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令和2年度以降入学者 | 「生きる」ことの哲学 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 倫理学2 | ||||
教員名 | 鈴木生郎 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業を行います。(昨年度までオンデマンド授業でしたが、本年度より変更になる点にはご注意ください。) |
Blackboard ID | 20233026 |
授業概要 | 生きることに関わる哲学的問題を検討する |
授業のねらい・到達目標 | この授業では、生きることに関わる哲学的問題(幸福、死、不死)に関する哲学的問題を考えることで、以下の能力を養うことを目標とします。 (1) 生きることに関わる哲学的問題を学ぶことで、自分の人生についてより豊かな理解をもつ。(A-1-1) (2) 哲学的問題について、自分の考えを筋道立てて考えることができるようになる。(A-3-1) (3) 授業を通じて、自分の生き方について省察することができるようになる。(A-8-1) この科目は文理学部のDP及びCP1, 3, 8に対応しています。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1) ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) ・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1) |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 講義形式の授業ですが、第14回のみレポートに関してディスカッションを行います。 出席は、毎回の授業後にBlackboard上でテストを受けることで確認します。 本授業は、原則として対面以外の受講に対応できません。 テストについてのフィードバックについては毎回の授業の冒頭で、 レポートに関するフィードバックについてはディスカッションにおいて行います。 |
授業計画 | |
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1 |
生きることに関わる哲学的問題とは何か。授業の進め方について。
【事前学習】生きることに関わる哲学的問題としてどのようなものが考えられるかを事前に考えてみる (2時間) 【事後学習】授業の進め方について復習する (2時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
2 |
幸福の問題(1):快楽説について(A-1-1、A-8-1)
【事前学習】快楽説について、事前に参考書で調べておく。 (2時間) 【事後学習】快楽説の主張と課題についてノートにまとめる (2時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
3 |
幸福の問題(2):欲求実現説について(A-1-1、A-8-1)
【事前学習】欲求実現説について、事前に参考書で調べておく (2時間) 【事後学習】欲求実現説の主張と課題についてノートにまとめる (2時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
4 |
幸福の問題(3):客観的リスト説について(A-1-1、A-8-1)
【事前学習】客観的リスト説について、事前に参考書で調べておく (2時間) 【事後学習】客観的リスト説の主張と課題についてノートにまとめる (2時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
5 |
幸福の問題(4):自分の幸福について考える(A-1-1、A-8-1)
【事前学習】快楽説、欲求実現説、客観的リスト説についてまとめておく (2時間) 【事後学習】自身の幸福のために何が重要であるかを考える (2時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
6 |
死の問題(1):死は本当にわれわれにとって悪いことなのか(エピクロス主義)(A-1-1、A-8-1)
【事前学習】死がなぜわれわれにとって悪いのかを考えてみる (2時間) 【事後学習】エピクロス主義の立場をノートにまとめる (2時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
7 |
死の問題(2):死はなぜわれわれにとって悪いことなのか(エピクロス主義の問題と剥奪説)(A-1-1、A-8-1)
【事前学習】エピクロス主義の問題について考えてくる (2時間) 【事後学習】剥奪説の考え方についてノートにまとめる (2時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
8 |
死の問題(3):死はなぜわれわれにとって悪いことなのか(A-1-1、A-8-1)
【事前学習】剥奪の悪の例を考えてくる (2時間) 【事後学習】剥奪説の特徴を具体的に整理する (2時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
9 |
死の問題(4):死に含まれるさまざまな悪(A-1-1、A-8-1)
【事前学習】剥奪説が捉えられない死の悪さについて考える (2時間) 【事後学習】死の悪さについての自分の考えをまとめる (2時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
10 |
不死の問題(1):不死の人生をめぐって(A-1-1、A-8-1)
【事前学習】自分がずっと死なないことは自分にとってよいことなのかを考える。 (2時間) 【事後学習】可能な限り魅力的な不死のあり方について自分の考えをまとめる (2時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
11 |
不死の問題(2):不死の人生は退屈なのか(A-1-1、A-8-1)
【事前学習】不死の人生の良くない側面について考えておく (2時間) 【事後学習】不死の人生は退屈であるというウィリアムズの議論をまとめる (2時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
12 |
不死の問題(3):ウィリアムズの議論を評価する(A-1-1、A-8-1)
【事前学習】ウィリアムズの議論に対する反論を考えておく (2時間) 【事後学習】ウィリアムズの議論に対する評価をまとめる (2時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
13 |
レポートの課題と書き方について
【事前学習】レポートの書き方についての本を事前に読んでおく (1時間) 【事後学習】レポートを執筆する (5時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
14 |
レポートについてのディスカッション(A-3-1)
【事前学習】レポートを完成させ、ディスカッションの準備をする (2時間) 【事後学習】ディスカッションの成果を踏まえ、レポートを修正する (2時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
15 |
ここまでの授業のまとめと振り返り(A-1-1、A-8-1)
【事前学習】これまでの授業内容を確認する (1時間) 【事後学習】授業内容を踏まえ、自分の生き方を考える (2時間) 【担当教員】鈴木生郎 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 森村進 『幸福とは何か』 ちくまプリマー新書 2018年 第1版 シェリー・ケーガン 『「死」とは何か』 文響社 2019年 第1版 授業より進んだ内容に興味がある方は、ぜひ参考書に取り組んでみてください。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(70%)、授業参画度:毎回のテストに基づいて評価します。(30%) |
オフィスアワー | 授業後の直接の質問、あるいはメールでの質問を受け付けます。 |