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日本語学入門1

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令和2年度以降入学者 日本語学入門1
令和元年度以前入学者 日本語学入門1
教員名 井上優
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業
Blackboard ID 20230677
授業概要 「日本語学」は「日本語言語学」のことである。この授業では、日本語学の諸領域を概観しながら、「日本語学とはどのような研究か」「言語学のものの見方・考え方とはどのようなものか」「ことばはどのようにできているか」を解説し、参加者に「ことばのしくみ」について考えてもらう。
前学期は教科書の前半部分(日本語学とは、音声と音韻、語彙、意味、文法、文章と文体)を扱う。
授業のねらい・到達目標 (1)言語学のものの見方・考え方を自分のことばで説明できるようになる。
(2)自分たちがふだん使っている「ことば」について分析的に見ることができるようになる。
(3)ことばに限らず、ものごとの背後にある「しくみ」を⾒出す感覚を身につける。

この科目は、旧カリキュラム(令和元年度以前入学者)では、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。
新カリキュラム(令和2年度以降入学者)では、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,2,3,8及びカリキュラムポリシーCP1,2,3,8に対応している。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて、日本文学・日本語学研究、ひいては人文学の役割や、倫理的な課題を理解し、説明することができる。(A-1-1)
・日本文学・日本語学研究を学びながら、それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治、経済、文化、価値観、信条などの現状を概説できる。(A-2-1)
・日本文学・日本語学研究を中心としながら、仮説に基づく課題や問題を提示し、客観的な情報を基に、論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1)
・日本文学・日本語学研究の専門性を身につけながら、自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1)
授業の形式 講義
授業の方法 ・対面による講義形式でおこなう。
・授業に関する連絡、資料の配布、課題・レポートの提出はBlackboardでおこなう。
・教科書と配布資料を用いて授業をおこなう。第1回授業までに教科書を購入すること。
・配布資料は授業の3日前までにBlackboardで配布するので、事前にダウンロードあるいは印刷して教室に持参すること。(資料の映写はおこなわない。)
・毎回リアクションペーパーを提出してもらう。フィードバックは授業内でおこなう。
・質問は随時受けつける。
・遠隔授業はおこなわない。やむをえない理由により一定期間対面授業に参加できない場合は別途課題を課して対応する。
履修条件 ・第1回授業までにBlackboardに自己登録すること。
・第2回授業までに最低1回は出席すること。
授業計画
1 日本語学とは 
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】教科書 pp.2-16 を読み、pp.3-8 にあげられている言語学の諸分野について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業の内容をふまえ、教科書をもう一度よく読み、内容を正確に理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 音声と音韻(1) 音声学
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】教科書 pp.18-24 を読み、疑問点・不明点を整理しておく。特に調音器官の名称について確認すること。 (2時間)
【事後学習】授業の内容をふまえ、教科書をもう一度よく読み、内容を正確に理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 音声と音韻(2) 音韻論、韻律
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】教科書 pp.25-35 を読み、疑問点・不明点を整理しておく。特に「音素」について自分で調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業の内容をふまえ、教科書をもう一度よく読み、内容を正確に理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業、課題研究
4 語彙(1) 語と語彙、語形
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】教科書 pp.36-42 を読み、疑問点・不明点を整理しておく。特に「語彙的カテゴリー」について確認すること。 (2時間)
【事後学習】授業の内容をふまえ、教科書をもう一度よく読み、内容を正確に理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 語彙(2) 語種、語構成
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】教科書 pp.42-49 を読み、疑問点・不明点を整理しておく。特に「語種」について確認すること。 (2時間)
【事後学習】授業の内容をふまえ、教科書をもう一度よく読み、内容を正確に理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 語彙(3) 位相、語彙の体系と計量
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】教科書 pp.49-57 を読み、疑問点・不明点を整理しておく。特に「位相」について確認すること。 (2時間)
【事後学習】授業の内容をふまえ、教科書をもう一度よく読み、内容を正確に理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 意味(1) 語の意味、意味関係、意味分野
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】教科書 pp.58-63 を読み、疑問点・不明点を整理しておく。特に「語の意味」とは何かについて確認すること。 (2時間)
【事後学習】授業の内容をふまえ、教科書をもう一度よく読み、内容を正確に理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 意味(2) シソーラス、意味の派生、意味の合成
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】教科書 pp.63-69 を読み、疑問点・不明点を整理しておく。特に「シソーラス」について調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業の内容をふまえ、教科書をもう一度よく読み、内容を正確に理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 文法(1) 活用
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】教科書 pp.70-78 を読み、疑問点・不明点を整理しておく。特に動詞の活用について確認すること。 (2時間)
【事後学習】授業の内容をふまえ、教科書をもう一度よく読み、内容を正確に理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 文法(2) 格と文の成分
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】教科書 pp.79-86 を読み、疑問点・不明点を整理しておく。特に「格」と「意味役割」の違いについて確認すること。 (2時間)
【事後学習】授業の内容をふまえ、教科書をもう一度よく読み、内容を正確に理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 文法(3) ヴォイス
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】教科書 pp.86-91 を読み、疑問点・不明点を整理しておく。特にヴォイスとは何かについて確認すること。 (2時間)
【事後学習】授業の内容をふまえ、教科書をもう一度よく読み、内容を正確に理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 文法(4) アスペクト、テンス、ムード
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】教科書 pp.91-97 を読み、疑問点・不明点を整理しておく。特にアスペクトとテンスの違いについて確認すること。 (2時間)
【事後学習】授業の内容をふまえ、教科書をもう一度よく読み、内容を正確に理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 文章と文体(1) 指示詞、接続詞
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】教科書 pp.98-103 を読み、疑問点・不明点を整理しておく。特に指示詞の用法について確認すること。 (2時間)
【事後学習】授業の内容をふまえ、教科書をもう一度よく読み、内容を正確に理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 文章と文体(2) 文章論
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】教科書 pp.103-109 を読み、疑問点・不明点を整理しておく。特に「文章・談話の特徴」について確認すること。 (2時間)
【事後学習】授業の内容をふまえ、教科書をもう一度よく読み、内容を正確に理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 前学期のまとめ
(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1)(A-8-1)
【事前学習】前学期に学んだ内容を復習する。特に授業で強調したことがらについてよく確認する。 (2時間)
【事後学習】期末レポートをまとめる。 (4時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 荻野綱男 『現代日本語学入門 改訂版』 明治書院 2018年 第1版
必ず改訂版を購入すること。文理学部の教科書売り場で最新版が購入できる。
参考書 授業内で随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:授業の内容について要約する期末レポートを課す。(40%)、授業参画度:リアクションペーパーの提出状況と内容で評価する。(60%)
オフィスアワー 火曜3限。メールによる質問は随時受け付ける。

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