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宗教学特殊講義1

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令和2年度以降入学者 宗教学特殊講義1
令和元年度以前入学者 宗教学特殊講義1
教員名 興津香織
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Blackboard ID 20230602
授業概要 日本人と宗教の関係性について多面的に考察する。
日本人は古来より宗教をどのように扱ってきたのだろうか。そこには、日本独自の様々な宗教への相対し方が見られる。本講義では、日本において特徴的である多様な信仰の形を、歴史や文化など様々な切り口から学び、最新の研究状況も一部紹介していきたい。全体的には日本の宗教の歴史的流れに沿って学習する。それにより、古来より受け継がれてきた日本のアイデンティティーの一端を垣間見、現代の日本の諸宗教や文化への理解に役立たせ、そこを立脚点として、世界の諸宗教や文化との相互理解を目指す。
授業のねらい・到達目標 日本人と宗教との関係について、歴史的変遷や影響関係などを含めた基本的な知識を習得し説明出来る。専門的な学習を進めていくための基礎作りと同時に、様々な角度からの検討方法を学ぶことが出来る。日本の宗教に対する知識を深め、様々な文化、宗教への相互理解に役立たせる。

・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる。(A-1-3)
・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる。(A-2-3)
・問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる。(A-4-3)
この科目は文理学部の学士(文学)のDP及びCPの1,2,4に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 配付資料に基づく講義。映像資料も使用する。授業後の復習を重視する。配付資料、板書を熟読し、不明な点があれば調べ、調べがつかなければ次回以降の授業後などに質問すること。毎回の授業終了時に理解の度合いを把握するためにコメントペーパーを提出してもらう。課題については翌週に解説・全体講評を行う。

対面授業に参加出来ない場合:Zoomで参加し、課題を提出する。
授業計画
1 序説:授業の進め方などの詳細と概要
次回以降取り上げるトピックについて、日本宗教史年表など解説
【事前学習】シラバスを読み、自分の関心がどこにあるのか考えておく (1時間)
【事後学習】第二回目の授業に備えて、配付資料の日本宗教史年表の流れを頭に入れておく (2時間)
【授業形態】対面授業
2 日本神話と出雲大社
【事前学習】配付資料の日本神話と出雲大社の部分を読んで不明な点を明確にしておく (1時間)
【事後学習】日本神話と出雲大社について、配付資料、板書を熟読し、重要なポイントを考えてまとめておく (2時間)
【授業形態】対面授業
3 日本神話と伊勢神宮
【事前学習】配付資料の日本神話と伊勢神宮の部分を読んで不明な点を明確にしておく (2時間)
【事後学習】日本神話と伊勢神宮について配付資料、板書を熟読し、説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
4 日本人と神道(A-1-3)
【事前学習】配付資料を読んで不明な点を明確にしておく (1時間)
【事後学習】神道の形成過程について配付資料、板書を熟読し、重要なポイントを考えてまとめておく (3時間)
【授業形態】対面授業
5 日本人と仏教(A-1-3)
【事前学習】配付資料を読んで不明な点を明確にしておく (2時間)
【事後学習】仏教の伝来について配付資料、板書を熟読し、説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
6 聖武天皇と仏教信仰1
【事前学習】配付資料を読んで不明な点を明確にしておく (2時間)
【事後学習】聖武天皇の時代の仏教の様子について配付資料、板書を熟読し、重要なポイントを考えてまとめておく (2時間)
【授業形態】対面授業
7 聖武天皇と仏教信仰2
【事前学習】配付資料を読んで不明な点を明確にしておく (2時間)
【事後学習】聖武天皇の時代の信仰の形について配付資料、板書を熟読し、説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
8 奈良平安古写経入門1(A-4-3)
【事前学習】配付資料の山岳信仰の部分を読んで不明な点を明確にしておく (2時間)
【事後学習】奈良平安古写経について配付資料、板書を熟読し、重要なポイントを考えてまとめておく (2時間)
【授業形態】対面授業
9 奈良平安古写経入門2(A-4-3)
【事前学習】配付資料を読んで不明な点を明確にしておく (2時間)
【事後学習】『賢愚経』をめぐる問題について配付資料、板書を熟読し、説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
10 神仏習合
【事前学習】配付資料を読んで不明な点を明確にしておく (2時間)
【事後学習】神仏習合とは何か、および諸形態について配付資料、板書を熟読し、重要なポイントを考えてまとめておく (2時間)
【授業形態】対面授業
11 法華経信仰と経典(A-4-3)
【事前学習】配付資料を読んで不明な点を明確にしておく (2時間)
【事後学習】法華経信仰とは何かについて配付資料、板書を熟読し、説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
12 華麗なる装飾経の世界(A-4-3)
【事前学習】配付資料を読んで不明な点を明確にしておく (2時間)
【事後学習】各種の経典の特徴について配付資料、板書を熟読し、重要なポイントを考えてまとめておく (2時間)
【授業形態】対面授業
13 様々な経典と信仰(A-4-3)
【事前学習】配付資料を読んで不明な点を明確にしておく (2時間)
【事後学習】経典に見られる信仰の形について配付資料、板書を熟読し、説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
14 日本における宗教意識に関する映像資料を鑑賞し、日本の宗教の扱い方について具体的にイメージしていく。
【事前学習】日本宗教の歴史的変遷を復習しながら、授業で扱った内容について説明できるようにまとめてみる (3時間)
【事後学習】日本宗教に特有な信仰の形ついて要点を整理し、まとめてみる (4時間)
【授業形態】対面授業
15 授業内試験と解説(A-2-3)
【事前学習】第一回から第十四回まで学んできた日本宗教における信仰上の特徴を確認し説明できるようにすること (4時間)
【事後学習】これまでの学修を踏まえて、自分の関心がどう変化したか、どこを深めていきたいか考えてみる (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない。毎回資料を配付する。
参考書 末木文美士 『日本宗教史 (岩波新書)』 岩波書店 2006年 第1版
清水正之 『日本思想全史 (ちくま新書)』 筑摩書房 2014年 第1版
授業時に紹介します。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:授業内テストは全講義内容の中から出題する論述形式(最終回実施)(50%)、授業参画度:授業参画度は毎回の課題(コメントペーパー)により評価(50%)
授業内試験を受けられない場合、理解度を測るためのテーマ(授業内テストとも関連するので現時点では内容は示さない)について2本レポートを提出する。
オフィスアワー 授業終了時またはBlackboardやメールを通して質疑応答を行うが、必要に応じて研究室でも対応します。

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