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健康・スポーツ教育実習1 (ゴルフ)

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令和2年度以降入学者 健康・スポーツ教育実習1 (ゴルフ)
令和元年度以前入学者 健康・スポーツ教育実習
教員名 水落文夫
単位数    1 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 健康・スポーツ教育科目
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 実技実習形式の対面授業を主に学内のゴルフ練習場で行う。
Blackboard ID 20233457
授業概要 ゴルフは,子供から高齢者まで,広く長く親しまれているスポーツの代表といえる。またゴルフの運動形態と強度から,安全を確保することで心身の健康の保持・増進に貢献することも知られている。このように生涯スポーツおよび健康スポーツとして期待されながら,ゴルフの普及には,始め方という導入段階でのアプローチが課題となる。本授業は,ゴルフ初心者が実際のゴルフコースにデビューするまでに必要な技術と知識を学修する。
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい>
ゴルフを通じて「身体知」と「科学知」について統合することを試み,より幅広い教養を身につける。
<到達目標>
・ショートアイアンクラブを用い意図した軌道でボールを打つための基本的なスイング技術を身につける。
・クラブハウスの行動やコースでプレーする際のルールとマナー,および安全管理についての知識を習得する。
・ゴルフおよびスポーツを楽しむための基礎を形成する。
<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,DP4,DP5,およびカリキュラムポリシーCP1,CP7に対応している。
なお,新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では,この科目は,文理学部(学士(体育学))のディプロマポリシーDP1,5,6,7,およびカリキュラムポリシーCP1,5,6,7に対応している。
<日本大学教育憲章との関係>
・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-1-1)。
・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる(A-5-1)。
・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる(A-6-1)。
・集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる(A-7-1)。
授業の形式 実習
授業の方法 主に学内のゴルフ練習場において,レッスンドリルに基づくゴルフスイングの練習を行い,ゴルフコースでプレーするためのルールとマナーについて修得する。
全15回の授業の過程で,ショット動作の課題と習得状況に関する自己評価と他者評価をレッスン記録票にまとめることを2回行う。また,これらの提出物を資料にグループ学習を行う。さらに,2回の授業において,ルール,マナー,基本技術と用具に関する授業内テストを対面で実施する。天候によるがキャンパス(テニスコートを含む)においてバードゴルフによるラウンドを体験する。雨天の場合は体育館アリーナで実技授業を行う.課題の提出方法,フィードバック方法等については,授業開始時に提示する。
履修条件 授業内容と授業環境の点から,ゴルフ初心者および初級者を対象とする。受講人数は20人程度を想定している。
授業計画
1 授業のガイダンス,教材の内容,用具と安全の管理,基本的な技術の概要,アイスブレイク(A-1,A-6)
授業のテーマや到達目標および授業の方法,実技により想定される傷害と安全管理,ゴルフの用具と基本技術,ゴルフの歴史と特徴,ゴルフスキルの向上目標などについて理解する。
課題:「自分を野菜にたとえると」に基づき自己理解と表現方法を考える。
【事前学習】配信されている資料を確認する.シラバスを確認する. (0.5時間)
【事後学習】実技授業を受講するために必要な準備を確認する. (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
2 体力測定①,「自分を野菜にたとえると」,必ず行う準備体操・ストレッチ,安全なゴルフレッスンの準備(A-1,A-6,A-7)
ゴルフレッスンを行う環境を整えるため,危険な行為,空間の管理などを工夫する。危険状況と回避の原則を徹底理解し,自ら安全点検を行う。配信資料の説明にしたがいクラブを持ってアプローチとアドレス,グリップを実践する。
課題:ゴルフレッスン記録票に「自分を野菜にたとえると」を記載する。
課題:準備運動として行うエクササイズの運動強度をカルボーネン法により求める。
【事前学習】前回の授業でチェックされた安全管理のポイントについてイメージする.脈拍の捉え方を実践して確認しておく. (0.5時間)
【事後学習】ゴルフの運動特性と健康スポーツとしてのゴルフの位置づけについて理解を深める. (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
3 体力測定②,ゴルフレッスン(ドリル1):グリップとアドレス(A-1,A-5)
グリップとアドレスの基本を実践練習する。
課題:準備運動として行うエクササイズの運動強度をカルボーネン法により求める。
【事前学習】ゴルフおよびバードゴルフにおける基本的な技術の名称を確認する. (0.5時間)
【事後学習】ゴルフで使うクラブの種類と名称,およびボールの特性について認識する.カルボーネン法による運動強度算出の正誤を確認する. (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
4 ゴルフレッスン(ドリル2):スイングの構造,プレショットルーティン-アドレス-グリップ-スイング始動の流れ(A-1,A-5)
スイングの構造を理解する。また,ドリルを通してスイング始動までの流れを実践練習する。
課題:実践したプレショットルーティン-スイング始動について振り返り,問題点を記録する。
【事前学習】すでに配布されている資料を見て,ゴルフクラブの特性とスイングの重要ポイントを確認する. (0.5時間)
【事後学習】授業で指摘・観察された「うまくできたところ」と「うまくできなかったところ」を整理する. (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
5 ゴルフレッスン(ドリル3):スイングの回転運動(肩の回転),ボール打撃練習(A-1,A-5)
スイングで用いられる回転運動を理解する。また,ドリルを通して肩の回転を意識したスイングを実践練習する。
課題:的当て,カップ入れのゲームを行う。
【事前学習】配布資料を見て,肩の回転運動に関係するスイングの重要ポイントを確認する. 脈拍の捉え方を実践して確認しておく. (0.5時間)
【事後学習】授業で指摘・観察された「うまくできたところ」と「うまくできなかったところ」を整理する. (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
6 ゴルフレッスン(ドリル4):スイングの直線運動(重心の移動),ボール打撃練習(A-1,A-5)
スイングで用いられる直線運動を理解する。また,ドリルを通して重心移動および加重点の移動を意識したスイングを実践練習する。
課題:これまで学んだアドレスからショットの動作を動画撮影してBlackboardにアップする。
課題:グループをつくり,他者の動画を視聴して,ショットに対する自己評価をゴルフレッスン記録票に入力する。
【事前学習】配布資料を見て,重心の移動に関係するスイングの重要ポイントを確認する. (0.5時間)
【事後学習】授業で指摘・観察された「うまくできたところ」と「うまくできなかったところ」を整理する. (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
7 ゴルフレッスン(ドリル5):スイングで動かない部分(頭部と視線の固定),ボール打撃練習(A-1,A-5)
スイングで起こる動かない部位とその理由を理解する。また,ドリルを通して重心移動および加重点の移動を意識したスイングを実践練習する。
課題:実践したスイング動作を振り返り,問題点をチェックする。
課題:対面でゴルフの発生・歴史,ゴルフ運動の特性,安全管理,ルール・マナーについてチェックテスト(クイズ)を行う。
【事前学習】チェックテストのために提供された資料を中心に様々な資料を収集して,ゴルフの歴史や安全管理,ルール・マナーについて理解を深めておく. (0.5時間)
【事後学習】授業でフィードバックされたチェックテストの結果を踏まえて,今後の授業でラウンドする際のルールやマナーについての修正ポイントを確認する. (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
8 ゴルフレッスン(ドリル6):スイングの熟達化(腕の回転),ボール打撃練習(A-1,A-5)
スイングで用いられる上肢の回転運動を理解する。また,ドリルを通して前腕の回転・交差と肘の伸展・屈曲を意識したスイングを実践練習する。
課題:バードゴルフコースを3ホール設定して,グループでラウンドするためのルールとマナーを学ぶ。
【事前学習】前回の授業でチェックされたポイントについて修正した動作をイメージする. (0.5時間)
【事後学習】授業で指摘・観察された「うまくできたところ」と「うまくできなかったところ」を整理する. (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
9 ゴルフレッスン(ドリル7):スイングの熟達化(前方向の腕の動き),ボール打撃練習(A-1,A-5)
スイングで用いられるスイングを支持する前方向の腕(肘)の動きをチェックし,ドリルを通して実践練習する。
課題:4Hのバードゴルフコースをラウンドしてスコアの記入とマナーを学ぶ。
【事前学習】前回の授業でチェックされたポイントについて修正した動作をイメージする. (0.5時間)
【事後学習】授業で指摘・観察された「うまくできたところ」と「うまくできなかったところ」を整理する. (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
10 ゴルフレッスン(ドリル8):スイングの熟達化(スイングクロックと飛距離の調整),パターの基本練習(A-1,A-5)
スイングで用いられるスイングクロックによる振り幅調整と飛距離の関連を理解する。パッティングを通してスイングクロックを意識した実践練習を行う。
課題:テニスコートを利用して5Hのパッティングを含めたバードゴルフを体験する。
【事前学習】前回の授業でチェックされたポイントについて修正した動作をイメージする. (0.5時間)
【事後学習】授業で指摘・観察された「うまくできたところ」と「うまくできなかったところ」を整理する. (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
11 ゴルフレッスン(ドリル9):スイングの熟達化(ショートアイアンによるスイング動作の総合理解),パターの基本練習(A-5,A-6,A-7)
ハーフスイングとフルスイングでみられる回転運動,移動運動,動きの固定,腕の動きの変化を理解する。
課題:テニスコートを利用して5Hのパッティングを含めたバードゴルフを行い、そのスコアを競う。
【事前学習】前回の授業でチェックされたポイントについて修正した動作をイメージする. (0.5時間)
【事後学習】自分のスイング動作の動画と入力したゴルフレッスン記録票を,指定されたWebドライブにアップする (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
12 ゴルフレッスン:様々なクラブによるスイングの応用化(アドレスとスイングプレーンの調整),2グループにしたボール打撃練習とバードゴルフ(A-1,A-5,A-6,A-7)
ショートアイアン,ミドルアイアン,ウッド(ドライバー),パターといった様々なクラブによるアドレスとスイングの変化を理解する。
バードゴルフを利用して,簡単なラウンドを行い,ルールとマナーについて理解する。
課題:1つのホールを想定して,ドライバー(第1打),ミドルアイアン(フェアウェイ),ショートアイアン(アプローチ),パター(パッティング)の流れでショットをしてスコア化する。
【事前学習】 バードゴルフの特性とルールを資料に基づき確認しておく. (0.5時間)
【事後学習】スコアから読み取れる技術獲得度と修正ポイントを認識する. アプローチショットの問題点を把握する. (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
13 ゴルフレッスン:様々なクラブによるスイングの適性化(クラブの特性に合わせた打撃),2グループにしたボール打撃練習とバードゴルフ(A-1,A-5,A-6,A-7)
様々なクラブの特性に合わせた打球の軌道(高低)を実現するアドレスとスイングを理解する。
バードゴルフによるラウンドを利用して,ゴルフのルールとマナーおよび相互支援について理解する。
課題:ドライバー(第1打),ミドルアイアン(フェアウェイ),ショートアイアン(アプローチ),パター(パッティング)の流れでショットをしてスコア化する。
課題:5Hのバードゴルフラウンドに上記の想定ホールを1Hとして加えてスコア化する。
【事前学習】ゴルフ競技会の方法と運営および具体的なマナーについて,配布資料をもとに理解する. (0.5時間)
【事後学習】ゴルフゲームの様々な楽しみ方を確認する. (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
14 ゴルフレッスン:様々なクラブによるスイングの適性化(クラブの特性に合わせた打撃),2グループにしたボール打撃練習とバードゴルフ(A-1,A-5,A-6,A-7)
様々なクラブの特性に合わせた打球の軌道(高低)を実現する。
バードゴルフによるラウンドを利用して,スポーツにおけるスポーツマンシップと相互支援の意義を認識する。
課題:3名でグループをつくり,他者の動作を観察して,ショットに対する他者評価を相手に伝え,これに自己評価を合わせてゴルフレッスン記録票に入力して「自己理解」を完成し,Blackboardを通して提出する.
課題:5Hのバードゴルフラウンドを行う。
【事前学習】これまでの授業で起こった出来事と自分の変化との関連を振り返り,ゴルフあるいはスポーツへの継続的な参加が及ぼす影響を推測してみる. (0.5時間)
【事後学習】ショット動作についてまとめた内容をレッスン記録票のファイルに入力して完成させ,指定されたWebドライブにアップすることで学修のプロセスを提出する. (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
15 これまでの授業内容のまとめ,チェックテストと解説
すべての授業で提示した資料に記載されている課題とその内容を見直す。
課題:対面でゴルフ用具,スイング動作についてチェックテスト(クイズ)を行う。
【事前学習】チェックテストのために提供された資料を中心に様々な資料を収集して,ゴルフの用具とスイング動作について理解を深めておく. (0.5時間)
【事後学習】ゴルフの健康スポーツとしての可能性と適正なスポーツ活動によって得られる恩恵を再考する. (0.5時間)
【担当教員】水落文夫
【授業形態】対面授業
その他
教科書 テキストとなる「資料集」を配布する。また,補助資料をBlackboardで配信する。
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:授業で実施する基本技術,競技特性,ルールとマナー,安全管理などに関するチェックテストにより評価する(30%)、授業参画度:身体知を含む知識獲得と相互協力行動に対する意欲と実践にみられる授業参画状況,実技課題に対するゴルフの技術向上度および身体動作調整に関する記録票により評価する(70%)
A-1,A-5の達成度は授業内テスト,A-1,A-6,A-7の達成度は授業参画度にて判定する。
オフィスアワー Blackboardを通しての質問は直接回答するか,授業日までの資料に解説を載せる。
備考 授業においてクラブを使用するときは,ゴルフ手袋を必ず着用するなど安全面に十分配慮する。

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