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中国語学概説1

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令和2年度以降入学者 中国語学概説1
令和元年度以前入学者 中国語学概説1
教員名 戸内俊介
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 中国語中国文化学科
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
Blackboard ID 20230747
授業概要 汗牛充棟とも形容される豊富な文献を有する中国語は、紀元前13世紀ころから3000年以上にわたる膨大な文字文献が保存されている世界でも稀有な言語と言える。その文字とは無論、漢字であり、現代にいたるまで脈々と受け継がれている。本講義では、古代から現代の中国語を記録する道具である漢字に焦点を当てる。具体的には、文字とは何か、漢字とはどのような文字か、から始まり、殷代の甲骨文、周代の金文を経て、戦国時代の文字、篆書、隷書、楷書といったさまざまな漢字の書体の変遷について講義する。以上を通して、本講義では「漢字とは何か」について考える機会を提供する。
授業のねらい・到達目標 ①「文字」とは何かについて、説明することができる。
②甲骨文から楷書に至る漢字発展の歴史を理解することができる。
資料や事象を注意深く観察し、問題を発見することができる。(A-4-2)
この科目は文理学部の学士(文学)のDP及びCPの4に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 原則として講義形式で行う。
①教室でレジュメを配布する。
②レジュメの指示に従って事前課題を行う。
③事後、授業に対するコメントシートを提出する。
フィードバックの方法は授業内で提示する。
本授業の事前・事後学習は,各々2時間の学習を目安とする。
授業計画
1 ガイダンス。漢和辞典について学習する。中国の歴代王朝を総覧する。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、今後の学習計画を立てる。 (2時間)
【事後学習】配布したレジュメを整理して、サブノートを作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 漢字とはどのような文字かについて学ぶ。十干十二支の構成や使われ方、由来について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間)
【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 中国の歴代王朝と十干十二支についての試験を行う。
甲骨文① 甲骨文がいつどこで発見され、その後どのように研究が展開したのかについて学ぶ。
【事前学習】試験の準備をする。レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間)
【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 甲骨文② 甲骨文の構成、文字的特徴、内容について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間)
【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 甲骨文③ 甲骨文の拓本を見つつ、工具書や参考書を用いて読解する方法を学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間)
【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 金文① 西周金文とはどのような文字資料か、また金文の書かれた青銅器の形について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間)
【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 金文② 青銅器に文字を鋳込む方法、西周金文の文字の特徴について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間)
【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 金文③ 西周金文の真偽鑑定の方法について学ぶ。西周の拓本を見つつ、工具書や参考書を用いて読解する方法を学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間)
【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 戦国文字① 戦国文字は多種のメディアに記録されたものであり、その種類について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間)
【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 戦国文字② 戦国文字の中でも、南方の楚国で書かれた楚系文字について学ぶ。戦国文字の地域性について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間)
【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 書体の変遷と文字統一 秦の篆書の成立と、始皇帝の文字統一の意義について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間)
【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 漢代から唐代の文字の整理① 隷書から行書、草書の漢字の変遷について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間)
【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 漢代から唐代の文字の整理② 楷書の成立と、漢字の規範を定めた字様書について学ぶ。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間)
【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 まとめ 甲骨文から楷書までの漢字の歴史を総復習する。
【事前学習】レジュメの指定箇所を読んで、事前の課題をこなす。 (2時間)
【事後学習】授業内容を復習しつつ、授業を受けて考えたこと疑問に思ったことをコメントシートに書き、提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 期末試験とその解説
【事前学習】期末試験のための復習をする。 (2時間)
【事後学習】期末試験の解説を聞き、理解が浅い箇所を再度復習する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 大西克也、宮本徹 『アジアと漢字文化』 放送大学教育振興会 2009年
裘錫圭著、稲畑耕一郎等訳 『中国漢字学講義』 東方書店 2022年
戸川芳郎監修、佐藤進、濱口富士雄編 『全訳 漢辞海』 三省堂 2017年 第4版
日本中国語学会編 『中国語学辞典』 岩波書店 2022年
成績評価の方法及び基準 試験(60%)、レポート:毎授業後、授業を受けて考えたことなどについてコメントを書き提出してもらう。(30%)、授業参画度:積極的な質問を歓迎する。(10%)
オフィスアワー 水曜昼休み

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