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令和2年度以降入学者 | 特殊研究ゼミナール1 | ||||
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教員名 | 高榮蘭 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業(状況に応じて、同時双方向と課題研究などをも取り組む。これについては事前に告知するのでブラックボード上の情報をよく確認すること)。 |
Blackboard ID | 20230710 |
授業概要 | 近現代文学に関する卒論を書く上で必要な力を身につける |
授業のねらい・到達目標 | 【1】授業のねらい 近現代文学について卒業論文を書くための基礎的知識や方法を身につける。具体的な文学テクストを取り上げながら、資料収集の方法、先行研究の読み方とまとめ方、テーマの探し方、文献引用の仕方、論文の形式などを学ぶことによって、自力で研究論文が執筆できるようになる。 【2】到達目標 ①到達目標 ・研究テーマを見出す能力が身に付く ・研究計画が作れるようになる ・先行研究を批判的に分析し、踏まえながら、独創的な視点から分析できるようになる ・ 他の受講者の演習発表を理解し、質疑応答の方法を身につける ②日本大学教育憲章との関係 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づきつつ,日本文学・日本語学研究の専門性を活用し、自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる。(A-1-3) ・日本文学・日本語学研究の専門性をもって、世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる。(A-2-3) ・日本文学・日本語学研究を中心としながら、仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-3) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる。(A-4-3) ・日本文学・日本語学研究のスキルを活用しながら、責任と役割を担い,新しいことに挑戦することができる。(A-5-3) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら、さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互の意思伝達を自由かつ確実に行い,他者との良好な関係を確立することができる。(A-6-3) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら、集団の活動において,より良い成果を上げるために,指導者として他者と協働し,作業を行うことができる。(A-7-3) ・日本文学・日本語学研究の専門性に基づきながら、学修状況を自己分析し,その成果を評価することができる。(A-8-3) ③ディプロマポリシーとの関係 旧カリキュラムでは、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,2,3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP1,2,3,4,5,6,7,8に対応している。 |
授業の形式 | ゼミ |
授業の方法 | (1)授業の形式:【演習】 (2)グループごとにテーマと分析方法などを決め、発表をする。第1回から第3回までグループ分けを行い、グループごとにテクストを選定する。議論を通してテーマや分析方法、役割分担などを決める。第4回目以降、グループによる発表と質疑応答を行う。各グループは、2回ずつ発表する。2回目は、前回の発表への議論とコメントを反映して行うこと。受講者全員、発表に関する積極的な意見や質問が求められる。 (3)やむを得ない事情により対面授業に参加できない場合、事情を聞いた上で、個別的に対応する。該当者は、初回開始前にBlackboardのメールを通して、必ず連絡すること。 ★なお、授業計画は、実際の進行上の理由から場合によっては変更されることがある★ |
履修条件 | 受講を許可された3年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は第1回目の授業で申し出ること。 |
授業計画 | |
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1 |
授業の進め方について確認。受講生全員が授業で取り上げたい近現代の文学テクストについて発表する(一人五分程度)。(A-3-3)
【事前学習】発表したい作品について紹介文を書いてくること (2時間) 【事後学習】他の受講生からのコメントを整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
資料の検索・収集、発表内容の構築、報告の仕方などを学ぶ。(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】図書館の検索システムを使用し、授業に必要だと思われる本を調べてくること (2時間) 【事後学習】授業で説明を受けた内容を整理し、参考文献を読んでくること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
作品の分担とグループ分けをするための簡単な報告をする。(A-5-3,A-6-3)
【事前学習】課題として出された作品を読み、整理してくること (2時間) 【事後学習】発表したい作品を決め、調べてくること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
全グループ:共同作業の方法について報告をする。(A-6-3,A-7-3)
【事前学習】発表資料を作ってくること (2時間) 【事後学習】発表の準備をするためのグループ学習をしてくること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
同時代の文学的、文化的な状況について報告をする。(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】前回配布された資料を読み、まとめてくること (2時間) 【事後学習】授業で紹介された参考文献を読んでくること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
グループAの梨木香歩 「西の魔女が死んだ」、遠藤周作「白い人」(A-4-3,A-5-3,A-6-3)
【事前学習】授業で取り上げる小説を読んでくること (2時間) 【事後学習】発表に対するコメントを整理してくること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
グループBの谷崎潤一郎「女人神聖」、村田沙耶「コンビニ人間」に関する発表と討議をする。(A-4-3,A-5-3,A-6-3)
【事前学習】授業で取り上げる小説を読んでくること (2時間) 【事後学習】発表に対するコメントを整理してくること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
グループCの伊藤計画「虐殺器官」、坂口安吾「桜の森の満開の下」「続戦争と一人の女」に関する発表と討議をする。(A-4-3,A-5-3,A-6-3)
【事前学習】授業で取り上げる小説を読んでくること (2時間) 【事後学習】発表に対するコメントを整理してくること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
グループDの谷崎潤一郎「人魚の嘆き」、安部公房「方舟さくら丸」に関する発表と討議をする。(A-4-3,A-5-3,A-6-3)
【事前学習】授業で取り上げる小説を読んでくること (2時間) 【事後学習】発表に対するコメントを整理してくること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
グループEの尾崎翠「第七官界彷徨」、太宰治「女生徒」に関する発表と討議をする。(A-4-3,A-5-3,A-6-3)
【事前学習】授業で取り上げる小説を読んでくること (2時間) 【事後学習】発表に対するコメントを整理してくること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
グループFの坂口安吾「夜長姫と耳男」、吉行淳之介「 驟雨」に関する発表と討議をする。(A-4-3,A-5-3,A-6-3)
【事前学習】授業で取り上げる小説を読んでくること (2時間) 【事後学習】発表に対するコメントを整理してくること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
グループAとB:コメントシートへの応答と再議論をする。(A-6-3,A-8-3)
【事前学習】授業で取り上げる小説を読んでくること (2時間) 【事後学習】発表に対するコメントを整理してくること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
グループCとD:コメントシートへの応答と再議論をする。(A-6-3,A-8-3)
【事前学習】授業で取り上げる小説を読んでくること (2時間) 【事後学習】発表に対するコメントを整理してくること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
グループEとF:コメントシートへの応答と再議論をする。(A-6-3,A-8-3)
【事前学習】授業で取り上げる小説を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】発表に対するコメントを整理してくること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める。(A-6-3,A-8-3)
【事前学習】これまでの資料をすべて再読し、まとめてくること (2時間) 【事後学習】レポートを書いて提出すること (3時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 詳細は第1回目の授業時に述べる。 |
参考書 | 授業の中で適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:求めるテーマと内容、提出状況を見て、A-1,A-3,A-4、A-5、A-8の達成度を評価します。(30%)、授業参画度:授業での発表、ディスカッション、毎回のリアクションペーパー等で、A-6、A-7、A-8の達成度を評価します。対面の授業に参加できない学生に対しても、不利益が生じないように対応します。(70%) 発表後、担当教員によるコメントや受講生からの質問、コメントを参考にしながら、レポートを作成し、提出する。なお、本授業では、対面による参加と、要件を満たした上での遠隔(課題研究を含む)参加とにおいて成績評価に差を設けない。 |
オフィスアワー | 授業の前後。Blackboardを通して質問してください。面談が必要な場合は、事前に日程を調整し、オンラインで行います。 |