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映像文化論

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令和2年度以降入学者 映像文化論
令和元年度以前入学者 映像文化論
教員名 三澤真美恵
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 【対面授業】(1回目のみ、抽選前につき教室が密になる状況を避けるため、オンデマンド授業とする。授業URLはBlackboardに記す)
2回目以降はすべて対面授業で行う。ただし、やむを得ない事情により対面授業が受けられない場合は、同時双方向型オンライン授業や課題学習で代替する。
Blackboard ID 20230086
授業概要 インターネットによる動画の流通によって誰もが発信者になる時代、映像を読み解く力はこれまで以上に重要になっている。この授業では19世紀末に成立した「映画」というメディウムに着目し、映像を読解する力を養う。映画は技術的にいかに成立したか、映画の文法はどのように編成されたか、映画の力はどのように政治的に利用されたか、映画はどのように語られてきたのか、映画のナラティブはどのように編成されてきたのか。映画史・映像文化史的に著名な事例に即し、エイゼンシュテイン、クラカウアー、バザン、バルト、マルヴィ、山田宏一などの文献を参照しながら、映像を読み解き説明するための基礎的な知識を身につける。
授業のねらい・到達目標 映画史的に重要な知識をもとに、映像を読み解くための基礎的な力を身につけることができる。経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて、倫理的な課題を理解し説明することができる(A-1-1)。仮設に基づく課題や問題を提示し、客観的な情報を基に、論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる(A-8-1)。
この科目は文理学部(学士(文学)のDP及びCPの1,3,8に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 講義形式
Blackboard にて参照すべき文字資料、映像資料を示す。
フィードバックは授業内で行う。
履修条件 CHIPSによる抽選を行う。
授業計画
1 【オンデマンド授業】サイレント映画①(映画の誕生):エジソン、リュミエール、メリエス、アリス・ギイについて学ぶ
【事前学習】Blackboard に示された参考資料を閲覧し、疑問点や不明な点をノートにまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理する (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
2 サイレント映画②(語りの技法):E.S.ポーター、D.W.グリフィス、エイゼンシュテインについて学ぶ
【事前学習】Blackboard に示された参考資料を閲覧し、疑問点や不明な点をノートにまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 サイレント映画③(ハリウッドの誕生と3大喜劇俳優):チャップリン、キートン、ロイドについて学ぶ
【事前学習】Blackboard に示された参考資料を閲覧し、疑問点や不明な点をノートにまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
4 サイレント映画④(アヴァンギャルドとドイツ表現主義):ルイス・ブニュエル、フリッツ・ラングについて学ぶ
【事前学習】Blackboard に示された参考資料を閲覧し、疑問点や不明な点をノートにまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
5 映像とプロパガンダ①:ナチス・ドイツによる事例について学ぶ(A-1-1)
【事前学習】Blackboard に示された参考資料を閲覧し、疑問点や不明な点をノートにまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理してBlackboardに提出する (2時間)
【授業形態】対面授業
6 映像とプロパガンダ②:アジア太平洋戦争期日本による事例について学ぶ
【事前学習】Blackboard に示された参考資料を閲覧し、疑問点や不明な点をノートにまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
7 映像とプロパガンダ③:第二次世界大戦以後のアメリカによる事例について学ぶ
【事前学習】Blackboard に示された参考資料を閲覧し、疑問点や不明な点をノートにまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
8 ジャンルとナラティブ①:サスペンスの神様、ヒッチコックについて学ぶ
【事前学習】Blackboard に示された参考資料を閲覧し、疑問点や不明な点をノートにまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
9 ジャンルとナラティブ②:ハリウッドの赤狩りと『ローマの休日』について学ぶ
【事前学習】Blackboard に示された参考資料を閲覧し、疑問点や不明な点をノートにまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
10 ジャンルとナラティブ③:世界に知られる日本の監督について学ぶ
【事前学習】Blackboard に示された参考資料を閲覧し、疑問点や不明な点をノートにまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
11 ジャンルとナラティブ④:武侠映画の巨匠、キン・フーについて学ぶ
【事前学習】Blackboard に示された参考資料を閲覧し、疑問点や不明な点をノートにまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
12 映画をどう語るか①:ジェンダーの視角でディズニー映画とSF映画について学ぶ(A-3-1)
【事前学習】Blackboard に示された参考資料を閲覧し、疑問点や不明な点をノートにまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理してBlackboardに提出する (2時間)
【授業形態】対面授業
13 映画をどう語るか②:クィア・スタディーズの視角で『セルロイド・クローゼット』について学ぶ(A-1-1)
【事前学習】Blackboard に示された参考資料を閲覧し、疑問点や不明な点をノートにまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
14 映画をどう語るか③:『シンドラーのリスト』『ショアー』をめぐる議論から「表象の不可能性」について学ぶ(A-1-1)
【事前学習】Blackboard に示された参考資料を閲覧し、疑問点や不明な点をノートにまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
15 授業内で期末試験を実施する。これまでのミニッツ・ペーパーをふまえてフィードバックを行う。理解が不足していると思われる部分について補足説明を行うなどして、今期の映像文化論で学んだ内容を振り返る(A-8-1)。
【事前学習】これまで学んだ内容を振り返り、疑問点を明確にしておく (2時間)
【事後学習】講義をふまえて、これまで学んだ内容を復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 参考資料はBlackboard、文理学部図書館などで閲覧可能である。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(100%)
授業内テストは、ミニッツ・ペーパーと授業内で行う期末試験を指す。毎回のミニッツ・ペーパーでは授業内容を十分に理解できているか、毎回の到達度を見る。授業内で行う期末試験では、学んだ知識を活用して映像を読み解き説明する力がどのくらい身についたかの到達度を見る。
欠席届は指定された書式でBlackboard上の指定された場所に提出しないと、成績評価時の考慮対象にならない。なお、就活や部活のための欠席は原則として考慮の対象にはならない。
オフィスアワー Blackboard を通じて連絡すること。

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