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教育学演習1

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令和2年度以降入学者 教育学演習1
令和元年度以前入学者 教育学演習1
教員名 間篠剛留
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 1週目のみオンデマンド、2週目以降は対面形式。対面形式の週も、感染状況等によってはオンライン形式に切り替える可能性がある。切り替える場合にはBlackboardを通して通知する。
Blackboard ID 20231036
授業概要 「教育学演習1・2」(間篠担当)の共通内容:教育学の授業を構想し、実施する
 本授業では、学生自身がグループで教育学の授業を構想し、実施する。教職課程では、大学生を児童・生徒役として初等中等教育の授業を行う「模擬授業」が行われることがあるが、本授業で実施するのは模擬授業ではない。大学生向けの授業を大学生が構想し、実施するというものである。伝えるべき内容、考えてもらいたい内容から自分たちで吟味を行い、そのために必要な資料を集め、検討し、授業を実施することになる。

「教育学演習1」の内容:アクティブ・ラーニングとデジタル・トランスフォーメーションから教育を考える
 前期「教育学演習1」では、おおよそのテーマを設定したうえで、その中身を各グループで検討し、授業を実施する。テーマは、昨今の教育改革のキーワードとして注目を集める「アクティブ・ラーニング」と「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」である。それらについて、より理解を深めるための授業を、学生自身がグループで構想・実践する。また、それらの授業を通して得た知識や理解を元に、レポートを作成する。
 また、授業担当者には高校教員向けアクティブラーニング研修会の講師を務めた経験があるが、それをふまえて、アクティブラーニングについても授業内で解説する。
授業のねらい・到達目標 この授業では、「教育学基礎論1・2」で学んだことを基本として、具体的な課題を調べ、考察し、考えるためのさまざまなスキルを身につけ、教育学についての理解を深めていく。次の項目について十分習得することが期待される。 ディスカッションの仕方/統計データを批判的に読む読み方/メディア報道を批判的に読む/インターネット情報の引用ルール/インターネットでの本の買い方/文科省や教委のHPの活用法/英文HPの検索と閲覧/「国立国会図書館サーチ」(NDL Search)の活用法/CiNii及びJ-STAGEの利用/図書館間相互貸借(ILL)での文献入手/パラグラフ・ライティングの仕方など。                     
具体的には、「学習塾」や「予備校」を取り上げて、文献購読や調査方法などのアカデミックスキルを身につけ、かつ他者との共同した学びを促進するスキルを身につける。
本科目の到達目標は以下のとおりである。
(1)与えられた条件のもと、他者にとってわかりやすいかどうかを十分に検討したうえで、理由と根拠に基づいた主張を展開できる(A-3-2)
(2)自分なりの貢献の仕方を考えながら、一つの目標に向かって他者と力を合わせて行動することができる(A-7-2) 
(3)教育学についての文献の収集・引用の仕方を理解している。                               
(4)論理的に適切なやり方で、教育学の特定の主題を体系的に議論できる。

この科目は文理学部(学士(教育学))のDP及びCPの3,7に対応しています。
授業の形式 ゼミ
授業の方法 <授業の進め方>
第4回~第8回、第10回~第14回については、毎回授業の担当者を割り振り、担当者が授業を運営する。
授業担当者は授業前週までに授業テーマに関する予習課題をBlackboardに提示する。
受講者はその予習課題に取り組んだうえで当日の授業に参加する。
また、授業後には担当教員が設定した小レポートに取り組む。

<個人研究レポート>
本科目で扱われたテーマに関連したレポートを執筆する。
指定のフォーマット(40字×30行)で4枚以上。詳細は授業中に説明する。
個人研究レポートに関する作業やアナウンスの時間を、各回の授業で15分程度とる。

<対面授業に参加できない場合>
対面授業に参加できないことが事前にわかっている場合には、学科に届け出を行うことでZoomでの参加を認める。
また、体調不良等により直前になって対面授業参加ができなくなった場合には、担当教員にメールで連絡すること。状況に応じてZoomでの参加を認める。
履修条件 同一教員の「教育学演習1」(前期)、「教育学演習2」(後期)をあわせて履修すること。
授業計画
1 ガイダンス(第1週目は登録作業等のため、「教育学演習1」の対面授業はありません。代わりにオンデマンド教材を用意しますので、それを視聴して第2週目の授業に備えてください)
【事前学習】授業のテーマを検討する (1時間)
【事後学習】事後レポート (1時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
2 担当箇所の割り振り、ルーブリックの作成
【事前学習】テキストを概観し、担当箇所の希望を考える (2時間)
【事後学習】事後レポート (2時間)
【授業形態】対面授業
3 教員による授業サンプル
【事前学習】事前レポート(課題は1週前までにBlackboardに提示) (2時間)
【事後学習】事後レポート (2時間)
【授業形態】対面授業
4 学生による授業①A そもそもアクティブラーニングとは:アクティブラーニングに関する誤解
【事前学習】事前レポート(課題は1週前までにBlackboardに提示) (2時間)
【事後学習】事後レポート (2時間)
【授業形態】対面授業
5 学生による授業①B 構成主義とアクティブラーニング
【事前学習】事前レポート(課題は1週前までにBlackboardに提示) (2時間)
【事後学習】事後レポート (2時間)
【授業形態】対面授業
6 学生による授業①C 日本教育史にアクティブラーニングの手がかりを探る
【事前学習】事前レポート(課題は1週前までにBlackboardに提示) (2時間)
【事後学習】事後レポート (2時間)
【授業形態】対面授業
7 学生による授業①D 海外の取り組みにアクティブラーニングの手がかりを探る
【事前学習】事前レポート(課題は1週前までにBlackboardに提示) (2時間)
【事後学習】事後レポート (2時間)
【授業形態】対面授業
8 学生による授業①E オンライン授業とアクティブラーニング
【事前学習】事前レポート(課題は1週前までにBlackboardに提示) (2時間)
【事後学習】事後レポート (2時間)
9 中間振り返り、ルーブリックの再検討
【事前学習】事前レポート(課題は1週前までにBlackboardに提示) (2時間)
【事後学習】事後レポート (2時間)
10 学生による授業②A DXに関する政策動向から考える
【事前学習】事前レポート(課題は1週前までにBlackboardに提示) (2時間)
【事後学習】事後レポート (2時間)
11 学生による授業②B 国内の事例から考える
【事前学習】事前レポート(課題は1週前までにBlackboardに提示) (2時間)
【事後学習】事後レポート (2時間)
12 学生による授業②C 国外の事例から考える
【事前学習】事前レポート(課題は1週前までにBlackboardに提示) (2時間)
【事後学習】事後レポート (2時間)
13 学生による授業②D チャットAIのインパクト
【事前学習】事前レポート(課題は1週前までにBlackboardに提示) (2時間)
【事後学習】事後レポート (2時間)
14 学生による授業②E DXと教育に関する懸念と可能性
【事前学習】事前レポート(課題は1週前までにBlackboardに提示) (2時間)
【事後学習】事後レポート (2時間)
15 個人研究レポートの相互検討、全体の総括
【事前学習】個人研究レポート草稿の執筆 (2時間)
【事後学習】個人研究レポートの完成 (4時間)
その他
教科書 テキストは特に指定しない。
参考書 溝上慎一 『アクティブラーニングと教授学習パラダイムの転換』 東信堂 2014年
石井英真 『未来の学校――ポスト・コロナの公教育のリデザイン』 日本標準 2020年
石井英真 『流行に踊る日本の教育』 東洋館出版 2021年
成績評価の方法及び基準 各自作成したルーブリックに基づく評価(100%)
成績評価は、学生自身が作成し、教員や他の履修者と相談の上作成した個別のルーブリックに基づいて行う。詳細は初回授業で説明し、第9回、第15回の授業で具体的内容を検討する。
オフィスアワー 水曜日 16:10-17:00 間篠研究室または教育学科図書室
その他の時間に面談を希望する場合は、初回授業で案内する連絡先に相談すること。
備考 ①本科目の受講登録については、教育学科事務室からの指示に従うこと
②演習科目であるため、基本的に全回出席し、積極的に参加すること(欠席が3回に達した場合履修放棄とみなす。特段の事情がある場合には必ず間篠に相談すること)
③同じ授業を受講している仲間の成果に対して積極的に、批判的に、建設的にコメントすることが求められる。
④コロナ禍の状況や対面授業の日程調整によっては、授業のスケジュールを変更する場合がある。その際にはBlackboardにて通知する。

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