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社会調査実習2

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令和2年度以降入学者 社会調査実習2
令和元年度以前入学者 社会調査実習2
教員名 濱本真一
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Blackboard ID 20233894
授業概要 【統計的調査実習】
本科目は、統計的実証研究を行うことを目的として、研究テーマの設定から、仮説の設定、調査の計画、質問項目の作成、データ作成、統計分析、結果報告、報告書の執筆に至るまでの一連の社会調査のプロセスを体験し、社会調査の実施に関する全般的スキルを涵養する。
本科目では「若年者の教育と家族」を大テーマとして、履修者の研究関心に沿ってデータ分析し、報告書を執筆する。
授業のねらい・到達目標 【授業のねらい】
社会調査プロセスのほぼすべてを体験することで、チームで行う調査の基本的スキルを身に着ける
【到達目標】 DP3/CP3
  • 調査データを分析可能な形に変形することができる。 A-3-3
  • 自らの仮説に基づいてデータ分析することができる。 A-3-3
  • グループ・チームと研究スケジュールを共有・調整しながら進めることができる。 A-3-3
授業の形式 実習
授業の方法
  • 数人からなる班ごとにデータを分析し、報告用資料および報告書を作成する。本科目の実習部分はすべて班での作業になる。
  • 教員・アシスタントのアドバイスを受けながら、班のテーマに合わせてデータを集計・分析する。
  • 個人課題を通じて理解度を測る。基準に満たないものは教員・アシスタントがコメントをつけて返却する。
  • 報告会の祇園を通じて研究内容をブラッシュアップしていく。
  • 授業は対面授業だが、授業時間外での打ち合わせ等をオンラインで行うことは可能である。
履修条件 令和5年度前期開講科目「社会調査実習1」(濱本)の単位取得者
授業計画
1 コーディング・データクリーニング
【事前学習】データ構造を確認・理解する (1時間)
【事後学習】担当のコーディングを進める (3時間)
2 コーディング・データクリーニング
【事前学習】担当のコーディングを進める (2時間)
【事後学習】担当のコーディングを進める (2時間)
3 コーディング・データクリーニング (個人課題1)
【事前学習】担当のコーディングを進める (2時間)
【事後学習】担当のコーディングを進める (2時間)
4 図表作成とプレゼンテーション (個人課題2)
【事前学習】記述統計を復習する (2時間)
【事後学習】個人報告課題を提出 (2時間)
5 個人分析報告  (班課題1)
【事前学習】分析報告資料を確認する (1時間)
【事後学習】班で分析結果を共有し速報資料を作成し提出 (3時間)
6 速報報告会
【事前学習】報告用資料を作成する (2時間)
【事後学習】議論を踏まえ分析を進める (2時間)
7 Rによる統計的検定
【事前学習】統計的検定について復習する (2時間)
【事後学習】自班のテーマに従い分析を進める (2時間)
8 Rによる回帰分析 (個人課題3)
【事前学習】回帰分析・クロス集計について復習する (2時間)
【事後学習】回帰分析課題を提出 (2時間)
9 データ分析1
【事前学習】自班のテーマに従い分析を進める (2時間)
【事後学習】自班のテーマに従い分析を進める (2時間)
10 データ分析2 (班課題2)
【事前学習】自班のテーマに従い分析を進める (2時間)
【事後学習】報告資料を作成し提出 (2時間)
11 中間報告会
【事前学習】報告資料を確認する (2時間)
【事後学習】自班のテーマに従い分析を進める (2時間)
12 データ分析3
【事前学習】自班のテーマに従い分析を進める (2時間)
【事後学習】自班のテーマに従い分析を進める (2時間)
13 データ分析4 (班課題3)
【事前学習】自班のテーマに従い分析を進める (2時間)
【事後学習】最終報告資料を作成する (2時間)
14 最終報告会
【事前学習】報告資料を作成する (2時間)
【事後学習】議論を踏まえ分析・執筆を進める (2時間)
15 まとめ・報告書作成業 (班課題4)
【事前学習】自班のテーマに従い分析・執筆を進める (2時間)
【事後学習】自班のテーマに従い分析・執筆を進める (2時間)
その他
教科書 林雄亮・石田賢示 『基礎から学ぶ社会調査と計量分析』 北樹出版 2019年 第1版
松本渉 『社会調査の方法論』 丸善出版 2021年 第1版
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【教科書備考】
前期に引き続き林・石田(2019)をメインのテキストに指定する。
松本(2021)については、これまでに履修済みの社会調査法の基礎科目にて同種のテキストを持っている場合にはそちらで代用可とする。
参考書 増井敏克 『RとPythonで学ぶ統計学入門』 オーム社 2021年 第1版
Michael Freeman, and Joel Ross / 木村隆介訳 『データサイエンスのためのRプログラミングスキル』 共立出版 2021年 第1版
毛塚和宏 『社会学のための統計学入門――実例からていねいに学ぶ』 講談社 2022年
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【参考書備考】
・統計学およびRのテキストがあるとよい。
・類書・良書は適宜紹介するので、書店や図書館で実際に中身を眺めてほしい。
・同じ内容でもテキストによってさまざまな説明の仕方があるので、自分の肌に合うものを積極的に探して見つけてほしい。
「自分はどのように説明されれば理解できるのか」を見つけることも、大学で身に着けるべき重要なスキルである。
成績評価の方法及び基準 レポート:最終レポート(70%)、授業参画度:議論の貢献度(30%)
  • グループでの作業を主体とする。
  • すべての個人課題をクリアしていることが成績評価の要件である。
  • グループ内の貢献度に関する相互評価も成績の基準とする。
  • 周囲の士気を下げるような行為は著しい減点の対象となる。
オフィスアワー 原則火曜4限:本館研究室(来室の際には事前連絡があると確実)
備考
  • 本科目は、前期開講「社会調査実習1」(濱本)とセットで社会調査協会の定める社会調査士資格要件科目「G」に相当する。社会調査士については社会調査協会のウェブサイト(https://jasr.or.jp/)を参照。
  • 本科目は学内外の社会調査実習科目との連携開催を予定しており、合同での報告会等の開催にあたっては授業計画の日程が変更される可能性がある。
  • 主体的な事前・事後学習が前提の授業である。必要な学習内容および学習時間の目安は授業計画欄を参照してほしいが、あくまでも目安であり、「これくらいの時間机に向かっていればOK」というような受動的・短絡的思考に陥ることなく、自ら学習課題を定義し、積極的に取り組む姿勢を養ってほしい。

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