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アジアの表象文化1

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令和2年度以降入学者 アジアの表象文化1
令和元年度以前入学者 アジアの表象文化1
教員名 神谷丹路
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 中国語中国文化学科
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 対面授業
Blackboard ID 20230742
授業概要 朝鮮半島の文化と歴史の基礎事項を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 朝鮮半島は、中国文化の影響を受けつつ、東アジアにおいて、独自の文化、歴史を形成し、それらは長年にわたり、日本に大きな影響を与えてきた。朝鮮半島は、中国文化を日本に伝える単なる回廊ではなく、独自の世界観、精神世界を構築してきた。「韓ドラよりも奇なり」と言われる韓国・朝鮮の人々の歩んできた激動の歴史、積み上げてきた独特の文化、社会への理解を深めることができる。朝鮮半島と日本は、東アジアを構成する主要メンバーであり、東アジアの安定と平和において、大きな役割を担っている。隣国を深く理解し、21世紀のパートナーシップのありかたを模索する。
世界に氾濫している様々な情報を自ら収集し、分類・整理し、論理的・批判的に理解することができる。(A-3-2)
この科目は文理学部(学士(文学))のDP3、DP6及びCP9に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 講義形式。パワーポイントなどで学習資料を提示し、資料は教室、Blackboardなどで配布する。学生は、学習した内容に基づいて、指示のある場合は課題を提出する。学習後に、理解度をはかる小テストを行う。小テストの解答は、翌週、提示するので、復習すること。教室で、質問や議論の機会を提供する。対面授業に出席できなかった場合は、配布資料を学習し、1ページのまとめノートを期限までに提出することで代用される。
授業計画
1 〈オリエンテーション〉朝鮮半島の地理。朝鮮半島の二つの国。
【事前学習】シラバスの確認。韓国・朝鮮関連のニュースに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料を熟読し、要点を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 〈民俗文化・伝統文化〉ユネスコ無形遺産、アリラン、パンソリ、ナムサダン、綱わたり、カンカンスルレ、綱引き、民俗音楽、キムチ。
【事前学習】前回の授業の疑問点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を熟読し、要点を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 〈伝統行事と儒教文化〉正月、チュソク、葬送儀礼、儒教祭祀、現代社会と儒教、その他の宗教。
【事前学習】前回の授業の疑問点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を熟読し、要点を整理する。 (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
4 〈古代から中世へ〉伽耶と倭、百済、高句麗と日本、新羅と日本、高麗と日本。
【事前学習】前回の授業の疑問点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を熟読し、要点を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 〈中世から近世へ〉朝鮮王朝と日本、ハングル創製、化学、学問の発達、豊臣秀吉の朝鮮侵攻と倭城、善隣外交と朝鮮通信使
【事前学習】前回の授業の疑問点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を熟読し、要点を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 〈朝鮮王宮と近代〉王宮の再建から王妃暗殺、大韓帝国時代、最後の国王
【事前学習】前回の授業の疑問点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を熟読し、要点を整理する。 (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
7 〈日本の植民地支配下の朝鮮半島〉伊藤博文、安重根、「韓国併合」、土地調査事業、三一民族独立運動、食料増産体制、戦時労務動員。
【事前学習】前回の授業の疑問点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を熟読し、要点を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 〈植民地からの解放と朝鮮戦争〉北緯38度線、東西冷戦と朝鮮半島、朝鮮戦争、家族の離散。
【事前学習】前回の授業の疑問点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を熟読し、要点を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 〈1960年代〉海外出稼ぎ、日韓国交正常化、ベトナム戦争参戦、財閥の形成。
【事前学習】前回の授業の疑問点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を熟読し、要点を整理する。 (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
10 〈1970代、80年代、90年代〉社会の葛藤と民主化、民主化宣言、88年ソウルオリンピック、労働運動。
【事前学習】前回の授業の疑問点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を熟読し、要点を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 〈朝鮮沿岸漁業と日本〉朝鮮半島の伝統漁業、植民地期日本漁民の朝鮮出漁、李ライン問題と日本、日韓漁業協定。
【事前学習】前回の授業の疑問点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を熟読し、要点を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 〈歴史の和解とは〉日本の戦争責任問題、日韓の摩擦、市民・若者の日韓交流、日韓の語学学習者の増加。
【事前学習】前回の授業の疑問点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を熟読し、要点を整理する。 (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
13 〈済州島と日本〉太平洋戦争末期に第2の沖縄といわれた島。解放直後「済州島四三事件」、済州島四三事件の真相究明。
【事前学習】前回の授業の疑問点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を熟読し、要点を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 〈フィードバックおよび総括〉第2回目から第13回目までの講義内容について質疑応答
【事前学習】前回までの授業の疑問点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を再度読み返し、整理した要点を確認する。 (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
15 〈「まとめの試験」および解説〉復習・解説をとおして授業の理解を深める
【事前学習】2回~13回の講義内容を確認し総復習する。 (2時間)
【事後学習】理解の不十分であった項目を再確認し、資料を読み直す。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 授業時に学習資料を配布する。
参考書 神谷丹路 『韓国歴史漫歩』 明石書店 2003年
神谷丹路 『韓国近い昔の旅』 凱風社 2017年
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、授業参画度:準備及びクラスでの積極的な発言、課題への取り組み(50%)
対面で参加できなかった学生についても対面参加者と同様の方法(「授業の方法」参照)で評価する。
オフィスアワー 対面授業後、またはBlackboardにより対応します。
備考 韓国・朝鮮に関する報道、話題について、広くアンテナを張り、また日常や身の回りの中にある、韓国・朝鮮関係の疑問点や課題について、意識的な態度で授業に参加してください。

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