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中国語リーディング1

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令和2年度以降入学者 中国語リーディング1
令和元年度以前入学者 中国語リーディング1
教員名 山口守
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 中国語中国文化学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業に参加できない場合は、遠隔授業では対応しない。担当教員の許可を得た上で、指示に従って課題作成やオンデマンド教材での学習を行う。
Blackboard ID 20230750
授業概要 現代文学作品の講読を通じて、中国語の読解能力を高める。教材とするのは中国現代文学のクラシックというべき魯迅の「孔乙己」と1930年代中国現代文学を代表する巴金の「月夜」前半(後半は後期授業)である。魯迅「孔乙己」は「狂人日記」に次いで発表された短篇小説で、現代中国語の規範となる文体を生み出したと言ってよいだろう。巴金「月夜」は西洋文学から大きな啓示を受けた作家の初期作品で、文体も欧化していると言われるほどモダンな文体である。両作品を読むことで中国語の近代文体の基礎を学ぶことができると共に、小説を原文で読むとはどういうことか、その方法も同時に学ぶことになる。
授業のねらい・到達目標 中華民国期の文学作品を読むことで、まずしっかりとした読解能力を身に着けることができる。その基礎に立って、五四運動以降、国語形成をはじめとして、近代文化創造がどのように行われ、また作品の背景にどのような社会状況があるかを理解することができる。
文化的・社会的背景の異なる他者の価値観の相違を見出すことができる。(A-6-1)
この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの6に対応しています。
授業の形式 演習
授業の方法 演習形式である。教材はブラックボード(Blackboard、略称Bb)から入手する。ピンイン付の文章を読み解く訓練を行う。正確な日本語に翻訳できることが一番の狙いである。課題の日本語訳はBbを通じて事前に提出する。
本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とする。
フィードバックの方法は授業内で提示する。
なお、対面授業に参加できない場合は、遠隔授業では対応しない。担当教員の許可を得た上で、指示に従って課題作成やオンデマンド教材での学習を行う。詳細な連絡や指示はBlackboardを通じて行うので、毎週当該授業前に必ず連絡事項や教材欄をチェックすること。
履修条件 1年次の必修中国語単位をすべて修得していることが必要である。また受講者数は30名を上限とし、超過した場合は成績上位者を優先する。
授業計画
1 魯迅の小説について簡単に学んだ後、翻訳に役立つ中国語の構造について理解を深める。また授業のテーマや到達目標及び授業の方法についても明確に理解する。
【事前学習】シラバスを読んで授業計画を把握し、学習計画を立てる。 (0.5時間)
【事後学習】Blackboradから教材をダウンロードして目を通し、学習内容を確認する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
2 魯迅「孔乙己」1頁を学ぶ。中国語発音の特徴を踏まえた上で、当初は音読で文字と音を一致させる訓練をする。
次にリーディングの方法を踏まえたうえで、文章構造と単語の意味の背景に注意しながら日本語訳する。
特に中国の行政区画と貨幣制度に注意して協同学習する。(A-6-1)
【事前学習】テキスト1頁を日本語訳する。 (0.7時間)
【事後学習】授業中に確認した日本語訳をノートに清書する。 (0.3時間)
【授業形態】対面授業
3 魯迅「孔乙己」2頁を学ぶ。動詞や形容詞の重ね形と可能補語に注意して日本語訳する。
【事前学習】魯迅「孔乙己」2頁を日本語訳する。 (0.7時間)
【事後学習】授業中に確認した日本語訳をノートに清書する。 (0.3時間)
【授業形態】対面授業
4 魯迅「孔乙己」4頁を学ぶ。動作量と目的語の位置に注意する。
【事前学習】魯迅「孔乙己」4頁を (0.7時間)
【事後学習】授業中に確認した日本語訳をノートに清書する。 (0.3時間)
【授業形態】対面授業
5 魯迅「孔乙己」5頁を学ぶ。中国書道について協同学習する。(A-6-1)
【事前学習】魯迅「孔乙己」5頁を日本語訳する。 (0.7時間)
【事後学習】授業中に確認した日本語訳をノートに清書する。 (0.3時間)
【授業形態】対面授業
6 魯迅「孔乙己」6頁を学ぶ。古典中国語の虚詞について理解を深める。
【事前学習】魯迅「孔乙己」6頁を日本語訳する。 (0.7時間)
【事後学習】授業中に確認した日本語訳をノートに清書する。 (0.3時間)
【授業形態】対面授業
7 魯迅「孔乙己」7頁を学ぶ。科挙制度について協同学習する。(A-6-1)
【事前学習】魯迅「孔乙己」7頁を日本語訳する。 (0.7時間)
【事後学習】授業中に確認した日本語訳をノートに清書する。 (0.3時間)
【授業形態】対面授業
8 魯迅「孔乙己」8-9頁を学ぶ。経験態及び字書の使い方を協同学習する。(A-6-1)
【事前学習】魯迅「孔乙己」8-9頁を日本語訳する。 (0.7時間)
【事後学習】授業中に確認した日本語訳をノートに清書する。 (0.3時間)
【授業形態】対面授業
9 魯迅「孔乙己」10,12頁を学ぶ。「了」の使い方に注意する。
【事前学習】魯迅「孔乙己」10,12頁を日本語訳する。 (0.7時間)
【事後学習】授業中に確認した日本語訳をノートに清書する。 (0.3時間)
【授業形態】対面授業
10 魯迅「孔乙己」13,14頁を学ぶ。「満〇是〇」のような慣用表現に注意する。
【事前学習】魯迅「孔乙己」13,14頁を日本語訳する。 (0.7時間)
【事後学習】授業中に確認した日本語訳をノートに清書する。 (0.3時間)
【授業形態】対面授業
11 巴金について簡単に学んだ後、巴金「月夜」1-2頁を学ぶ。現象文に注意する。
【事前学習】巴金「月夜」1-2頁を日本語訳する。 (0.7時間)
【事後学習】授業中に確認した日本語訳をノートに清書する。 (0.3時間)
【授業形態】対面授業
12 巴金「月夜」3-4頁を学ぶ。方向補語及び結果補語に注意する。
【事前学習】巴金「月夜」3-4頁を日本語訳する。 (0.7時間)
【事後学習】授業中に確認した日本語訳をノートに清書する。 (0.3時間)
【授業形態】対面授業
13 巴金「月夜」5-6頁を学ぶ。中国の時刻制度について協同学習する。(A-6-1)
【事前学習】巴金「月夜」5-6頁を日本語訳する。 (0.3時間)
【事後学習】授業中に確認した日本語訳をノートに清書する。 (0.7時間)
【授業形態】対面授業
14 魯迅「孔乙己」について、文法を中心にこれまでの復習・解説を行い授業の理解度を深める。そのうえで、到達度試験を行い、文法を中心に学習ポイントを確認する。
【事前学習】魯迅「孔乙己」の日本語訳全部を確認しておく。 (0.7時間)
【事後学習】文法で不明な点を列記して、次回の授業で質問できるよう準備する。 (0.3時間)
【授業形態】対面授業
15 第1-14回で学んだ文法を復習して、自分の今後の学習へと繋げる。特に不足しているポイントを明確化して努力目標を設定する。
【事前学習】第1-14回で学んだ文法を復習する。 (0.5時間)
【事後学習】文法に関する今後の努力目標をノートに書いて整理する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 教材はブラックボード(Bb)からダウンロードする。
参考書 授業中指示する。
成績評価の方法及び基準 授業参画度:毎回の日本語訳の提出率と内容により評価する。(100%)
通常授業の成績が芳しくない者には追加で到達度試験を課することがある。
オフィスアワー ブラックボード(Bb)で連絡すること。
備考 ブラックボード(Bb)で登録しないと受講できない。

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