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社会保障論1

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令和2年度以降入学者 社会保障論1
令和元年度以前入学者 社会保障論1
教員名 白川泰之
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業(全回)
Blackboard ID 20230976
授業概要 社会保障の現状、社会保障の概念や対象及びその理念、社会保障と財政、社会保険と社会扶助の関係、公的年金制度、医療保険制度の内容とその課題、制度の動向について学ぶ。
授業のねらい・到達目標 本授業で扱う内容は、①現代代社会における社会保障制度の現状(少子高齢化等)、②社会保障の概念や対象及びその理念、③社会保障と財政、④社会保険と社会扶助の関係、⑤公的年金制度(国民年金、厚生年金)、⑥医療保険制度(健康保険、国民健康保険、後期高齢者医療制度)である。これら①から⑥までについて学び、その内容を説明できるようになる。
 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のDP及びCP1、2、3、4に対応しています。
① 社会保障制度の社会保障の理念や機能、体系、費用と財源、日本における沿革について理解し、社会保障の意義について説明できる(A-1-2)
② 欧米を中心とした社会保障の沿革を理解し、社会保障の意義について説明できる(A-2-2)
③ 公的年金制度、医療保険制度の概要を理解し、その役割を説明できる(A-1-2)
④ ①の各制度の現状について、理論的・批判的に思考し、説明できる(A-3-2)
⑤ ①の各制度が抱える具体的な課題を説明できる(A-4-2)
授業の形式 講義
授業の方法 ・対面授業が困難な学生については、教員の事前の許可を受けてZoomによる同時双方向型の授業を受講できる。
・各回について配布するレジュメに基づいて講義を行う(教科書は指定しない)。
・各回について、リアクションペーパーの提出を求める。リアクションペーパーに記載の質問等については、次回の授業の冒頭にフィードバックする。
・各回について、復習問題を出題する。
・提出物の提出方法等については、授業開始時に提示する。
授業計画
1 ガイダンス、少子高齢化等の現状
・ガイダンス(授業のテーマ、到達目標、授業方法の説明)
・人口構造、少子高齢化の現状について(A-1-2)
【事前学習】シラバスによって、授業のねらいや到達目標、各回の構成を確認する。また、この授業で学ぶことの目的意識について、自分の考えを整理してノートにまとめておく (1時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業を振り返り、事前学習でノートにまとめた履修の目的意識を再度整理する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
2 経済環境と労働環境の変化
 国内総生産(GDP)と所得、貯蓄の状況等の経済環境に関する主な指標について(A-1-2)
 完全失業率、正規雇用と非正規雇用等の労働に関する主な指標について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 社会保障の理念と機能
「福祉国家」と社会保障、基本的人権と社会保障について(A-1-2)
社会保障の主要な3つの機能について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 社会保障の歴史的展開
イギリスの救貧法、ドイツの社会保険、アメリカの「社会保障法」、イギリスの「ベヴァリジ報告」について(A-2-2)
戦前における日本の救貧施策と社会保険について(A-2-2)
 戦後日本の「福祉三法体制」、「福祉六法体制」、国民皆保険・国民皆年金について(A-2-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 社会保障の体系と構造
 社会保障全体の体系・分類方法、社会保険と社会扶助の違いについて(A-1-2)
給付と負担の方法について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 社会保障の費用と財源
ILO基準による社会保障の費用の推移と構成について(A-1-2)
社会支出の主要諸外国との比較について(A-2-2)
社会保障の財源とその構成について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 社会保障と経済
国民負担率の定義と主要諸外国との比較について(A-2-2)
社会保障が経済に及ぼすプラス・マイナスの効果について(A-3-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 公的年金制度(1)
 国民皆年金と公的年金制度の全体像について(A-1-2)
年金制度の2つの財政方式とメリット・デメリット(A-4-2)
年金制度の最近の動向について(A-4-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 公的年金制度(2)-国民年金の概要
保険者、被保険者の種別、保険料とその免除・猶予制度について、給付の要件と内容について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 公的年金制度(3)厚生年金の概要
 保険者、適用事業所、被保険者、保険料、給付要件と内容、離婚時年金分割について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 医療保険制度(1)医療保険制度の全体像と制度の動向
 国民皆保険と医療保険制度の全体像(A-1-2)
公費負担と強制加入の意義について(A-3-2)
医療保険に共通する金の流れについて(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 医療保険制度(2)-健康保険制度と国民健康保険制度の概要
健康保険制度の保険者、適用事業所、被保険者と被扶養者、保険料、保険給付の内容について(A-1-2)
 国民健康保険制度の保険者、被保険者、保険料、保険給付の内容について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 医療保険制度(3)-後期高齢者医療制度の概要と医療費の動向等
 高齢者向けの医療制度はなぜ必要かについて(A-3-2)
後期高齢者医療制度の保険者、被保険者、保険料、給付内容について(A-1-2)
 医療費の動向と医療費適正化について(A-3-2)
医療計画と医療提供体制について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 授業の振り返りとまとめ
 これまで学んできた内容について、社会福祉士の国家試験を念頭にポイントとなるところを再度解説しながら確認する(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】第14回のレジュメを参考に授業を振り返り、今後の学びにどのように生かしていくかをノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 試験と解説(A-1-2、A-2-2、A-3-2、A-4-2)
【事前学習】これまでの復習問題を確認しておく。 (4時間)
【事後学習】解説やレジュメを参照しながら試験問題を復習する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 なし
参考書 一般財団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟 『社会保障 (最新社会福祉士養成講座・精神保健福祉士養成講座)』 中央法規 2021年 第1版
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:第15回目の試験の結果で評価します。(80%)、授業参画度:リアクションペーパー等で評価します。(20%)
第15回目の授業を対面で受験できない学生については、レポート課題の提出によって評価する。
オフィスアワー ・事前にBbメールなどでアポイントを取ること。
 月曜 12:10~12:50
 火曜 12:10~12:50
・上記のほか、Bbメールでも受け付ける。

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