文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 史学科 > 日本史ゼミナール1
日本大学ロゴ

日本史ゼミナール1

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 日本史ゼミナール1
教員名 武井紀子
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業により行う。
Blackboard ID 20230657
授業概要 奈良時代史の基礎的な史料である『続日本紀』の講読を通じて、律令国家確立期の政治制度、社会のあり方を学ぶ。今年度前期は、『続日本紀』巻第三の慶雲二年四月壬子条から順番に読んでいく。また、史料講読と合わせて古代史の論文の書評を通じて、論文読解の基礎を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 古代史の基礎となる『続日本紀』の記事を精読・解釈し、深く内容を考察することができるようになる。
『続日本紀』の記事をもとに、律令格式、正倉院文書、木簡や漆紙文書、金石文などの史料と関連づけながら解釈していく力を身につける。
史料をもとに問題点を見つけ、関連する先行研究を探し、みずからまとめて整理する力を身につける。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1、4~8及びカリキュラムポリシーCP1、4~8に対応しています。
・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、人文学・歴史学が直面する倫理的課題を説明することができる。(A-1-3)
・日常生活における現象に潜む人文学的問題を発見し、専門的知識に基づいて解決案を作成できる。(A-4-3)
・新しい問題に取り組むために、必要な情報を収集し、それを分析して用いることができる。
(A-5-3)
・様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる。(A-6-3)
・学修活動において、積極的にリーダーシップ及び指導力を発揮して、他者と協働すて作業をすることができる。(A-7-3)
・学修状況を自己分析し、その成果を評価することができる。(A-8-3)
授業の形式 ゼミ
授業の方法 授業の形式:
対面授業により実施する。『続日本紀』の各条をゼミ参加者に割り当て、担当者の報告レジュメをもとに、参加者全員で議論をしながら内容をとっていく。各担当者の報告が議論の前提となるので、しっかりと報告準備をして臨むことが求められる。第1回の授業でガイダンス・報告の順番を決めるので、受講者は必ず出席すること。あわせて『続日本紀』の史料解題と報告の仕方について解説する。第2回から学生の報告を主体とする。報告に対して、次回の冒頭に補足報告を求めることがある。

*履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。また受講者への連絡もBlackboardの「連絡事項」欄に掲示する場合があるので、随時確認すること。
*オンデマンドでの事後動画配信は原則しない。
*対面授業に参加できない要件を満たした場合は、Zoomでの参加を認める。必ず事前に教員に申し出ること。
履修条件 担当者の「日本史基礎実習1・2」を履修済みであることが望ましい。
授業計画
1 ガイダンスと授業の進め方・『続日本紀』の解題/担当範囲を決める(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】『続日本紀』の解題についての参考文献を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】テキストを準備しておく。古代史の工具書類について、図書館で手に取ってみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 報告の仕方(『続日本紀』慶雲二年四月壬子条)(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事後学習】講義の内容をまとめ、リアクションペーパーを提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 『続日本紀』慶雲二年四月甲寅条~四月丙寅条(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】テキストの当該範囲を読み、質問を考えてくる。 (2時間)
【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。各自報告の準備をする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 『続日本紀』慶雲二年四月辛未条~五月丁亥条(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】テキストの当該範囲を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間)
【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 『続日本紀』慶雲二年五月癸卯条~七月丙午条(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】テキストの当該範囲を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間)
【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 『続日本紀』慶雲二年八月戊午条(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】テキストの当該範囲を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間)
【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 『続日本紀』慶雲二年九月壬午条~九月癸卯条(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】テキストの当該範囲を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間)
【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 『続日本紀』慶雲二年十月壬申条~十一月己丑条(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】テキストの当該範囲を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間)
【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 『続日本紀』慶雲二年十一月甲辰条~十二月是歳条(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定論文を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間)
【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 論文講読①(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定論文を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間)
【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 論文講読②(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定論文を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間)
【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 論文講読③(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定論文を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間)
【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 自由研究報告①(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定論文を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間)
【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 自由研究報告②(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定論文を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間)
【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。学期末レポートの準備をする。 (3時間)
【授業形態】対面授業
15 自由研究報告③(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】報告者はレジュメを準備する。 (2時間)
【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。学期末レポートを仕上げて提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 教科書は使用しない。
テキストには新日本古典文学大系『続日本紀』一(岩波書店、1989年)を使用する。輪読部分のテキストは必ず手元に準備し、毎回持参すること。
また講読する論文については、こちらから指定する。
参考書 笹山晴生「続日本紀と古代の史書」(新日本古典文学大系『続日本紀』一〔岩波書店、1989年〕所収、『平安初期の王権と文化』〔吉川弘文館、2016所収)ほか。授業中に適宜紹介していく。
奈良時代の通史関係を適宜読んでおくこと。
成績評価の方法及び基準 レポート:期末レポート(30%)、授業参画度:発言や質問などによって評価する(20%)、報告内容によって評価する(50%)
出席することが大前提となる。無断欠席(特に報告の担当回)は厳禁。
Zoom参加により参加・報告する場合に、対面授業での評価と差が出ることはない。
オフィスアワー blackboardの掲示板、あるいはメールにて受け付ける。

このページのトップ