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社会福祉概論2

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令和5年度以降入学者 社会福祉概論2
令和4年度以前入学者 社会福祉概論1
教員名 山田祐子
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 対面授業12回、Blackboardを通したオンデマンド2回、課題研究1回の、対面授業(一部遠隔授業)方式で実施します。ICTを効果的に活用したマルチ・ラーニングシステムで実施します。
各回の授業形態は、授業計画に記してあります。同時双方向型オンライン授業(Zoom)は現在の時点で予定していませんが、新型コロナウイルスの感染拡大状況等によって対面授業から変更する場合があります。学生の状況、ネットワーク環境により、授業形態の変更もあり得ます。その際は、Blackboardで連絡するので、注意してください。
Blackboard ID 20233928
授業概要 ソーシャルワーク実践を支える社会福祉の原理と政策の概要を学修します。
社会福祉をめぐる思想・哲学と理論を理解します。社会福祉の歴史的展開の過程と社会福祉の理論を踏まえ、欧米との比較によって日本の社会福祉の特性を理解します。
 社会福祉について、社会問題と社会構造の視点から、現代の社会問題について理解します。福祉政策を捉える基本的な視点として、概念や理念を理解するとともに、人々の生活上のニーズと福祉政策の過程を結びつけて理解します。福祉政策の課題と動向を踏まえた上で、関連施策や包括的支援を理解します。福祉サービスの供給と利用の過程について理解します。そして、福祉政策の国際比較の視点から、日本の福祉政策の特性について理解します。
 誰もが尊厳をもって幸せに生きていくことができる福祉社会・共生社会を目指し、寄り添い支える支援と、社会の仕組みや法制度を、社会福祉学のアプローチから、社会福祉士としてだけでなく自分事(じぶんごと)としても学修します。
授業のねらい・到達目標 未曽有の少子高齢社会を迎え、社会福祉の重要性は増すばかりである。誰もが尊厳をもって幸せに生きていくことができる福祉社会・共生社会を目指し、寄り添い支えるソーシャルワーク支援を支える、社会福祉の原理と政策について、社会福祉士としてだけでなく自分事(じぶんごと)としても学修します。
【到達目標】
・社会福祉士として、福祉課題を総合的、科学的に把握し、考察することができるようになることを目的とする。
・社会福祉の原理と政策の基本的理解を深めると共に、説明ができる(A-3-2)。
・社会福祉の社会的背景、理念、目的を理解した上で、社会福祉の原理と政策体系とその具体的実践を学び理解し、説明ができる(A-3-2)。
・日本及び国際社会が直面している社会福祉をめぐる問題を理解し、それを踏まえて社会福祉学の役割を説明することができる(A-6-2)。
・既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができる(A-3-2)。
・社会や身近な環境に存在する福祉課題を発見し、専門的知識に基づいて説明することができる(A-4-2)。
 *カッコ内は日本大学教育憲章の関係性を示しています。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2,3,4及びカリキュラムポリシーCP2,3,4に対応しています。
*令和元年度以前の入学者:この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2、及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 *2023年度はマルチ・ラーニングシステムで実施する。
(1)授業は講義形式で進めるが、より実践的な理解を深めるため演習を行う場合がある。グループワーク等を行う。
(2)授業は、パワーポイント、板書、配布資料、視聴覚メディア等を使用する。
*本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とするが、到達目標に達するために必要十分な時間をかけ取り組んでください。
*学生への連絡は、Blackboardで行いますので、こまめにチェックしてください。
*対面授業、同時双方向型授業にやむを得ない事情で出席できない学生には、ブラックボードやメール等を活用し、課題を出す等で対応し配慮します。
*提出物の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示します。
履修条件 社会福祉士国家試験科目
授業計画
1 ガイダンス(授業テーマや到達目標及び授業の方法について説明する)(A-3-2)
【事前学習】シラバスを必ず事前に確認し、疑問点や不明な点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で自身の学習計画をたて必要な資料等を用意するとともに、指示した課題を行ってください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 事例:社会問題と社会福祉~生存を支える(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】自身の社会福祉についての問題意識等について整理してください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。  (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
3 社会福祉と人権~世界人権宣言(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】自身の社会福祉についての問題意識等について整理してください。 (2時間)
【事後学習】指示された課題に取り組み、学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
4 1 社会福祉学とは何か~社会福祉の原理(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
2 ソーシャルワーク(社会福祉援助技術)とは何か~社会福祉とソーシャルワークの歴史的展開(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】授業テーマについての問題意識等を検討しておくとともに、授業内で指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 社会福祉発達史と思想・哲学・理論~キリスト教慈善から社会福祉へ(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
1 歴史的展開(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
2 国際比較(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
(1)イギリス
(2)スウェーデン
(3)ドイツ
(4)アメリカ(自由主義と多様性、人種差別との闘い)
【事前学習】テーマについての問題意識等を検討しておくとともに、授業内で指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 人権福祉とは何か(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
1 人権とは何か
2 歴史
3 権利擁護とソーシャルワーク
【事前学習】テーマについての問題意識等を検討しておくとともに、授業内で指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 日本における社会福祉発達史(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】授業テーマについての問題意識等を検討しておくとともに、授業内で指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 私たちの人生と社会福祉~私たちを守りサポートする社会連帯のシステム(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
(1)ライフサイクルの変化
(2)人生のアップダウンと社会保障~三度の貧困をサポートする
【事前学習】授業テーマについての問題意識等を検討しておくとともに、授業内で指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 日本における社会福祉・社会保障制度の体系と歴史的展開(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】授業テーマについての問題意識等を検討しておくとともに、授業内で指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 社会福祉の理論(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】授業テーマについての問題意識等を検討しておくとともに、授業内で指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、意見等をノート等にまとめてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 福祉政策とは何か(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】授業テーマについての問題意識等を検討しておくとともに、授業内で指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、制度を確認し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
【担当教員】学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。
【授業形態】対面授業
12 福祉政策の供給と利用(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】授業テーマについての問題意識等を検討しておくとともに、授業内で指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 私の生存~私が生きていくためにいくらかかるか(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】研究テーマについて理解し、指示した課題に取り組んでください。 (2時間)
【事後学習】取り組んだ課題について、発表できるよう準備をしておいてください。 (2時間)
【授業形態】課題研究
14 1 事例研究ー私の生存・生活と経済(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
2 グループワーク「自身の今ある生活を考える」(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】高齢者福祉に関する地方公共団体の計画を調べておいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、法制度およびソーシャルワーク支援について、ノート等にまとめてください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 1 課題の提出(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
2 評価と総括(これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める)(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】これまでの学習内容を振り返り、疑問点や理解を確認してください。 (2時間)
【事後学習】これまでの学習を整理し、ノート等にまとめてください。課題を提出してください。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 教科書はありませんが、文献や資料は授業内で適宜指示します。またブラックボードに掲載することもありますので注意してください。
社会福祉士国家試験受験者は、参考書で紹介している『社会福祉の原理と政策』等の、各出版社が出しているテキストを購入して試験対策を行うことを推奨します。
法律は、管轄省庁や衆議院・参議院のHP等で最新のものをダウンロードする等、確認をしてください。
参考書 ミネルヴァ書房編集部編 『社会福祉小六法2023』 ミネルヴァ書房 2023年
岩崎普也・金子光一・木原活信編著 『社会福祉の原理と政策 (新・MINERVA社会福祉士養成テキストブック)』 ミネルヴァ書房 2020年 第初版
社会保障入門編集委員会編集 『社会保障入門2023』 中央法規出版 2023年
授業中に適宜指示します。
社会福祉士国家試験を受験する学生さんは、『社会福祉の原理と政策』等のテキストや『社会保障入門2023』(毎年出版されていますが、できるだけ最新のものを購入してください)を購入して、学修することを推奨します。
社会福祉六法および関係法規集(例:ミネルヴァ書房編集部編『社会福祉小六法』ミネルヴァ書房の最新版等)、もしくは厚生労働省等のHPで、法規はチェックしておいてください。
【事前学習】 授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。
【事後学習】 ①授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。②授業内で指示した課題を必ず行うこと。授業計画欄の授業内容に記していない場合でも、出された課題は必ずおこなってください。
成績評価の方法及び基準 レポート:テーマについての問題意識の深さや理解力、分析力、情報収集力と内容、提出状況をみて評価します。(30%)、授業内テスト:学生の習熟度に応じ、適宜、授業内レポート等を実施する場合があります。(10%)、授業参画度:オンデマンド教材の視聴、オンライン授業と対面授業におけるテーマについての問題意識を含めたディスカッション、発表、リアクションペーパー、小レポート等で評価します。(60%)
・授業中、記入したものは回収し、評価の対象とします。
・授業参画度については、学生の問題意識と、真摯で誠実な学習姿勢に基づく授業内容の適切な理解も重視します。*単に参加・出席するだけで評価点を加算することは禁止されています。
・学生の習熟度に応じ、適宜、授業内レポート等を実施する場合があります。

・レポート、授業内テスト、問題意識に基づいてのディスカッション等をとおして(A-3-2)の到達度を評価する。
・レポート、授業内テスト、問題意識に基づいてのディスカッション、発表等をとおして(A-4-2)の到達度を評価する。
・レポート、授業内テスト、問題意識に基づいてのディスカッション、演習課題への取り組み等をとおして(A-6-2)の到達度を評価する。
オフィスアワー メールやBlackboard を⽤いて質疑応答を⾏います。
山田祐子研究室・時間帯は開講時に指示します。
備考  この科目は「社会福祉概論1」と体系的な内容になっています。
 学生の要望を配慮し、ICTを効果的に活用した、マルチ・ラーニングシステムで授業を行います。コンテンツの視聴期間も余裕をもたせますので、就活や卒論で忙しい3年生や4年生も受講してもらえるよう配慮しています。
・課題レポートは必ずコピーやデータ保存をし、学生本人が責任をもって保管しておいてください。
・意欲ある学生さんの参加を期待します。なので、社会福祉士、職業人としての資質の向上を図る目的から、授業中に関係のない作業を行う等、その他、著しく授業態度が悪い場合や授業を受ける姿勢と意欲に欠け、改善がみられない場合は厳重注意を行います。
・受講学生は可能な限り1回目から参加してください。

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