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福祉社会学

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令和2年度以降入学者 福祉社会学
令和元年度以前入学者 家族社会学2
教員名 久保田裕之
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業(オンデマンド教材と対面授業の併用による反転授業)

具体的には、オンデマンド動画を事前に視聴しておき、対面授業では動画をもとにグループワークやワークショップなどを行う
Blackboard ID 20233884
授業概要 福祉社会学が扱う幅広い問題関心を取り上げながら、社会生活の諸局面を社会学的に考察するための基礎的な知識を身につける
授業のねらい・到達目標 福祉社会学は、社会福祉学とは異なり社会学的な観点から私たちの生活にアプローチする比較的新しい学問領域である。

この授業では、社会福祉学と福祉社会学の違いから出発し、福祉社会学が扱う幅広い領域を概観すると同時に、経験科学としての社会学的アプローチの特徴を理解できるようになることが目的である(A-2-2)。

同時にまた、「福祉」という論争的な題材を扱うことを通じて、常識を疑う批判的思考や、論証・議論のための論理的思考、具体的なレポート作成技術なども併せて身につける。

この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 原則として、毎回ひとつのトピックについての講義を行ったうえで、授業コメントとリアクションを通じて理解を深める。最終的に、現代の家族にかかわる社会問題・社会現象の中から関心のあるトピックを選択して学期末レポート(A4で2-4頁程度)を執筆する。
授業内で課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行う。
履修条件 原則として「現代家族論」を受講していること。あくまで原則なので、学科、学年、時間割の関係で履修条件を満たさない場合は初回講義後にメールなどで相談すること。
授業計画
1 授業ガイダンス:授業の進め方と事前・事後学修のやり方/前期「現代家族論」レポート総評
(A-2-2)
【事前学習】教科書【1】を読んだうえで動画 WS00「福祉社会学ガイダンス」WS01「社会福祉学と福祉社会学」2本を視聴し、授業までに履修動機や授業についての質問をまとめた授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】15回の授業の事前・事後学習のスケジュールを作成しておく (1時間)
2 福祉社会学の枠組み―理論と方法:福祉レジーム論と正義論
(A-2-2)
【事前学習】教科書【2-6】を読んだうえで動画WS02「グローバル化と福祉レジーム」「ニーズ論と正義」2本を視聴し、授業までに授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】授業の内容とグループワークを経て、考えたことや学んだことを授業リアクションとして提出する (1時間)
3 福祉社会学の枠組み―理論と方法:社会的排除論とパターナリズム
(A-2-2)
【事前学習】 教科書【7-11】を読んだうえで動画WS03「社会的排除とコミュニティ」「選別主義とパターナリズム」2本を視聴し、授業までに授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】授業の内容とグループワークを経て、考えたことや学んだことを授業リアクションとして提出する (1時間)
4 福祉社会学の原理と構想
(A-2-2)
【事前学習】教科書【12-19】を読んだうえで動画WS05「シティズンシップ」「障害の医療モデル」2本を視聴し、授業までに授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】授業の内容とグループワークを経て、考えたことや学んだことを授業リアクションとして提出する (1時間)
5 福祉社会学へのさまざまなアプローチ
(A-2-2)
【事前学習】教科書【20-25】を読んだうえで動画WS06「貧困率とジニ係数」「ナラティブとGTA」2本を視聴し、授業までに授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】授業の内容とグループワークを経て、考えたことや学んだことを授業リアクションとして提出する (1時間)
6 福祉社会学の方法(量的方法、質的方法)
(A-2-2)
【事前学習】教科書【26-35】を読んだうえで動画WS07「市場/政府の失敗と第三セクター」「家族政策と家族の失敗」2本を視聴し、授業までに授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】授業の内容とグループワークを経て、考えたことや学んだことを授業リアクションとして提出する (1時間)
7 福祉社会学の諸領域
(A-2-2)
【事前学習】教科書【36-43】を読んだうえで動画WS07「市場/政府の失敗と第三セクター」「家族政策と家族の失敗」2本を視聴し、授業までに授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】授業の内容とグループワークを経て、考えたことや学んだことを授業リアクションとして提出する (1時間)
8 学期末レポート作成に関するワークショップ
(A-2-2)
【事前学習】教科書【44-48】を読んだうえで動画WS08「東アジアの福祉と圧縮された近代」「世界システム論と移民労働」2本を視聴し、授業までに授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】授業の内容とグループワークを経て、考えたことや学んだことを授業リアクションとして提出する (1時間)
9 ミクロからマクロへ
(A-2-2)
【事前学習】教科書【49-55】を読んだうえで動画WS09「母子保健と里親・養親」「児童虐待と防止施策」2本を視聴し、授業までに授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】授業の内容とグループワークを経て、考えたことや学んだことを授業リアクションとして提出する (1時間)
10 ライフコース
(A-2-2)
【事前学習】教科書【56-62】を読んだうえで動画WS10「ポスト青年期と若者の貧困」「離婚とひとり親支援」2本を視聴し、授業までに授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】授業の内容とグループワークを経て、考えたことや学んだことを授業リアクションとして提出する (1時間)
11 不平等、差別、階層、貧困
(A-2-2)
【事前学習】教科書【63-69】を読んだうえで動画WS11「成年後見とエイジズム」「孤独死とホスピス」2本を視聴し、授業までに授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】授業の内容とグループワークを経て、考えたことや学んだことを授業リアクションとして提出する (1時間)
12 福祉政策と実践
(A-2-2)
【事前学習】教科書【70-74】を読んだうえで動画WS12「ナショナルミニマムとワーキングプア」「母子世帯と貧困の再生産」2本を視聴し、授業までに授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】授業の内容とグループワークを経て、考えたことや学んだことを授業リアクションとして提出する (1時間)
13 福祉政策の原理と政策基準
(A-2-2)
【事前学習】教科書【75-81】を読んだうえで動画WS13「分配原理と給付形態」「費用負担と徴税原理」2本を視聴し、授業までに授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】授業の内容とグループワークを経て、考えたことや学んだことを授業リアクションとして提出する (1時間)
14 ケアと福祉実践
(A-2-2)
【事前学習】教科書【81-87】を読んだうえで動画WS14「社会的リスクと生活保護」「社会保険とベーシック・インカム」2本を視聴し、授業までに授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】授業の内容とグループワークを経て、考えたことや学んだことを授業リアクションとして提出する (1時間)
15 まとめ:福祉社会学のこれから/学期末レポート相互チェック
(A-2-2)
【事前学習】教科書【88-98】を読んだうえで動画WS15「ケアと自助グループ」「感情労働と感情資本主義」2本を視聴し、授業までに授業コメントを提出しておく (3時間)
【事後学習】授業の内容とグループワークを経て、考えたことや学んだことを授業リアクションとして提出し、学期末レポートを提出する (1時間)
その他
教科書 福祉社会学会 『福祉社会学ハンドブック』 中央法規. 2013年
教科書は授業で毎回用いるわけではないが、遅くとも2回目の授業までには入手し、毎回割り当てられた箇所を読んで予習してくること。
ネットなどで古本を購入してもかまわないが、その場合は版の新しさに注意すること。
参考書 武川正吾・森川美絵・井口高志・菊地英明 『よくわかる福祉社会学  ((やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ))』 ミネルヴァ書房  2012年
武川正吾 『福祉社会学の想像力 ( (現代社会学ライブラリー10) )』 弘文堂 2,01年
戸田山和久 『新版 論文の教室』 NHK出版会 2012年
福祉社会学に関心を持った受講生のために3冊を挙げておく。購入する必要はないが、期末レポート作成のために役立てて欲しい。
また、論文・レポートの書き方についての優れたテキストも挙げておくので、持っていない受講生はこの機会に購入しておくこと。
成績評価の方法及び基準 レポート:学期末レポート(複数回提出する)(45%)、授業参画度:毎回の授業コメントと授業リアクション(45%)、グループ相互評価(10%)
学期末レポート(45%)、毎回の授業コメントtと授業リアクション(45%)、およびグループ相互評価(10%)をもとに総合的に評価する。
やむを得ない事情で、対面授業回に参加出来ない場合は、個別に指示する。
オフィスアワー 授業期間中の火曜昼休み
本館4階の久保田研究室
※大学に来られない場合は、教員のメールアドレスに直接問い合わせること

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