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哲学課題研究4

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令和2年度以降入学者 哲学課題研究4
令和元年度以前入学者 哲学課題研究4
教員名 長綱啓典
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 原則的に遠隔対応はしません。
Blackboard ID 20233523
授業概要 この授業では近代日本におけるセクシュアリティに関する言説を調査・分析します。その際、ミシェル・フーコー(Michel Foucault, 1926-1984)の方法論にならい、①その言説はどのように語られているのか、②その言説はどのような力(権力)関係にもとづいているのか、③その力(権力)関係はどのような知と結びついているのか、という三つの点に着目します。その最終的な目的は(セクシュアリティ言説に限らず)哲学の研究方法をしっかりと身に付けることです(個別的・具体的な目的については下記の「授業のねらい・到達目標」をご覧ください)。この目的を達成するため、この「哲学課題研究4」では学生は各自の関心に基づいて研究テーマを設定し、それに関する一次文献および二次文献を調査し、その結果をレポートにまとめます。ここでは、「哲学課題研究3」での学修をふまえて、学生各自が自律的にレポートを作成します。さらにポートフォリオ作成をつうじて、学生は研究の方法を改めて自覚します。以上のような作業を通じて、学生は哲学の研究方法をしっかりと身に付けます。
授業のねらい・到達目標 ・学生は適切な研究テーマを定めることができる。(A-3-3)(A-5-3)
・学生は研究に必要な一次文献と二次文献を収集することができる。(A-3-3)(A-5-3)
・学生は一次文献と二次文献の内容を整理・分析することができる。(A-3-3)(A-5-3)
・学生はグループワークにおいて他者を尊重しながら質疑応答することができる。(A-6-3)
・学生は自分が調査したことをレポートにまとめることができる。(A-3-3)(A-5-3)
・学生は自身の学修について振り返ったうえで今後の研究構想を立てることができる。(A-8-3)
この科目は文理学部(学士(文学))のDP3,5,6,7,8及びCP3,5,6,7,8に対応しています。
授業の形式 ゼミ
授業の方法 上でも述べましたが、この授業では、近代日本におけるセクシュアリティに関する一次文献と二次文献を調査し、その調査結果をレポートにまとめます。
その際、この授業のいわば目玉となる方法として、その都度の調査内容をレジュメ(一次文献の場合)もしくは情報カード(二次文献の場合)にまとめ、これをゼミの共有財産としてデータベース化します。
この方法によって、ゼミ全体として知見を積み上げていきましょう。
なお、教員はすべての提出物(とくにポートフォリオ)に対してコメントを付しフィードバックし、レポート作成をはじめとする学修の手助けをします。
授業計画
1 研究テーマを発表しよう(A-5-3)(A-5-3)
【事前学習】研究テーマを決める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 研究テーマに関連する文献を集めよう(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】文献リストを作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 先行研究(二次文献)の内容を報告しよう①(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】自身の研究テーマに関する先行研究(二次文献)について情報カードを作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 先行研究(二次文献)の内容を報告しよう②(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】自身の研究テーマに関する先行研究(二次文献)について情報カードを作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 先行研究(二次文献)の内容を報告しよう③(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】自身の研究テーマに関する先行研究(二次文献)について情報カードを作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 北里柴三郎記念室を訪ねてみよう【対面】(A-5-3)(A-7-3)
【事前学習】北里柴三郎の生涯と業績を調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 主要研究対象(一次文献)の内容を整理しよう①(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】一週間分の調査内容についてレジュメを作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 主要研究対象(一次文献)の内容を整理しよう②(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】一週間分の調査内容についてレジュメを作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 主要研究対象(一次文献)の内容を分析しよう①(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】一週間分の調査内容についてレジュメを作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 主要研究対象(一次文献)の内容を分析しよう②(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】一週間分の調査内容についてレジュメを作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 レポートの構想を発表しよう(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】どのようなレポート内容にするか決める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 レポートのアウトラインを発表しよう(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】レポートのアウトラインを作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 レポートを発表しよう①―途中経過―(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】レポートを途中まで作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 レポートを発表しよう②―完成版―(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】レポートを完成させる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 ポートフォリオを作成しよう(A-8-3)
【事前学習】この授業を受けてどのようなことができるようになったか考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(45%)、授業参画度(45%)、ポートフォリオ(10%)
・「レポート」では、①形式面、②内容面(文献に対する言及の豊富さや文献から引き出される見解の適切さなど)を評価します。
・「授業参画度」として、①一次文献調査(レジュメ)、②二次文献調査(情報カード)、③他の学生への質問やアドヴァイス、以上三点の質と量を評価します。
・「ポートフォリオ」では、①自身が何をどのように学修したかに対する省察、②自身が何をどのように研究するかに対する構想を評価します。
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