,その資料を作成しておく。各技法に対応した資料冊子の箇所を読んで,それらの実践的技法の概要を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】サポート対象者にワークシートなどを用い,実践的心理技法を処方しておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
9 |
Excelによる心理テストデータの集計,分析,グラフ提示,評価(A-4,A-8) トレーニングのプロセスと成果を可視化する手続きを学修する 【事前学習】SMT前のアセスメントに用いた心理テストのデータを準備しておく。サポート対象者のトレーニング状況を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子pp.122-142にしたがって,途中まで進めたデータ処理をグラフ作成まで終了させておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
10 |
PowerPointによるプレゼンテーション資料の作成(A-4,A-8) トレーニングの成果を可視化して,適正に提示する 【事前学習】資料冊子pp.143-154を読んで,基本的なPowerPointの操作方法を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】SMTの成果をプレゼンするためのPowerPoint資料の構成を決めておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
11 |
PowerPointによるプレゼンテーション資料の作成(A-4,A-8) トレーニングの成果を可視化して,適正に提示する 【事前学習】資料冊子pp.143-154を読んで,PowerPointによるプレゼンの方法を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】SMTの成果をプレゼンするための発表構成を考えておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
12 |
トレーニングプログラムの振り返り(A-4,A-8) Aグループによるトレーニング成果の報告(プレゼンテーション)と討論 実際のSMTの立案から成果発表までのプロセスをプレゼンテーションして,合理的な問題解決とその成果を自己・他者評価する 【事前学習】プレゼン資料を作成しておく。 (2時間) 【事後学習】プレゼン内容と討論結果を基礎に報告書資料を作成しておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
13 |
トレーニングプログラムの振り返り(A-4,A-8) Bグループによるトレーニング成果の報告(プレゼンテーション)と討論 実際のSMTの立案から成果発表までのプロセスをプレゼンテーションして,合理的な問題解決とその成果を自己・他者評価する 【事前学習】プレゼン資料を作成しておく。 (2時間) 【事後学習】プレゼン内容と討論結果を基礎に報告書資料を作成しておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
14 |
トレーニングプログラムの振り返り(A-4,A-8) Cグループによるトレーニング成果の報告(プレゼンテーション)と討論 実際のSMTの立案から成果発表までのプロセスをプレゼンテーションして,合理的な問題解決の方略と成果についての提示方法を体験する 【事前学習】プレゼン資料を作成しておく。 (2時間) 【事後学習】企画したSMTの内容とその効果・問題点を省察する。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
15 |
これまでの授業内容のまとめとSMTの指導に対する省察(A-4)
【事前学習】資料冊子を通読して,これまでの授業内容を振り返っておく。 (2時間) 【事後学習】省察内容をもとに,心理サポート実践の課題を検討しておく。 (1時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 資料冊子「スポーツ心理学演習ワークブック」を配布する。 |
参考書 | 日本スポーツ心理学会 『スポーツメンタルトレーニング教本三訂版』 大修館書店 2016年 第3版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:ワークシートおよび作成したデータ集計表などの成果物の提出状況で評価(50%)、授業参画度:レポートやプレゼン資料作成までのプロセス,SMT成果報告書とプレゼンの相互評価(50%) A-1,A-3の達成度はレポート,A-4,A-8の達成度は授業参画度にて判定する。 オンラインによる授業参加を事前に認められている学生には,Blackboardにて別に課題を提示する。 |
オフィスアワー | Blackboardを通しての質問は直接回答するか,授業日までの資料に解説を載せる。 |