検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 公と私の社会科学 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 中瀬剛丸 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
---|---|
授業の形態 | 対面授業を原則とします。初回授業はオンデマンド型の遠隔授業とします。初回はBlackboardを使ってオンデマンド教材を視聴して、課題を提出してください。また状況によっては、2回目以降も一部オンデマンド型の遠隔授業を行う場合があります。 |
Blackboard ID | 20233044 |
授業概要 | この授業は、一人一人が「社会との付き合い方」について考えるためのものです。これから「社会人」として経験するであろう様々な問題について、政治、経済、法律、社会など社会科学の視点や基本的な概念を使って検討することを通じて、公(おおやけ)と私(わたくし)の関係について多角的に考えます。 |
授業のねらい・到達目標 | <知識><技能> 高校までの授業で学んだ知識を土台にして、大学生としての教養を日常生活に活用できるものとして身につけることを授業のねらいとします。その上で、大学卒業後の社会人としての社会との付き合い方を様々な問題に即して論理的に説明できることを目指します。 <能力> 上記の<知識><技能>の習得を経て,以下の<能力>を育むことが目標です。 ・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる。(A-2-1: 世界の現状を理解し,説明する力) ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1: 論理的・批判的思考力) ・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1: 問題発見・解決力) この科目は文理学部の学士のDP2・3・4及びCP2・3・4に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 毎回のテーマについて、配布する資料や映像を活用しながら説明し、設定した課題について考察することを通じて学修を進めます。初回の授業までにBlackboardのコース登録をしてください。提出された課題については、概ね翌週の授業で、複数の解答例を取り上げて、評価できる点や不十分な点を解説するなど、フィードバックを行います。授業での積極的な発言を歓迎します。 |
履修条件 | 初回授業の課題の提出を履修の必須条件とします。初回の授業はオンデマンド型の遠隔授業です。初回の授業までにBlackboardのコース登録を済ませた上で、Blackboardで配信するオンデマンド型の教材を視聴して、指定した締め切りまでにBlackboardを通じて課題に解答してください。初回授業の課題が未提出の人は履修を認めません。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス/授業の進め方と成績評価についての説明 公(おおやけ)と私(わたくし)について考えることの意味(A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】授業計画を把握し、授業のねらいや進め方を理解する。 (1時間) 【事後学習】教材の資料に盛り込まれている論点について、自分の考えをまとめる。 (3時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
2 |
公(おおやけ)と私(わたくし)に関する多様な論点(A-3-1)
【事前学習】自分にとって「社会」はどういう存在かを考える。 (1時間) 【事後学習】コミュニケーション能力とは何かについて、自分の考えをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
人気ランキングの弊害(A-2-1、A-3-1)
【事前学習】「行列ができる人気店」の要因について身近な事例をもとに考える。 (1時間) 【事後学習】将来自分が携わりたい仕事について考える。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
会社についての基礎知識(A-3-1、A-4-1)
【事前学習】自分にとっての働く意味をできるだけたくさん上げて、分類・整理する。 (1時間) 【事後学習】有価証券報告書で自分が興味のある会社の経営状態を把握して、ポイントを整理する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
儲けなければ続けられない。儲けだけでは続けられない。(A-3-1、A-4-1)
【事前学習】そもそも会社の目的は何かを調べる。 (1時間) 【事後学習】「会社は誰のものか」について、自分の考えをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
市場における自由な競争(A-2-1)
【事前学習】マスクの価格がどのように動いたかを調べて、整理する。 (1時間) 【事後学習】自由競争のメリットとデメリットについて、自分の考えをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
判断材料となる情報(A-3-1、A-4-1)
【事前学習】LINEニュースのトップページで表示される項目の傾向について調べる。 (1時間) 【事後学習】多様な視点、多様な考え方の存在を知る意義について、自分の考えをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
市場原理と新自由主義(A-3-1、A-4-1)
【事前学習】岸田首相が提唱する「新しい資本主義」の内容を調べる。 (1時間) 【事後学習】コロナ禍のもとでの富の集中について、自分の考えをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
未来への責任(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】日本の財政赤字の現状について調べる。 (1時間) 【事後学習】増税の是非について、自分の考えをまとまる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
政府の役割としての所得の再分配(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】「公共料金」として思い浮かぶものをできるだけ多く上げる。 (1時間) 【事後学習】大学の授業料は誰が負担すべきなのかについて、自分の考えをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
働き方は誰が決めるのか(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】法律で定められている労働時間の規制について調べる。 (1時間) 【事後学習】「お客様は神様」という考え方の利点と欠点について整理する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
協力がつくる社会(A-2-1、A-4-1)
【事前学習】リナックスというOSがどのように作られたかを調べる。 (1時間) 【事後学習】信頼を補完する互酬性の役割について、自分の考えをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
意識調査に見る「公と私」(A-2-1、A-4-1)
【事前学習】日本人の国民性調査のデータから興味を持った結果について考察する。 (1時間) 【事後学習】どのような時に「世間」を意識するか整理してまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
コロナ禍で拡散された”善意”(A-2-1、A-4-1)
【事前学習】「情けは人の為ならず」の使い方の変容について調べる。 (1時間) 【事後学習】一般的信頼の高低について、自分の考えをまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
自分を大切に思うことで、社会とつながる。(A-3-1、A-4-1)
【事前学習】自分の長所、アピールポイントを400字にまとめる。 (1時間) 【事後学習】15回の授業を振り返って得られた知見、学んだことを整理する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 指定する教科書はありません。適宜資料を配布・配信します。 |
参考書 | 参考文献は授業の中で適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:毎回の授業で出す課題(レスポンスペーパー、レポート、小テストなど)(100%) 毎回の授業で出す課題(レスポンスペーパー、レポート、小テストなど)によって授業参画度を評価します。課題の解答内容を総合して、A-2-1(世界の現状を理解し,説明する力)、A-3-1(論理的・批判的思考力)、A-4-1(問題発見・解決力)の修得状況を評価します。 |
オフィスアワー | 授業についての質問は、Blackboardに掲示板を設けて対応します。 |
備考 | 初回講義開始までに、この授業のBlackboardのコース登録を行うこと。初回授業(オンデマンド)の課題提出を履修の必須条件とします。 |