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令和2年度以降入学者 | 中国学入門2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 中国学入門2 | ||||
教員名 | 小浜正子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業(対面で参加できない学生には、オンデマンド配信を行う)。事前課題を踏まえて講義を行う。(Blackboardに登録して連絡事項を確認すること) |
Blackboard ID | 20233689 |
授業概要 | 歴史は単なる過ぎ去った過去ではなく、いま私たちが生きている現実の社会を形作っている大きな要素の1つである。20世紀の中国史への理解は現在の中国を理解するうえで必須である。本授業では、20世紀から現在までの中国の歴史の流れを理解し、近現代中国のあゆみが、現在の中国にもたらした影響を理解する。あわせて現在の日中関係における問題に関する基礎的な事項についても論じる。 |
授業のねらい・到達目標 | ①中国近現代の歴史の流れを知り、それが現在の中国にもたらした影響を理解する。 ②現代中国社会の諸問題を歴史的背景を基に考察することが出来る。 ③日中関係に関する基礎的な事項について知り、現在の日中関係を歴史的背景を踏まえて考察することが出来るようになる。 ④歴史的事象をめぐる史料を当時の時代背景を踏まえて読解して、過去の社会について考察することが出来るようになる。 ⑤歴史的思考力を身につけ、それに基づいて現在社会の問題を考えることが出来るようになる。 グローバル社会の抱える諸問題について、個々の問題に関する様々な情報を分類・整理することができる(A-2-2)。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの2に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 事前学習を踏まえて、講義を中心に行う。 テキストの関連部分を予習し、また授業用資料が事前にblackboardにアップされるので、それをプリントアウトして授業に参加する。 講義を聴きながら、授業用資料と併せて、課題について考察し、プリントに書き込む。指示のある場合は、学生どおしのグループディスカッションを行い、それに基づいて課題についての考察を深める。 授業終了後に、課題を提出する。提出された課題は、Blackboard上で採点する。 |
授業計画 | |
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1 |
はじめに(ガイダンス)中国近現代史を学ぶ際の要点と、現代中国社会との関連について考察する。
【事前学習】シラバスを読んで授業の概要を確認する。Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、今回の授業内容について疑問点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】テキストを読んで授業中の理解が不十分だった点を再度考察する。 (2時間) |
2 |
現代中国の歴史観と歴史教育の特質について理解する。
【事前学習】テキストの該当部分を読んで、内容を理解し、疑問点を確認しておく。Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、今回の授業内容の論点を確認しておく。 (3.5時間) 【事後学習】テキストおよび授業プリントを読み直して疑問点が理解できたかを確認し、さらに考察を深める。 (0.5時間) |
3 |
辛亥革命と中華民国の成立の経緯を知り、他国の近代国家形成の過程との異同について理解する。
【事前学習】テキストの該当部分を読んで、内容を理解し、疑問点を確認しておく。Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、今回の授業内容の論点を確認しておく。 (3.5時間) 【事後学習】テキストおよび授業プリントを読み直して疑問点が理解できたかを確認し、さらに考察を深める。 (0.5時間) |
4 |
中華民国の模索と発展(1)五・四運動の経過とその影響について知り、中国近代史上の評価および現代中国社会における捉えられ方の変化とその背景について考察する。
【事前学習】テキストの該当部分を読んで、内容を理解し、疑問点を確認しておく。Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、今回の授業内容の論点を確認しておく。 (3.5時間) 【事後学習】テキストおよび授業プリントを読み直して疑問点が理解できたかを確認し、さらに考察を深める。 (0.5時間) |
5 |
中華民国の模索と発展(2)国民革命の経過と当時の国際関係について知り、日中関係が中国の国民国家形成にどのような影響があったか考察する。
【事前学習】テキストの該当部分を読んで、内容を理解し、疑問点を確認しておく。Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、今回の授業内容の論点を確認しておく。 (3.5時間) 【事後学習】テキストおよび授業プリントを読み直して疑問点が理解できたかを確認し、さらに考察を深める。 (0.5時間) |
6 |
中華民国の模索と発展(3)南京国民政府の統治と満洲事変の経過について理解し、中国における民族意識の形成と民族運動について考察する。
【事前学習】テキストの該当部分を読んで、内容を理解し、疑問点を確認しておく。Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、今回の授業内容の論点を確認しておく。 (3.5時間) 【事後学習】テキストおよび授業プリントを読み直して疑問点が理解できたかを確認し、さらに考察を深める。 (0.5時間) |
7 |
戦争の時代(1)日中全面戦争の過程について知り、戦争が当時の社会に及ぼした影響と国際関係との関連について考察する。(A-2-2)
【事前学習】テキストの該当部分を読んで、内容を理解し、疑問点を確認しておく。Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、今回の授業内容の論点を確認しておく。 (3.5時間) 【事後学習】テキストおよび授業プリントを読み直して疑問点が理解できたかを確認し、さらに考察を深める。 (0.5時間) |
8 |
戦争の時代(2)国共内戦と中華人民共和国の成立の経緯について知り、また台湾の位置について理解する。当時の中国社会の変化について考察する。
【事前学習】テキストの該当部分を読んで、内容を理解し、疑問点を確認しておく。Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、今回の授業内容の論点を確認しておく。 (3.5時間) 【事後学習】テキストおよび授業プリントを読み直して疑問点が理解できたかを確認し、さらに考察を深める。 (0.5時間) |
9 |
中国社会主義の展開(1)1950年代中国の政治過程について理解し、大躍進や人民公社の成立がどのように民衆生活に影響したかを考察する。
【事前学習】テキストの該当部分を読んで、内容を理解し、疑問点を確認しておく。Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、今回の授業内容の論点を確認しておく。 (3.5時間) 【事後学習】テキストおよび授業プリントを読み直して疑問点が理解できたかを確認し、さらに考察を深める。 (0.5時間) |
10 |
中国社会主義の展開(2)文化大革命の経緯について知り、それが当時の中国社会に与えた衝撃と、現在までの中国社会にどのような影響を及ぼしているかを理解する。(A-2-2)
【事前学習】テキストの該当部分を読んで、内容を理解し、疑問点を確認しておく。Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、今回の授業内容の論点を確認しておく。 (3.5時間) 【事後学習】テキストおよび授業プリントを読み直して疑問点が理解できたかを確認し、さらに考察を深める。 (0.5時間) |
11 |
改革開放の光と影(1)改革開放政策への転換と、社会主義市場経済の開始による中国社会の変化について理解する。
【事前学習】テキストの該当部分を読んで、内容を理解し、疑問点を確認しておく。Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、今回の授業内容の論点を確認しておく。 (3.5時間) 【事後学習】テキストおよび授業プリントを読み直して疑問点が理解できたかを確認し、さらに考察を深める。 (0.5時間) |
12 |
改革開放の光と影(2)民主化運動と天安門事件について知り、それが中国社会に与えた影響について考察する。
【事前学習】テキストの該当部分を読んで、内容を理解し、疑問点を確認しておく。Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、今回の授業内容の論点を確認しておく。 (3.5時間) 【事後学習】テキストおよび授業プリントを読み直して疑問点が理解できたかを確認し、さらに考察を深める。 (0.5時間) |
13 |
改革開放の光と影(3)21世紀の中国社会の状況と、経済発展の光と影について考察する。
【事前学習】テキストの該当部分を読んで、内容を理解し、疑問点を確認しておく。Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、今回の授業内容の論点を確認しておく。 (3.5時間) 【事後学習】テキストおよび授業プリントを読み直して疑問点が理解できたかを確認し、さらに考察を深める。 (0.5時間) |
14 |
中華人民共和国成立以来の日中関係の変化について理解し、日中関係における課題について考察する。
【事前学習】テキストの該当部分を読んで、内容を理解し、疑問点を確認しておく。Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、今回の授業内容の論点を確認しておく。 (3.5時間) 【事後学習】テキストおよび授業プリントを読み直して疑問点が理解できたかを確認し、さらに考察を深める。 (0.5時間) |
15 |
近現代中国の歴史についてまとめ、今後の中国社会と日中関係を考える上での論点について考察する。
【事前学習】Blackboardからプリントをダウンロードしてプリントアウトし、この科目の授業全体について振り返って論点を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】テキストを読み返して、前近代中国の歴史について振り返り、歴史的思考力を深める。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 岸本美緒 『中国の歴史』 ちくま学芸文庫 2015年 授業中に指示する。 |
参考書 | 井上久士・久保亨・高田幸男・土田哲夫 『現代中国の歴史―両岸三地のあゆみ』 東京大学出版会 2008年 課程教材研究所・総合文科課程教材研究開発中心(並木頼寿監訳) 『中国の歴史と社会 (世界の教科書シリーズ)』 明石書店 2009年 董国強(金野純・関智英・大澤肇編訳解説) 『文革―南京大学14人の証言』 築地書館 2009年 川島真 『近代国家への模索 1894-1925 (岩波新書 シリーズ中国近現代史2)』 岩波書店 2010年 石川禎浩 『革命とナショナリズム 1925-1945 (岩波新書 シリーズ中国近現代史3)』 岩波書店 2010年 久保亨 『社会主義への挑戦 1945-1971 (岩波新書 シリーズ中国近現代史4)』 岩波書店 2011年 上記の他、授業中に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:学期内に1~2回、指定された課題に対して提出したレポートを評価する。(30%)、授業参画度:事前課題および授業内に提出するコメントペーパーによって評価する。(対面授業に参加できない学生は、blackboardに提出する。)(70%) |
オフィスアワー | 小浜研究室にて随時(学科事務室を通じて予約すること)。 対面授業に参加できない学生はBlackboardを通じて連絡すること。 |
備考 | 「自主創造の基礎」「学問の扉」「中国学入門1~4」「中国語1~14」の単位を修得しないと「研究ゼミ1、2」、「卒業ゼミ1、2」を履修できないので注意すること。 |