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令和2年度以降入学者 | 考古学特講4 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 考古学特講4 | ||||
教員名 | 濱田晋介 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 【対面授業】 |
Blackboard ID | 20233570 |
授業概要 | 明治期からはじまった弥生文化の研究を紹介し、これまでの考古学の研究法と戦前の弥生文化研究がどのように進められてきたのか、具体的な事例を用いて解説していく。この授業では論争に焦点をあてて紹介する。この授業では論争に焦点をあてて紹介する。 |
授業のねらい・到達目標 | 弥生文化の研究の歴史を紹介し、弥生文化の概要を理解することができる。考古資料による弥生時代の社会・政治・文化に関する分析方法を理解することができる。弥生文化を説明することができる。 <日本大学教育憲章との関係> ・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。(Aー2ー3) ・物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(Aー3ー3) <ディプロマポリシーとの関係性> この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCP2、3に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 授業の形式: 授業は対面で行う。授業は教科書を使用してそれに画像資料を交えながら解説していく。連絡事項はBlackboard(以下Bb)を利用して行っていくので、初回講義開始までにBbのコース登録をすること。また 授業の理解度を確認するため、4回授業内テストを行なう。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 対面授業に参加できない場合、以下の条件を満たす学生は同時双方向型でのZoomでの参加を認める。 (1)Zoomでの参加を認める要件:法定による感染症対策のために自宅待機の学生(それぞれ信憑資料の提出を求める場合がある)、ケガや疾病で登校できない学生(それぞれ信憑資料の提出を求める場合がある)。 (2)Zoom参加学生に提出課題などがある場合:BlackBoardに指示する方法で期日までに提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:弥生時代の学説の形成がどのように行われてきたのか。どのような根拠から学説が形成されたのか。弥生時代に関する論争を通してこの講座を進めていくことを説明する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前配布する資料を読んで、授業の内容とこれからの授業の進め方を理解しておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
戦後の弥生民族論争1:人種・民族の用語の解説と日本における人種・民族論争の概略を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、「民族」「人種」とは何かをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
戦後の弥生民族論争2:戦前において弥生文化の担い手をどのように理解してきたのか、を解説していく。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、縄文人と弥生人はどのように理解されていたかをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
戦後の弥生民族論争3:戦後において弥生文化の担い手をどのように理解してきたのか、を解説していく。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、現在弥生文化の民族論争はどのようになっているのかをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
ミネルヴァ論争:縄文文化と弥生文化は戦前どのように考えられてきたのか。その論理は何か、について解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、縄文文化と弥生文化の違いを整理しておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
階級形成論1:日本でどのような過程や理論で階級が形成されたと考えられるのか。戦前の研究状況と研究成果について解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、考古学研究をとりまく研究環境についてまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
階級形成論2:日本でどのような過程や理論で階級が形成されたと考えられるのか。戦後の研究状況と研究成果について解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、階級形成の理論についてまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
戦争論1:弥生文化における「戦争」についてどのような学説があったのか。高地性集落を取り上げて問題点とともに解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、「高地性集落」についてまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
戦争論2:弥生文化における「戦争」についてどのような学説があったのか。戦争を示す考古学資料からの推論と問題点を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、「戦争」を示す考古資料についてまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
弥生集落論1:弥生文化の集落について、戦前の学説を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、「集落」とはなにかをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
弥生集落論2:弥生文化の集落について、戦後の学説を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、「環濠集落」「大規模集落と小規模集落」などの内容をまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
古墳時代との関係論1:弥生時代と古墳時代の区別についての学説を、墓制を中心に解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、弥生文化の墳墓とは何かをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
古墳時代との関係論2:弥生時代と古墳時代の区別についての学説を、土器を中心に解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、弥生土器と土師器についてまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
年代決定論1:弥生文化の年代の学説について、主に戦前の研究を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、年代の判明する資料は何かをまとめておくこと (3時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (1時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
年代決定論2:弥生文化の年代の学説について。主に戦後の研究を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、弥生文化の年代の根拠となる要素をまとめておくこと (1時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (3時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 浜田晋介 『探究 弥生文化(下)』 雄山閣 2023年 第1版 教科書は2023年7月頃に刊行予定 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:期日を明示せずに4回行行い、その内点数の高い2回分を採点の対象とする。(100%) 与えられた課題に対して、授業内容に沿って理解しているかを評価する。ただし、授業資料から抜き書きしただけの文章や「てにをは」をかえただけの文章は評価しない。それ以外の文章を評価対象とする(自分で考えた文章が評価の対象となる)。 対面授業に参加できない要件を満たし、zoomで参加した場合、別途指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。 原則、全ての授業に出席することを前提に評価する。 |
オフィスアワー | 授業後、BlackBoardを通じての質問に回答する。 |