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近代文学史

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令和2年度以降入学者 近代文学史
令和元年度以前入学者 日本文学史3
教員名 久米依子
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業。欠席者のための遠隔授業は行わないが、欠席に関してはBbで詳細な指示を出す(感染症の場合の届けの必要性や課題など)ので参照すること。
Blackboard ID 20233637
授業概要 明治・大正期の文学の展開について、代表的作家作品や文学思潮の紹介を通して理解を深める。日本近代文学が誕生した明治期の動きに始まり、様々な流派の活動によって活性化した大正期、文学の変革が訪れた昭和初期までの文学史の流れを確認する。時代の情勢の中で、文学がどのような意味をもったかを振り返りつつ、「文学史」という制度についても考える。近代社会における文学の役割と意義を理解できるようになることを目標にする。
授業のねらい・到達目標 〈授業のねらい〉
近代日本文学が誕生した、明治期からの動向を理解することができるようになる。
〈到達目標〉
近世文学と近代文学の差異を説明することができる。
多様な流派の特性を学び、それぞれの意義を理解することができる。
明治期から昭和初期までの社会の変動と文学の関係を知り、時代の中での文学の役割・位置を確認することができるようになる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3及びカリキュラムポリシーCP2,3に対応している。
・日本文学・日本語学研究を学びながら、それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2)
・日本文学・日本語学研究を中心としながら、仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-2)

なお、旧カリキュラム(令和元年度以前入学者)ではこの科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。
授業の形式 講義
授業の方法 授業で取り上げる事項は、プリントにして配布するか、Bbに上げる。授業を通して、近代文学の代表的思潮・作家・テクストの特性を理解し、文学史の流れをつかむことが求められる。
受講者には課題としたテクストを一つは読んでもらい、レポートを書いてもらう予定。各自で選択した作品を読み、授業を踏まえて特色を指摘すること。フィードバック方法等については、授業内で指示する。欠席に対してはBbに指示を出す。
授業計画
1 近代社会と日本の文学の関係について概説する。
【事前学習】近代文学についての知識を確認しておく (2時間)
【事後学習】配布プリントの授業箇所を復習しておく (3時間)
【授業形態】対面授業
2 幕末から明治へ――近代文学の胎動
【事前学習】江戸期文学の知識を確認しておく (2時間)
【事後学習】授業内容を整理し、江戸期と明治期の差を理解する (3時間)
【授業形態】対面授業
3 欧米文化の衝撃――西欧文学の移入(A-2-2)
【事前学習】配布プリントの該当箇所を予習しておく (2時間)
【事後学習】明治文明開化期の文学の様相を理解する (3時間)
【授業形態】対面授業
4 言文一致と紅露時代
【事前学習】言文一致に関する知識を確認しておく (2時間)
【事後学習】硯友社の意義を理解する (3時間)
【授業形態】対面授業
5 明治の女性と文学(A-3-2)
【事前学習】明治時代の女性の位置を確認しておく (2時間)
【事後学習】明治の女性と文学について整理する (3時間)
【授業形態】対面授業
6 浪漫主義の主張
【事前学習】配布プリントの該当箇所を予習しておく (2時間)
【事後学習】浪漫主義の主張を理解する (3時間)
【授業形態】対面授業
7 詩歌の変革
【事前学習】明治期詩歌の知識を確認しておく (2時間)
【事後学習】詩歌改革の多様性を理解する (3時間)
【授業形態】対面授業
8 自然主義の台頭(A-2-2)
【事前学習】自然主義作家の知識を確認しておく (2時間)
【事後学習】自然主義の理論を整理しておく (3時間)
【授業形態】対面授業
9 夏目漱石という現象(A-3-2)
【事前学習】夏目漱石に関する知識を確認しておく (2時間)
【事後学習】夏目漱石の位置を理解する (3時間)
【授業形態】対面授業
10 白樺派の主張
【事前学習】白樺派の知識を確認しておく (2時間)
【事後学習】大正期の動きを理解する (3時間)
【授業形態】対面授業
11 耽美派の官能美
【事前学習】耽美派の知識を確認しておく (2時間)
【事後学習】耽美派の特色を整理する (3時間)
【授業形態】対面授業
12 理知派の方法
【事前学習】配布プリントの該当箇所を予習しておく (2時間)
【事後学習】芥川の作家活動をまとめる (3時間)
【授業形態】対面授業
13 昭和期への変革――プロレタリア文学と新感覚派(A-2-2)
【事前学習】昭和初期の時代の特色を確認しておく (2時間)
【事後学習】時代の流れを理解する (3時間)
【授業形態】対面授業
14 昭和期の動き――新興芸術派と文芸復興、抒情詩の達成
【事前学習】レポートの準備をする (2時間)
【事後学習】明治大正期の文学の流れを整理する (3時間)
【授業形態】対面授業
15 文学史の流れをまとめ、代表的作品への理解を深める(A-3-2)
【事前学習】レポートの仕上げ (2時間)
【事後学習】レポートの反省点を考える (3時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 主にプリントを配布する。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:Bbに出す複数の小レポートと最終レポート(40%)、授業内テスト:授業の理解度をはかる小テスト(30%)、授業参画度:授業内で示す課題の提出(30%)
授業参画度には、授業で示した課題の回答を含む。小レポート、最終レポート、小テスト、課題回答を合わせて評価する。
A-2,A-3の達成度については課題、授業内テスト、最終レポートで総合的に評価する。
オフィスアワー 月曜昼休み、水曜昼休み、7号館4階久米研究室、およびメール連絡
備考 欠席についてはBbで説明するので、必ず参照すること

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