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令和4年度以降入学者 | 自主創造の基礎 (3組) | ||||
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令和2年度以降入学者 | 自主創造の基礎1 | ||||
教員名 | 武井紀子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 全学共通教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。 |
Blackboard ID | 20230004(3組 火曜1時限目) |
授業概要 | まず高等学校までの受け身の授業と異なる大学における能動的な学びとはどのようなものなのか、それを習得するためにどのような心構えやスキルが必要なのかについて最も基本的な項目を学ぶ。そのうえで、学科の専門科目にスムーズに入っていけるように、史学科特有の資料の調査法をグループワークとして実践する。 スタートアップ(第1週)では,本科目の意味・意義や位置付けを概観した上で,日本大学教育憲章のあらましと本科目との関連性、「学習」から「学修」への転換を図る必要性をはじめ、<日大生>として必要な学修のスキルや姿勢について学ぶ。第2週から第14週では以下の3点をターゲットとして定め、それぞれの単元が有機的に連携しながら体系的な学修を進める。 -[Target 1]日大生としてのアイデンティティ(第2週~第5週) さまざまな角度から日本大学、さらには文理学部・史学科を知ることで、在学中の学びのイメージを描くことをねらいとする。 -[Target 2]コミュニケーションとインクルージョン(第6週~第9週) ITC環境を含む多様なコミュニケーションのあり方やエチケットを理解した上で、他者を尊重しながら積極的にグループワークに取り組む姿勢を修得することをねらいとする。 -[Target 3]論理的・批判的思考とアウトプット(第10週~第14週) 論理的かつ批判的に考えをまとめながらグループワークを行い、グループとして提示資料の作成や発表を行うことで説得力をもって他者へ伝える力を修得することをねらいとする。 本科目のまとめとして総括・振り返り(第15週)では各Targetの達成度を中心に省察を行い、あわせて後学期に向けた課題の設定を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 初年次導入科目として、大学での「学び」の基本的なルールや考え方について知ることができる。 歴史学とはどのような学問であるのか、また史学科がどのような教育・研究領域をカバーしているのかを知ることで、4年間を通じた学修への展望を獲得することができる。 学修目標 [Target1]日大生としてのアイデンティティ ・日本大学について様々な角度から概観することで、本学で学ぶ意味や意義について、説明することができる。 ・文理学部史学科の特色を理解し、在学中の目標を定め、学びの意義を高めることができる。 [Target2]コミュニケーションとインクルージョン ・様々なコミュニケーションのあり方や特徴を説明することができる。 ・様々な局面で自分の考えを適切に表現することができる。 ・他者の発言を傾聴することができる。 ・多様な存在や価値観を尊重しながら、他者と協働することができる。 [Target3]論理的・批判的思考とアウトプット ・他者の意見を尊重しながら、批判的に自分の考えを見直し伝えることができる。 ・自己の調査・研究の結果を論理的に構成し、口頭発表やレポートで他者に説明することができる。 ・他者の成果物に対する自分の考えを説明することができる。 日本大学教育憲章との関係 経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1) 仮説に基づく課題や問題を提示し、客観的な情報を基に論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) 事象を注意深く観察して解決すべき問題を認識できる。(A-4-1) 新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる。(A-5-1) 親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-1) 集団の活動においてより良い成果を上げるために、お互いを尊重することができる。(A-7-1) 自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1) ディプロマポリシーとの関係 この科目は文理学部〔学士(文学)〕のDP1,3~8及びCP1,3~8に対応しています。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 第1週~第5週は、動画の視聴を含め日本大学・文理学部・史学科の説明を聞き、提示されたテーマに対する個人ワークを実施する。 第6週~第9週は、大学での学びや生活において必要なコミュニケーションスキルを得るため、インターネット・SNS・メールなどの実例をあげながら個人ワーク・グループディスカッションを行う。また、それをもとにワールド・カフェに参加する。 第10週~第15週は、史学科独自の研究・調査法に触れることを目的に、グループごとにテーマを設けて調査結果をまとめ、プレゼンテーションとそれに対する評価を行う。 また、授業とは別に課題図書(小田中直樹『歴史学って何だ?』)を個別に読み、内容要約の課題を提出する。 なお、グループワーク、フィールドワークを含む授業であるため、遠隔授業対応は行わない。 |
授業計画 | |
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1 |
スタートアップ 大学生として学ぶためには何が必要? ・本科目の意味や意義・位置づけについて説明を聞き、自ら考えて要点をとらえる ・大学生としての学びの在り方について理解し、それを共有する 【事前学習】学部要覧の履修方法や卒業要件に関するページを熟読する。『ミライヲツクル~Learning Guide~』を熟読する。 (2時間) 【事後学習】履修中の科目のシラバスを読み、各科目の目的や位置付けについて確認した上で、適切に履修登録が行われているかを確認する。 授業で利用する「オンラインツール」の使用方法の動画を視聴する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
日本大学を知る① あなたが入った大学、どんな大学? ・本学への入学動機について振り返る ・本学の歴史や特色を理解し、周辺の人々に説明することができるようにする 【事前学習】入学前に抱いていた日本大学のイメージや本学を受験した理由について整理する。社会で活躍する本学の卒業生について、所属する学部や学科にとらわれず幅広く調べる。 (2時間) 【事後学習】授業内で視聴した動画や担当教員による追加説明から得られた新たな情報について整理し、インターネット等で関連する情報を収集する。文理学部資料館の展示を見学する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
日本大学を知る② あなたは大学で何をする? ・本学の総合大学としてのメリットを理解し、それに対する説明能力を得る ・在学中の大きな目標を設定する 【事前学習】指定された事前学修動画から一つを選択して視聴する。視聴した事前学修動画について自身の考えをまとめる。 (2時間) 【事後学習】事前学習で選択しなかった学修動画を視聴し、改めて本学の総合大学としてのスケールメリットについて考える。授業時に作成した「在学中の目標設定」を達成するための具体的な方法を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
学部を知る 文理学部を探検しよう ・文理学部の特徴を理解し、後輩や一般の人に紹介できるようにする ・文理学部の施設・設備とその利用方法を知る 【事前学習】文理学部にどのような施設・設備があるかについてインターネット等で情報を収集する。 フィールドワークを行う施設・設備について下調べを行い、円滑に見学や利用が行えるよう準備する。 文理学部の周辺地域について情報を収集する。 (2時間) 【事後学習】フィールドワークを行った施設・設備についてインターネットや実地見学等で追加情報を収集し、さらに理解を深める。フィールドワークを行った施設・設備について、他学部や他大学に類似する施設があるかをインターネット等で調べることで、改めて当該施設・設備の特徴について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
学科を知る 史学科はどんな学科? ・史学科の特徴を理解し、家族や友人に説明することができるようにする ・卒業後のキャリアをイメージし、段階的な目標を設定する 【事前学習】入学前に史学科を進路として選択した理由を整理する。史学科のこれまでの卒業生の進路について下調べを行う。自身の卒業後のキャリアについてイメージする。 (2時間) 【事後学習】史学科卒業後のキャリアについて改めてインターネットや冊子等で情報を収集し、さらに理解を深める。特に自身の興味・関心のある業種・業界について掘り下げ、より具体的な目標を定める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
コミュニケーション・スキルの錬成① ・大学生に求められるネチケットを理解し、遵守する素養を身につける ・自身の考えを他者に伝えるスキルを得る ・他者を尊重し、傾聴する姿勢を備える 【事前学習】ネチケットについて下調べする。SNS に起因するトラブルを調べ、自身の考えや解決策についてまとめる。第1週の授業動画「ディスカッションの方法」を改めて視聴し、グループワークに備える。 (2時間) 【事後学習】自身のこれまでの行動を振り返り、改めてネチケットについて考える。今後自身がメール送信やSNS投稿する際、どのような点に注意し、また具体的にどのような投稿 を行うかについてイメージする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
コミュニケーション・スキルの錬成② ・KJ 法による協働ワークを通して複数の学生の考えを集約する ・グループでの議論を通して自身の考えを深める 【事前学習】所属する学部・学科に関する情報を多角的に収集する。第1週の授業動画「オンラインツールの使用方法」を改めて視聴し、円滑に使用できるようにする。 (2時間) 【事後学習】授業内で決めた5つのキーワードについて改めてインターネット等で情報を収集し、文理学部および史学科以外の学生にも説明できるようにする。議論にあたって用いた手法やツールについて理解を深め、今後のディスカッションで活用できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
コミュニケーション・スキルの実践 日本大学ワールド・カフェ N-MIX ・学部を超えた交流を通じて本学のスケールメリットを認識し、多様な考えを認めながら協働ワークを行う ・協働ワークの成果をまとめ、伝える 【事前学習】ワールド・カフェの趣旨を理解し、協働ワークでのオンラインツールを円滑に使用できるよ うにしておく。文理学部や史学科以外で本学にどのような学部・学科があるかについて改めて確認する。協働ワークを前提に、第6週及び第7週の既修事項について改めて確認を行う。 (2時間) 【事後学習】ワールド・カフェを通じて得られた経験から、今後の協働ワークの進め方について考えをまとめる。「ミライヲツクル ~Learning Guide~」にワールド・カフェに関する学修経験をまとめる。 (2時間) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
コミュニケーション・スキルの実践 日本大学ワールド・カフェ N-MIX ・学部を超えた交流を通じて本学のスケールメリットを認識し、多様な考えを認めながら協働ワークを行う ・協働ワークの成果をまとめ、伝える 【事前学習】ワールド・カフェの趣旨を理解し、協働ワークでのオンラインツールを円滑に使用できるよ うにしておく。文理学部や史学科以外で本学にどのような学部・学科があるかについて改めて確認する。協働ワークを前提に、第6週及び第7週の既修事項について改めて確認を行う。 (2時間) 【事後学習】ワールド・カフェを通じて得られた経験から、今後の協働ワークの進め方について考えをまとめる。「ミライヲツクル ~Learning Guide~」にワールド・カフェに関する学修経験をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
論理的・批判的思考の錬成① テーマの決定 ・プレゼンテーションの目的や手法について理解し、他人にも説明できるようにする ・プレゼンテーションの構成や作成のステップについて理解し、説明できるようにする ・グループでの議論を通してテーマを決定する 【事前学習】ワールド・カフェでの学びの経験や感想について他者に伝えられるよう整理する。プレゼンテーションの方法について下調べする。 (2時間) 【事後学習】プレゼンテーションの作成手順について確認する。グループで決定したテーマについて、取り上げたい具体的な内容を考えるとともに、関連事項について調べる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
論理的・批判的思考の錬成② 章立てと作成準備 ・資料や先行研究を調べ、得られた情報を整理する ・正しい引用の方法について理解し、説明できるようにする ・グループでの議論を通して章立てを行う 【事前学習】第1週の授業動画「盗用・剽窃への注意」を改めて視聴し理解を深める。前授業の事後学修で調べた内容について、他者に説明できるよう整理する。 (2時間) 【事後学習】他者の意見を引用する際の作法について改めて確認する。議論にあたって不足している情報についてオンライン検索システム等を利用して適切に収集し整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
論理的・批判的思考の錬成③ 資料の作成 ・聴き手に「見やすい」提示資料の技巧について理解し、他者に説明できるようにする ・章立てに従って提示資料を作成する 【事前学習】前授業時の事後学修で調べた内容について他者に説明できるよう整理する。プレゼンテーションの提示資料をより見やすくするための工夫について下調べする。 (2時間) 【事後学習】作成した提示資料を客観的に見直し、不足情報を追加する。提示資料について問題点や改善点がないか確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
検討結果のアウトプット① 資料のブラッシュアップ ・聴き手に分かりやすい発表の技術について理解し、説明できるようにする ・模擬発表の実践を通して提示資料や発表方法について改善を行う 【事前学習】前授業時の事後学修で追加作成した新たな項目を含め、グループ全員の提示資料を統合する。発表者の割り当てに従って模擬発表に向けた準備を行う。聴き手がより理解しやすい発表を行うための工夫について下調べする。 (2時間) 【事後学習】プレゼンターの技術について理解を深めながら発表練習を行う。作成した提示資料を客観的に見直し、情報の追加や削除・修正を行う。自グループのプレゼンテーション全体について「見やすさ」「わかりやすさ」の観点から再検 証し、適宜修正や調整を行う。 (2時間) |
14 |
検討結果のアウトプット② 発表と質疑応答 ・グループによるプレゼンテーションを行う ・他グループのプレゼンテーションを評価する ・他グループとの比較を通して自グループの改善点を見出す 【事前学習】前授業時の事後学修で追加や削除・修正を行った項を含め、グループ全員の提示資料を統合して確認を行う。前授業の事後学修で行ったプレゼンテーション全体の修正や調整をグループ全員で確認し、発表練習を行う。 (2時間) 【事後学習】他グループの発表に関する評価や担当教員の講評を参照しながら、自グループの具体的な改善点について改めて考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
総括・振り返り ・本科目における自身の学びを客観的に振り返り、各到達目標についての自己評価を行う ・本科目における達成状況を参照しながら、後学期に向けた具体的な目標を設定する 【事前学習】各Targetや各授業回における学修内容、ワークへの取組みを含めた自身の学修態度等につ いて振り返りを行う。「日本大学教育憲章」に示される8つのスキルや各授業回の到達目標について自身の達成度を評価できるよう準備する。 (2時間) 【事後学習】本科目全体での学びや学修成果について改めて確認する。授業内で定めた「後学期の目標」を達成するための具体的な方法を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 日本大学FD推進センター 『ミライヲツクル~Learning Guide~』 2022年 第11版 |
参考書 | 参考書については適宜指示する。なお、レポート課題図書(小田中直樹『歴史学って何だ?』)は学科で新入生に配布する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題図書に関するレポート(25%)、毎回のワーク 30%+ワールドカフェ課題 10%+プレゼンテーション 35%(75%) 課題図書レポートは学修目標のTarget3を構成するものである。したがって課題図書レポートを提出しない場合、授業に毎回出席していたとしても、不合格となるので注意すること。レポートについては総評などをフィードバックする。 |
オフィスアワー | 授業終了時 |
備考 | 受講者は、6月4日(日曜日)に実施されるワールドカフェに対面で参加すること。 |