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政治とジャーナリズム研究

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令和2年度以降入学者 政治とジャーナリズム研究
令和元年度以前入学者 政治とジャーナリズム研究
教員名 中瀬剛丸
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 対面授業を原則とします。初回の授業はオンデマンド型の遠隔授業とします。初回はBlackboardで配信するオンデマンド教材を視聴して、課題に解答してください。また、状況によっては、2回目以降も一部オンデマンド型の遠隔授業を行う場合があります。
Blackboard ID 20230943
授業概要 民主主義の根幹である世論の形成にはメディアのジャーナリズム活動が不可欠です。この授業では「世論の政治」を切り口に、政治と有権者、そしてメディアの3者の関係について考えます。担当教員は、放送記者としてジャーナリズム活動に18年間、放送局での世論調査業務に9年間携わっていた実務経験があります。その経験を踏まえて、日本の政界や選挙の実情についての解説と政治社会学やメディア研究の成果を組み合わせた形で授業を構成します。
授業のねらい・到達目標 <知識><技能>
民主主義の担い手として自律的に考えて主体的に行動できる「市民」としての知識と技能を身に付けることが授業のねらいです。また現代社会に対する批判的な思考力、さらには対話と議論を通じて社会問題を抽出するための論理力を養うとともに,解決のため様々な手段を習得することを目指します。
<能力>
上記の<知識><技能>の習得を経て、以下の<能力>を育むことを到達目標とします。
多様なメディアによって形作られる現代社会におけるわたしたちの日常生活の中の諸課題について,社会学の専門領域の観点から説明し,その解決案を提示することができる。(A-4-3: 問題発見・解決力)
個人またはグループで設定した研究課題に取り組むために必要な情報や知識を収集し,それを分析に活かすことができる。(A-5-3: 挑戦力)
この科目は、文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP4、DP5、およびカリキュラムポリシーCP4、CP5に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 毎回のテーマについて、配布する資料や映像も活用しながら説明し、設定した課題について考察することで学修を進めます。初回の授業までにBlackboardのコース登録をしてください。提出された課題については、概ね翌週の授業で、評価できる点や不十分な点をコメント・解説するなどのフィードバックを行います。授業での積極的な発言を歓迎します。
履修条件 初回授業の課題の提出を履修の必須条件とします。初回はオンデマンド型の授業です。初回の授業までにBlackboardのコース登録を済ませた上で、Blackboardで配信するオンデマンド型の教材を視聴して、指定した締め切りまでにBlackboardを通じて課題に解答してください。オンデマンドの授業を視聴して、課題を必ず提出してください。初回授業の課題が未提出の人は履修を認めません。
授業計画
1 ガイダンス/授業の進め方と成績評価の説明 (A-4-3) 
民主主義の前提について考える。
【事前学習】授業計画を把握し、授業のねらいや進め方を理解する。 (1時間)
【事後学習】ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領の権力について、自分の考えをまとめる。 (3時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
2 権力によるメディア支配(A-4-3)
【事前学習】ロシアの言論の自由の現状について調べて、問題点を整理する。 (1時間)
【事後学習】報道の機能や役割について、自分の考えをまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
3 長期政権とメディア(A-4-3)
【事前学習】シンガポールの政治体制について調べて、問題点を整理する。 (1時間)
【事後学習】日本の言論の自由の現状について、自分の考えをまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
4 ジャーナリズムの可能性(A-4-3)
【事前学習】戦後の交通死亡事故の発生件数の推移を調べて、増減の要因を考える。 (1時間)
【事後学習】社会問題の改善に対してジャーナリズムが果たす役割について、自分の考えをまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
5 戦争を止めたメディア(A-4-3)
【事前学習】ベトナム戦争の歴史を調べて、米軍の撤退に至る経緯を整理する。 (1時間)
【事後学習】言論・表現の自由の意義について、自分の考えをまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
6 戦争を煽るメディア(A-4-3)
【事前学習】「鬼畜米英」という言葉が、どのように使われたか調べて整理する。 (1時間)
【事後学習】「愛国心」について、自分の考えをまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
7 ジャーナリズムとセンセーショナリズム(A-4-3)
【事前学習】「権力の番犬」という言葉の意味を調べて整理する。 (1時間)
【事後学習】広告収入の増加がメディアに及ぼした影響について、自分の考えをまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
8 ネット情報の特性(A-4-3)
【事前学習】ニュースサイトで、どのようなニュースがよく見られているかを調べて整理する。 (1時間)
【事後学習】インターネットに対する法規制の議論について、自分の考えをまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
9 世論とは何か(A-5-3)
【事前学習】「世論」の意味と語源について調べて整理する。 (1時間)
【事後学習】「世論」が政治を左右することについて、自分の考えをまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
10 政治への影響力(A-5-3)
【事前学習】政治資金規正法の目的について調べて整理する。 (1時間)
【事後学習】「一人一票」の選挙制度の意義について、自分の考えをまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
11 格差社会アメリカ(A-5-3)
【事前学習】経済的格差の国際比較を調べて、アメリカの格差について整理する。 (1時間)
【事後学習】経済的格差が自由な競争の結果と言えるかどうかについて、自分の考えをまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
12 税制と格差の拡大(A-5-3)
【事前学習】日本における経済格差の現状について調べて整理する。 (1時間)
【事後学習】ベーシック・インカムの是非について、自分の考えをまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
13 革命とロック(A-5-3)
【事前学習】チェコスロバキアの民主化運動「プラハの春」について調べて、整理する。 (1時間)
【事後学習】日本での芸能人の政治的発言に対する反応について、自分の考えをまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
14 選挙と世論(A-5-3)
【事前学習】2022年の参議院選挙の結果を調べて、議席の増減にあらわれた有権者の意識を整理する。 (1時間)
【事後学習】有権者の判断材料になるメディア情報について、自分の考えをまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
15 政治参加と市民意識(A-5-3)
【事前学習】「シチズンシップ」の意味を調べて整理する。 (1時間)
【事後学習】15回の授業を通じて得られた知見をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 指定する教科書はありません。適宜資料を配信します。
参考書 参考文献については授業内で適宜紹介します。
成績評価の方法及び基準 授業参画度:毎回の授業で出す課題(レスポンスペーパー、レポート、小テストなど)(100%)
毎回の授業で課題(レスポンスペーパー、レポート、小テストなど)を設定し、その課題によって授業参画度を評価します。提出された課題の解答内容を総合して、A-4-3(問題発見・解決力)、A-5-3(挑戦力)の修得状況を評価します。

オフィスアワー 授業についての質問は、Blackboardに掲示板を設けて対応します。
備考 初回講義開始までに、Blackboardのコース登録を行うこと。初回授業(オンデマンド)の課題提出を履修の必須条件とします。

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