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令和2年度以降入学者 | アメリカの教育 | ||||
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令和元年度以前入学者 | アメリカの教育 | ||||
教員名 | 北野秋男 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 原則として「対面式授業」を行いますが、コロナ感染拡大など不測の事態が生じた場合にはBlackboardを通じた学習資料配信やzoomを利用した授業を行います。毎回の授業のキーワードは、シラバス上に明記し、授業内でも詳しく説明します。追加の課題や資料、変更点などがある場合も同様です。授業形式の基本は、テキストの重要なキーワードを中心に解説し、用語や概念の整理を行います。課題レポートは最後に提出して頂きます。また、授業内容や課題に対する質問などある場合には、対面式・メール・zoomなどで個別に面接して説明します。もしも、何か特別な事情で課題が提出できない場合には、最終回に提出することも認めます。 |
Blackboard ID | 20231056 |
授業概要 | アメリカの教育は日本と比べても多様で個性的です。また、人種・民族・階層・宗教・地域なども多様です。しかしながら、現代のアメリカ教育改革は能力主義・業績主義が横行し、貧富の格差も拡大しつつあります。本授業では、日本とも比較しながら、アメリカの植民地時代からの教育の歴史、戦後から現代の教育改革、とりわけ学力向上政策の問題を中心として、今日の日米の教育改革のあり様を考えます。実は、アメリカの教育に追随する日本の教育改革も次第に米国型になりつつあり、アメリカの事例は日本の教育のあり様を考える上でも参考になるものです。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業は、日米の学力テスト政策の比較研究を多角的な視点から検討します。特に。アメリカの学力テスト政策の動向も紹介し、日米の学力政策の差異も確認します。日米の教育に関する基礎的事項や用語から、日米の社会の基盤となる思想的・社会的な問題も深く考察します。日本のモデルとなったアメリカの教育を理解し、かつその差異性や類似性が理解でき、焦点化して、そうした内容をレポートにまとめる能力も養成することを目的にします。 【日本大学教育憲章との関係】これまでの学修経験から得られた知識を生かし、課題報告などを通じて「論理的・批判的思考力」「問題発見・解決力」の育成を重視する(A-3-1、A-4-1)。授業内での発表を記録することにより、自己の学習経験を振り返る(A-8-1)。〈ディプロマポリシーとの関係〉この科目は、文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP7,CP8に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | [授業の形式:講義、演習] 原則として「対面式授業」を行いますが、コロナ感染拡大など不測の事態が生じた場合にはBlackboardを通じた学習資料配信やzoomを利用した授業を行います。日米の学力テスト政策の違いを主として現代を中心に概観し、解説します。特に、アメリカにおける戦後の補償教育、多文化教育、学力テスト政策を日本との比較研究の視点も用いて、分かりやすく解説します。また、適宜、アメリカの教育改革に関するビデオ、動画、資料なども読みます。アメリカの社会に関する映画鑑賞も行います。定期試験は実施しませんが、各自で十分な学習をお願いします。各自、復習に役立て、さらなる理解に努めて下さい。シラバスに示した毎回のキーワードを中心にテキストを熟読し、重要な用語や概念の整理、課題レポートを提出して頂きます。 【対面授業に参加できない学生の代替方法、要件】 (1)zoomでの参加を認める要件;日本に入国できない留学生、遠方に居移している学生、その他特別の事情の有る者 (2)対面授業に参加できない場合:zoomで参加し、Bbに配信する課題を提出する。 |
履修条件 | 特になし。 |
授業計画 | |
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1 |
シラバスをよくお読みください。課題をシラバス上で明示します。重要な用具や概念の復習・整理を2回(7回目、12回目)、ビデオ課題レポート1回(14回目)を提出してください。最終試験は行わない予定です。 何か特別な事情で課題が提出できない場合には、事前に申し出て頂ければ、最終回までに提出することも認めます。追加の課題や資料、変更などあれば、Blackboardで知らせます。テキストは『日米のテスト戦略』です。 【事前学習】シラバスの確認。テキストの目次を読み、テキストの内容や課題を理解する。 (2時間) 【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や概念は復習として調べること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
アメリカの教育を考えるための基本的視座(政治経済・人種民族・宗教など)。また、テキストの「はじめに」を使って日米の学力政策の問題点を確認します。
【事前学習】テキストの「はじめに」をあらかじめ読んで、予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や概念は復習として調べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
植民地時代から20世紀初頭のアメリカの教育の発展。アメリカの歴史や現状を描いた「映画」を20点以上紹介します。各自、時間のある時に映画を鑑賞してみて下さい。最後に課題レポートを提出します
【事前学習】アメリカの代表的な映画について、事前に調べ、その内容などを確認しておいてください。 (2時間) 【事後学習】資料「映画」のリストから、自由に映画鑑賞をし、大切なシーンや問題点などを確認する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
新教育運動と教育測定運動。ジョン・デユーイの教育理論と現代への影響、教育測定運動とIQなどの問題を考えます。
【事前学習】テキストの「第4章」をあらかじめ読んで、予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や概念は復習として調べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
第4章「アメリカの学力低下の要因と背景」を読んで、アメリカの補償教育や多文化教育政策について考えてみましょう。
【事前学習】テキストの「第4章」をあらかじめ読んで、予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や概念は復習として調べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
カフェテリア型カリキュラム、及び第5章「モデルとなった日本の教育」を読んで、日本の教育のどこが優れてるいるのか、アメリカとの比較で検討してみましょう。
【事前学習】テキストの「第5章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと (2時間) 【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や概念は、復習として調べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
第1回「まとめ学習」(用語や概念の整理)を授業内で行います。授業内での実施が無理な場合はBbなどを利用します。範囲は、2~6回の授業内容です。1週間後に模範解答を出します。各自で確認してください。
【事前学習】授業の2回目から6回目までをあらかじめ復習し、重要な点に関して再学習をしておくこと。 (2時間) 【事後学習】「復習テスト」の問題をテキストを使って再確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
第1回「まとめ学習」の解説をZoomを用いて行います。各自模範解答に従って自己採点をして下さい。『危機に立つ国家』(連邦政府の文書)を解説し、アメリカの学力低下の背景と要因を考えましょう。
【事前学習】テキストの「第3章「危機に立つ国家」をあらかじめ読んで、日米の学力問題を比較してみましょう。 (2時間) 【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や概念は復習として調べること。 (2時間) 【授業形態】同時双方向型授業 |
9 |
『危機に立つ国家』後の州教育改革とスタンダードに基づく改革。
【事前学習】テキストの「第3章」を読んで、自分の課題レポートを再点検する。 (2時間) 【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や概念は復習として調べること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
2002年「NCLB法」成立と学力政策。NCLB法の内容と各州に及ぼした影響を考えましょう。
【事前学習】テキストの「第3章」をあらかじめ読んで、重要なポイントを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や概念は復習として調べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
テキストの第8章「アメリカの地方教育改革とMCASテスト」を読んで、MCASテストの実施内容を確認する。
【事前学習】テキストの「第8章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと (2時間) 【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や概念は復習として調べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
テキストの第9章「MCASテストの結果と教育アセスメント行政の展開」を読んで、MCASテストの結果と影響を確認する。
【事前学習】テキストの「第9章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や概念は復習として調べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
第2回「まとめ学習」(用語や概念の整理)を行います。範囲は9~12回目の授業内容です。1週間後に模範解答を出します。各自で確認してください。
【事前学習】授業の9~12回目までを復習し、重要な点に関して再学習をしておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や概念は復習として調べること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
「第2回復習テスト」の解説をZoomを用いて行います。各自模範解答に従って自己採点をして下さい。MCASテストの結果と影響についても解説します。
【事前学習】テキストの「第8~10章」をあらかじめ読んで、重要な点に関して予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業のポイントをノートにまとめ、難しい用語や概念は復習として調べること。 (2時間) 【授業形態】同時双方向型授業 |
15 |
課題レポートの提出:課題名「アメリカの社会や歴史に関するビデオ鑑賞を行い、感想文を書く」 字数:3,000字程度。(A4・2枚以内。40字X40行で設定)。提出前に授業内で相互点検します。 【事前学習】ビデオ鑑賞し、課題レポートを作成する。 (2時間) 【事後学習】テキスト、復習テスト、まとめノートなどで、今後の学習の深化と拡充を確認し、学習計画を立案すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 北野秋男 『日米のテスト戦略』 風間書房 2015年 第2版 教科書は、毎回授業で使います。ただし、教科書がなくても授業への参加は可能です。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業内テスト(40%)、授業参画度:質疑応答など(30%) 2回の「学習のまとめ」、課題レポートの提出、および授業への参画度などにより、総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 質問や意見などあれば、メールにてお願いします。また、本館4階の北野研究室で授業内容や課題に対する質問などある場合には、対面式で個別に面接して説明します(要、予約)。北野のメール(ak0924@minuet.plala.or.jp)に送ってください。 その場合は、必ず「科目名」「学科・学年・学生証番号・氏名」を明記した上で、質問内容を明確にして送信してください。 |
備考 | 何かの事情で期限内に課題が提出できない場合には、理由を申し出て頂ければ、最終回での提出も認めます。 何か不明な点や質問があれば、まずはメールにてお願いいたします. 追加の課題や資料、変更などがある場合には、Blackboad にてお知らせします。 |