文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 総合 II 群 > ジェンダー論
日本大学ロゴ

ジェンダー論

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 ジェンダー論
令和元年度以前入学者 ジェンダー論
教員名 武内佳代
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 基本的に対面授業(一部遠隔授業あり。その場合はZoomによる同時双方向型授業あるいは課題研究とする。)
履修者は第1回までにBlackBoardの使用法を必ず身につけておいてください。
遠隔授業用のZoomのリンクはBlackboardに掲載します。

授業形態を変更する場合は、そのつど授業内で知らせる。
Blackboard ID 20230095
授業概要 「ジェンダー」という問題から社会や生活を見つめ直し、さまざまな問題点を理解するとともに、自ら解決策を考える思考力を養う。
「ジェンダー」をめぐる抑圧状況を「自分のこと」として再認識し、他者への理解や共感を育む。
「ジェンダー」に着眼した分析・研究の方法を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 私たちは日ごろ男女の違いをどのように受け止めているだろうか。 体つきの違いだろうか、性格の違いだろうか、それとも趣味や衣服の違いだろうか。いずれにせよ社会生活全般において、あらゆる物事を男性/女性の二つに分けて思考し、構築することが「常識」化されていることは間違いない。この授業では、まずそのように「常識」とされている男女の様々な〈違い〉それ自体に改めて疑問をもつことからはじめたい。そして、このようなジェンダーへの視点はいまやグローバルな問題としてあることも忘れてはならない。
本授業では、以上のような認識に立って、ジェンダーをめぐる諸問題についての基本的な理解力を養い、自らそうした諸問題を解決する思考力を持つことをねらいとする。日常生活に遍在する「見えないジェンダーバイアス」を新たな視点で見直し、「常識」の権力性・抑圧性を見抜き、是正する眼を身につける。

この科目は文理学部のDP3及びCP6に対応しています。

なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部のディプロマポリシーDP2,3,4及びカリキュラムポリシーCP2,3,4に対応しています。
・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる。(A-2-1)
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1)
・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1)
授業の形式 講義
授業の方法 プリントを用いてジェンダーに関する基本事項を説明し、自分の意見をまとめる小課題も適宜実施する。
フィードバックの方法等については、授業内で指示する。
コロナの感染により、やむを得ず対⾯授業に参加できない場合は病欠とし、必要に応じて課題を出す。
履修条件 ・受講希望者数が定員を超過した場合、人数調整を行う可能性があるので、必ず第1回目の授業に出席のこと。
・履修抽選を実施するので、履修を希望する者は4月10日(月)~14日(金)の間に、CHIPSにて所定の手続きを行うこと。
授業計画
1 授業ガイダンス――ジェンダーとは何か?(A-2-1)
【事前学習】「ジェンダー」という言葉の意味を調べてくる。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
2 フェミニズム研究からジェンダー研究へ(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】「女らしさ」「男らしさ」とは何かを考えてみる。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 結婚・家庭におけるジェンダー/セクシュアリティ(1)恋愛・結婚観の起源(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】自分の「恋愛」観や「結婚」観について考えてみる。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 結婚・家庭におけるジェンダー/セクシュアリティ(2)性別役割分業(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】「家庭」における男女の役割差の問題を考えてみる。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 〈母性〉という神話――マンガ「ブラックジャック」より(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】「母性」とは何かを考える。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 「男なんだから、男らしくすべき」を問い直す(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】「男である」ための条件とは何かを考える。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 男女の経済格差を考える(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】男女で働き方の違いがあるかどうかを調べ、考えてくる。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 LGBTとは誰か?(1)――同性婚問題から考える(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】同性愛と異性愛の違いを考える。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 LGBTとは誰か?(2)――問題は同性愛だけじゃない!(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】「LGBT」という言葉の定義を調べる。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 LGBTとは誰か?(3)――Q、X、DSDについて(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】当事者と非当事者との対話はどのようにしたら可能かを考える。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 性暴力とジェンダー(1)――セクシュアル・ハラスメント、性の商品化
レポートの書き方(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】「セクハラ」の事例を調べる。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
12 性暴力とジェンダー(2)――ドメスティック・バイオレンス/デートDV
課題作品テキストの配布(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】「DV」の定義を調べる。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
13 障害者とジェンダー/セクシュアリティ(1)――課題作品を読む(A-2-1,A-4-1)
【事前学習】課題作品を読む。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
14 障害者とジェンダー/セクシュアリティ(2)――課題作品から考える(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】課題作品を読み込む。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
15 これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める。レポートの提出。(A-2-1,A-3-1,A-4-1)
【事前学習】レポートの骨子をまとめてくる。 (2時間)
【事後学習】授業時に学んだことをふり返り、身近な事と照らし合わせてみる。 (2時間)
【授業形態】課題研究
その他
教科書 授業中にプリントを配布する
参考書 授業中に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート:評価基準に関する詳細は授業中に説明する。(60%)、授業参画度:授業内のコメントやディスカッションへの参加、小課題を加味する。(40%)
最終回にあたる第15回の授業内でレポートを提出する。また、授業参画度に関しては授業内のコメントやディスカッションへの参加、小課題の回答といった授業態度の積極性も評価の対象とする。
本授業では、対面による参加と遠隔オンラインによる参加とにおいて成績評価に差を設けない。
オフィスアワー 質問は、授業直後で直接か、授業時間外にメールで受け付ける。

このページのトップ