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令和2年度以降入学者 | 考古学特講3 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 考古学特講3 | ||||
教員名 | 濱田晋介 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 【対面授業】 |
Blackboard ID | 20230632 |
授業概要 | 明治期からはじまった弥生文化の研究を紹介し、これまでの考古学の研究法と戦前の弥生文化研究がどのように進められてきたのか、具体的な事例を用いて解説していく。 |
授業のねらい・到達目標 | 弥生文化の研究の歴史と学説を学び、弥生文化の概要を理解することができる。考古資料による弥生時代の社会・政治・文化に関する分析方法を理解することができる。弥生文化を説明することができる。 <日本大学教育憲章との関係> ・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。(Aー2ー3) ・物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(Aー3ー3) <ディプロマポリシーとの関係性> この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの2、3に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 授業の形式: 授業は対面で行う。授業は教科書を使用してそれに画像資料を交えながら解説していく。連絡事項はBlackboard(以下Bb)を利用して行っていくので、初回講義開始までにBbのコース登録をすること。また 授業の理解度を確認するため、4回授業内テストを行なう。 この授業の単位は必要な学修等を考慮して定められている。 尚、本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 対面授業に参加できない場合、以下の条件を満たす学生は同時双方向型でのZoomでの参加を認める。 (1)Zoomでの参加を認める要件:日本に入国できない留学生、法定による感染症対策のために自宅待機の学生(それぞれ信憑資料の提出を求める場合がある)、ケガや疾病で登校できない学生(それぞれ信憑資料の提出を求める場合がある)。 (2)Zoom参加学生に提出課題などがある場合:BlackBoardに指示する方法で期日までに提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:弥生時代の学説の形成がどのように行われてきたのか。どのような根拠から学説が形成されたのか。これらのことを解説し、この講座の進め方を示す。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前配布する資料を読んで、授業の内容とこれからの授業の進め方を理解しておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
科学的な学説には何が必要か1:人文研の研究での科学性とは何か。事例を踏まえて解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、科学性とは何かを考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
科学的な学説には何が必要か2:第2回の授業を踏まえ、考古学における科学性、研究史の重要性について解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】事前に配布する資料を読んで、研究史が何故重要であるかについて考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業で理解を深めた内容を振り返り、ノートに整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
研究方法と社会1:考古学における研究方法のうち主に戦前に焦点をあてて解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】教科書を読んで、研究方法と社会についてどのような関係性があるかについて考えておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、指定書での重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
研究方法と社会2:考古学における研究方法のうち主に戦後に焦点をあてて解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】教科書を読んで、研究方法と社会について戦前と戦後ではどのような違いがあるかについて考えておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、指定書での重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
土器の理解1:考古学の主要な研究材料である土器を取り上げ、土器製作者と民族が関連づけて論じられてきた戦前の内容を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】教科書を読んで、土器の文様や形の変化はなにを示すのかについて考えておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、指定書での重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
土器の理解2:考古学の主要な研究材料である土器を取り上げ、土器の変化は時間の変化を示すとする現在の学説となった原理を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】教科書を読んで、層位(層序)について調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、指定書での重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
土器の研究法1:土器の時間的な変遷を分析する編年研究がある。この回では主に縄文土器で実践されている山内清男の「型式論」を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】教科書を読んで、「土器型式」について調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、指定書での重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
土器の研究法2:土器の時間的な変遷を分析する編年研究がある。この回では主弥生土器で実践されている小林行雄の「様式論」を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】教科書を読んで、「土器様式」について調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、指定書での重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
石器と金属器1:弥生時代に石器と金属器(銅・鉄)のどちらを使用していたのか。その使用開始時期は何時か。戦前の学説を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】教科書を読んで、弥生時代の石器と金属器について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、指定書での重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (3時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
石器と金属器2:弥生時代に石器と金属器(銅・鉄)のどちらを使用していたのか。その使用開始時期は何時か。戦後の学説を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】放射性炭素年代測定法(C14)について調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、指定書での重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
弥生農業1:弥生時代の特徴として農業、特に水稲が存在したことをどのように考えてきたのかを解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】教科書を読んで、農業の存在を証明する方法をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、指定書での重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
弥生農業2:弥生時代の特徴として農業、特に水稲が存在したことをどのように考えてきたのか。主に戦後の学説を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】教科書を読んで、水稲(水田)の特性についてまとめておくこと。 (3時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、指定書での重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (1時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
弥生文化の枠組み1:弥生文化とはどのような文化なのか。その時代の特徴は何か。主に戦前の学説を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】教科書を読んで、弥生文化はどのように理解されてきたのかをまとめておくこと (3時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、指定書での重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (1時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
弥生文化の枠組み2:弥生文化とはどのような文化なのか。その時代の特徴は何か。主に戦後の学説を解説する。A-2-3 A3-3
【事前学習】教科書を読んで、弥生文化は現在どのように理解されているのかをまとめておくこと (1時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、指定書での重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (3時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 浜田晋介 『探究 弥生文化(上)』 雄山閣 2022年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:期日を明示せずに4回行い、その内点数の高い2回分を採点の対象とする。(100%) 与えられた課題に対して、授業内容に沿って理解しているかを評価する。ただし、授業資料から抜き書きしただけの文章や「てにをは」をかえただけの文章は評価しない。それ以外の文章を評価対象とする(自分で考えた文章が評価の対象となる)。 対面授業に参加できない要件を満たし、zoomで参加した場合、別途指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。 原則、全ての授業に出席することを前提に評価する。 |
オフィスアワー | 授業後、BlackBoardを通じての質問に回答する。 |