文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 社会福祉学科 > 介護演習
日本大学ロゴ

介護演習

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 介護演習
令和元年度以前入学者 介護演習
教員名 二瓶さやか
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 社会福祉学科
学期 後期集中 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 対⾯授業
Blackboard ID 20234927
授業概要 介護福祉の基本となる理念、生活支援スキル(介護技術)との関連について理解を深める。特に要介護者の自立支援を本人の主体性と意思を尊重しエンパワーメントの視点からのケアを理解しすることを目的としている。
担当教員は、高齢者介護施設・介護福祉士養成教育の実務経験を有している。本科目を理論と実践の包括的な実技体験を通じ生活支援の理解を深める体験型学習とする。
授業のねらい・到達目標 この授業では、生活支援の考え方について介護福祉実践を通して学び、知識と技術を獲得し実践できるようにする。介護の基本となる介護関係や人の心身のしくみ、科学的根拠に基づく生活支援技術を活用できる。
到達目標
・生活支援としての基本的な生活支援技術を活用できる。
・利用者の主体性、自立支援の考え方に基づく生活支援を実践できる。
・事例演習より、安全と自立に着目した生活支援を実践できる。

この科目は文理学部(学士社会福祉学)のディプロマポリシーDP4及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。
なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士社会福祉学)のディプロマポリシー DP6,7 及びカリキュラムポリシー CP6,7に対応している。
・周りの人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について正しく説明することができる(A-6-2)。
・学修活動において積極的にリーダーシップを発揮し、他者と協働して作業をすることができる(A-7-2)。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 授業の形式︓対面授業【講義,演習,実技】
授業では、講義、演習(事例研究)、実技(ロールプレイ等)の流れで行う。
・基本知識について講義し、主に介護演習室でベッドや車椅子等を活用したデモンストレーション実技の後、グループ学習で利用者役と介護者役、両者の役割での実践体験として演習・実技を行う。

〇対⾯授業に参加できない場合,Zoomで参加し,Blackboard に配信する事前・事後課題を提出する。
*Zoom での参加を認める要件:⽇本に⼊国できない留学⽣,遠⽅に居住している学⽣、対面授業に参加できない理由が妥当であると許可した学生
授業計画
1 ガイダンス 介護福祉の理論と介護技術の関係性:本講義の概要と演習時の注意事項の説明
介護とは -生活支援の基本的な考え方ー
【事前学習】シラバスを事前に確認し授業全体の流れを理解すること。 (1時間)
【事後学習】生活支援の基本的な考え方について復習に取り組み、介護が対象とするヒトについて理解しまとめておくこと (3時間)
【授業形態】対面授業
2 介護の対象者理解(高齢者・障害者の理解)
感染予防対策について
【事前学習】介護を必要とする対象者の理解についてまとめ、感染症予防の必要性について考えをまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】介護の対象者の特徴について説明できるようにすること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 生活支援の実際(1)ボディメカニクスについて
       (2)居住環境の整備について
          (休息・睡眠環境整備 ベッドメイク)【一部演習】
【事前学習】ボディメカニクスの原則について確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】介護の対象者が必要とする居住環境や環境整備の目的についてまとめ説明できるようにすること (2時間)
【授業形態】対面授業
4 福祉用具の活用と意義について
【事前学習】福祉用具の種類と福祉用具を使用する意義について調べておくこと (2時間)
【事後学習】対象者に適した福祉用具の活用について理解を深め、使用の目的や意義について説明できるようにまとめること (2時間)
【授業形態】対面授業
5 生活支援の実際(3)移動・移乗の意義と目的
【事前学習】日常的な移動・移乗動作の意義と目的について調べておくこと (2時間)
【事後学習】移動・移乗の意義と目的の具体的内容について説明できるようにすること (2時間)
【授業形態】対面授業
6 生活支援の実際(4) 自立に向けた移動・移乗支援
         (体位変換・杖歩行・車いすの操作と介助方法)【一部演習】
【事前学習】移動・移乗に関連した生活支援技術の内容について確認しておくこと (2時間)
【事後学習】移動・移乗に関連した生活支援技術を実践する際の原則・留意点についてまとめ理解を深めること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 生活支援の実際(5)食事の意義と目的
          自立にむけた食事支援
          (食事介助・口腔ケアの留意点・方法他)【一部演習】
【事前学習】食事の意義と目的・口腔ケアの実施方法について調べておくこと (2時間)
【事後学習】食事の意義と目的について説明できるようにし、食事・口腔ケアを実践する際の原則・留意点についてまとめ理解を深めておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
8 生活支援の実際(6)衣服着用の目的
          自立に向けた衣服の着脱支援
          (衣服の着脱介助の留意点・方法他)【一部演習】
【事前学習】衣服の着脱を行う際の更衣動作・衣服着用の意義と着脱介助の方法について調べておくこと (2時間)
【事後学習】衣服の意義について説明できるようまとめ、着脱支援を実践する際の原則・留意点をまとめ理解を深めておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
9 生活支援の実際(7)排泄・入浴の意義と目的
          自立に向けた排泄支援・入浴支援
          (排泄介助・入浴介助の種類と方法他)
【事前学習】排泄・入浴の意義と目的・介助の方法について調べておくこと (1時間)
【事後学習】排泄・入浴の意義と目的について説明できるようにし、介助を実践する際の原則と留意点についてまとめ理解を深めておくこと (3時間)
【授業形態】対面授業
10 人間の尊厳とケア(1) -高齢者とのコミュニケーション―
            認知症について ユマニチュードの基本と実際
【事前学習】第2回の講義内容を復習し、認知症について調べておくこと (1時間)
【事後学習】認知症について説明できるようまとめ、ユマニチュードの実践について理解を深めておくこと (3時間)
【授業形態】対面授業
11 人間の尊厳とケア(2-1) -障害者とのコミュニケーションー
             視覚障害・聴覚障害について 同行援護について
【事前学習】第2回の講義内容を復習し、視覚障害・聴覚障害について調べておくこと (2時間)
【事後学習】視覚障害・聴覚障害者の適したコミュニケーション方法について説明できるよう理解を深めておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
12 人間の尊厳とケア(2-2) -障害者とのコミュニケーションー
             視覚障害・聴覚障害者とのコミュニケーションの実際
             (点字・手話の基本的理解)【一部演習】
【事前学習】第11回の講義内容を復習し、点字・手話について調べておくこと (2時間)
【事後学習】点字・手話の基本について復習しておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
13 生活支援の実際(8)高齢者介護施設における余暇活動支援
          (レクリエーションの意義と目的 活動事例について)
【事前学習】高齢者を対象とした介護施設の種類や特徴について・余暇活動について調べておくこと (1時間)
【事後学習】高齢者介護施設について説明できるようにし、余暇活動の支援の目的や意義について理解を深めておくこと (3時間)
【授業形態】対面授業
14 生活支援の実際(9)人生の最終段階における介護
          災害時における生活支援
【事前学習】人生の最終段階におけるケアの意味について調べておくこと (2時間)
【事後学習】人生の最終段階における介護・災害時における生活支援の実際について説明できるようまとめ理解を深めておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
15 【総括】介護福祉の理念と生活支援技術のあり方について
【事前学習】14回までの講義内容をまとめ、介護福祉の理念や生活支援技術の実践との関連性についてまとめておくこと (2時間)
【事後学習】生活支援の意義について理解を深め、科学的根拠に基づく介護技術を活用できるよう各演習の原則・留意点等をまとめること (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 関連資料を授業時に配布します
参考書 適宜、必要な資料の配布や関連書籍を紹介します。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業内テスト(25%)、授業参画度(25%)
(1)授業参画度は、介護技術の実技を中心とした授業のため実技への取組み、授業ごとのフィードバックシートによって評価する。
(2)授業内テストは、授業内で提示するレポート課題(2回)とする。
(3)レポートは、第15回【総括】の内容を踏まえた課題とする
*Zoom での参加を認める要件:⽇本に⼊国できない留学⽣,遠⽅に居住している学⽣、対面授業に参加できない理由が妥当であると許可した学生
オフィスアワー 初回授業後に、日程・時間など相談し設定をする。また、メールやBlackboardを用いて質疑応答する。
備考 実技の演習が中心となる授業のため、活動しやすい服装での出席が必要となります。
持参物については、事前に連絡します。

このページのトップ