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自主創造の基礎

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令和4年度以降入学者 自主創造の基礎
令和2年度以降入学者 自主創造の基礎1
教員名 高橋博樹
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 全学共通教育科目
学期 前期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
Blackboard ID 20230038
授業概要 大学入学までの学習から、自ら進んで学ぶ学修へと転換を遂げる。高校で学んだ数学・物理から、大学での物理と道具としての数学との橋渡しを学ぶとともに自主的に勉強した成果をまとめ、発表を行う練習をする。
課題の作成、個人・グループ発表などを通して、物理のセミナーとしての発表の仕方を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい>
・本学の学生として共通して身に着けるべき学修姿勢や修得すべきスタディ・スキルを身に着ける。
・高校理科から大学での物理学への転換を通して、主体的に学ぶ(学修する)意識を持った大学生であることを自覚することができる。
・プレゼンテーション、レポートの作成能力など大学で物理学を学ぶための基本的な学修スキルを修得することができる。

<学修目標>
【Target1】日大生としてのアチデンティデイ
・日本大学について様々な角度から概観することで、本学で学ぶ意味や意義について、説明することができる。
・文理学部物理学科の特色を理解し、在学中の目標を定め、学びの意識を高めることができる。
【Target2】コミュニケーションとインクルージョン
・様々なコミュニケーションの在り方や特徴を説明することができる。
・セミナーの発表者として、自身の考えを適切に伝達することができる。
・他者の発表を傾聴することができる。
・多様な存在や価値観を受容し、尊重しながら、協働することができる。
【Target3】論理的・批判的試行とアウトプット
・グループまたは個人でセミナーのテーマを設定することができる。
・他者の意見を尊重しながら、批判的に自身の考えを見直し伝えることができる。
・ワークでの検討結果を論理的に構成し、他者へ説明することができる。
・他者の成果物に対して、自身の考えを説明することができる。

<日本大学教育憲章との関係>
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1)
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1)
・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1)
・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる。(A-5-1)
・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-1)
・集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる。(A-7-1)

<ディプロマポリシーとの関係性>
この科目は文理学部(学士(理学))のDP1,3~8及びCP1,3~8に対応しています。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 ・初回のガイダンスで目指すべき「自主創造型パーソン」とは何かを解説するとともに、現在の学問能力を図ってグループ分けをするための数学・理科のテストを実施する。
・2回目から少人数グループに分かれ、講義により日大の歴史を振り返りつつ先人の目指した「自主創造型パーソン」とは何かをイメージを持っていただくとともに、前回の基本的なテストについて反省点を洗い出して、これからの勉強の指針をクリアにしていただく。
・3回目の講義からは少人数のグループに分かれて、基本的な学術を身に付けるのみならず、積極的に質問・意見交換・プレゼンテーションを実施できるようになることを目標とする。

 具体的に解説する学問分野は学生のレベルを判断して決めるが、講義・実験などで理解できなかったところの補修、物理の理解に必要となる微分・積分・ベクトル・線形代数の解説、基本的な力学・電磁気学の解説が含まれる。また学生のレベルによっては一方的な講義形式だけではなく、調べてきたことや解いてきた問題のプレゼンテーション形式、問題の回答に関してのディスカッション方式を取り入れる。プレゼンテーションやディスカッションの参画具合は成績に反映する。

事情があって参加できない学生は、Blackboard上に載せた教材に対するレポート課題の提出を通して受講する。参加できない場合は各回の授業前にかならず理由を述べて許可を得ること。
授業計画
1 スタートアップ
大学での学びの違いを理解し、学力テストをすることで大学で必要な数学力の現状把握を行う。(A-1,3)
【事前学習】大学での学びに予習が重要であることを理解する (2時間)
【事後学習】学力テストを復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
2 スタートアップ(続き)
学力テストの見直しをおこなう。(A-1,3)
【事前学習】高校数学の復習をしておく (2時間)
【事後学習】自分の数学における弱点を把握し補強しておく (2時間)
【授業形態】対面授業
3 コミュニケーション
少人数のクラス分けの下、自己紹介を行い、高校レベルの数学の問題を解く。(A-6)
【事前学習】高校数学の復習をしておく (2時間)
【事後学習】自分の数学における弱点を把握し補強しておく (2時間)
【授業形態】対面授業
4 プレゼンテーションの方法
高校レベルの数学の問題を解き、解き方を黒板(ホワイトボード)で説明する。(A-6)
【事前学習】高校レベルの数学(微分)を勉強しておく (2時間)
【事後学習】高校レベルの数学(微分)を復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
5 プレゼンテーションの実践と講評
高校レベルの数学の問題を解き、解き方をプレゼンテーションする。(A-6)
【事前学習】高校レベルの数学(微分)を勉強しておく (2時間)
【事後学習】高校レベルの数学(微分)を復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
6 プレゼンテーションの実践と講評
高校レベルの数学の問題を解き、解き方をプレゼンテーションする。(A-6)
【事前学習】高校レベルの数学(積分)を勉強しておく (2時間)
【事後学習】高校レベルの数学(積分)を復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
7 グループワーク
高校レベルの数学の問題を解き、グループ間で結果を比較・議論する。(A-5)
【事前学習】高校レベルの数学(積分)を勉強しておく (2時間)
【事後学習】高校レベルの数学(積分)を復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
8 ワールドカフェ(N-MIX)(学部を超えた交流を通じて、本学のスケールメリットを認識し、多様な考えを認めながら協働ワークをを行う。)(A-4,A-5,A-6,A-7,A-8)
【事前学習】ワールドカフェの趣旨を理解し、協働ワークに必要なオンラインツールの使い方を理化しておく。 (2時間)
【事後学習】ワールドカフェで得られた成果をまとめ、課題を完成させる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 ワールドカフェ(N-MIX)(学部を超えた交流を通じて、本学のスケールメリットを認識し、多様な考えを認めながら協働ワークをを行う。)(A-4,A-5,A-6,A-7,A-8)
【事前学習】日本大学の学部、文理学部における学科を調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】ワールドカフェで得られた成果をまとめ、課題を完成させる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 グループワーク
数学の行列の計算問題を解き、グループ間で結果を比較・議論する。(A-5)
【事前学習】行列について勉強しておく (2時間)
【事後学習】行列について復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
11 グループ発表と講評
力学(運動方程式)の問題を解き、解き方をグループ単位で説明する。(A-7)
【事前学習】力学の運動について勉強しておく (2時間)
【事後学習】力学の運動方程式を復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
12 グループ発表と講評
力学(運動方程式)の問題を解き、解き方をグループ単位で説明する。(A-7)
【事前学習】力学の運動方程式を勉強しておく (2時間)
【事後学習】力学の運動方程式を復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
13 グループ発表と講評
電磁気学(クーロンの法則)の問題を解き、解き方をグループ単位で説明する。(A-7)
【事前学習】電磁気学(クーロンの法則)を勉強しておく (2時間)
【事後学習】電磁気学(クーロンの法則)を復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
14 グループ発表と講評
電磁気学(ガウスの法則)の問題を解き、解き方をグループ単位で説明する。(A-7)
【事前学習】電磁気学(ガウスの法則)を勉強しておく (2時間)
【事後学習】電磁気学(ガウスの法則)を復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
15 総括
これまでの学修を振り返り、大学の物理を学修する上でのスキルを考える。(A-8)
【事前学習】第1回~14回で学んだことを整理しておく (2時間)
【事後学習】大学での物理の学び方をまとめておく (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業参画度(100%)
プレゼンテーションやディスカッションへの参画度は評価対象となる。
授業参画度は,毎回の講義中における質疑応答で評価します。
事情があって授業に参加できない場合は、追加のレポート課題の提出で評価する。
オフィスアワー 講義の性質上、授業内に行う。Blackboardの掲示板で質問を受け付ける。
月、火の3限に物理学科図書室で質問を受け付ける。

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