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学問の扉

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令和4年度以降入学者 学問の扉
令和3年度以前入学者 自主創造の基礎2
教員名 澤田博司
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 生命科学科
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 対面授業を基本とする。
Blackboard ID :木曜1限→ 20224475
授業概要 初年次学生が,大学で学ぶとは,そして日本大学文理学部生命科学科で学ぶとはどういうことなのか,その意識を確立することがねらいである。自主創造の基礎2では,ある課題に対し多面的な視点から取り組む重要性を学ぶことで,大学入学までの学習から,自ら進んで学ぶ学修へと転換を遂げる。
高校で学んできた受け身主体の生物学から,大学で学ぶべき生命科学への橋渡しとして,大学において行われている実際の研究に関連した学習内容に触れ,今後の大学生活において何を学ぼうとするのか,どのように学習に取り組んでいけばよいのかなど,自主的に目標立てを行う。
さらに,他学部の学生との議論の場をもつことにより,物事を捉える視野を広げる。また,卒業生の体験談を聴くことで,自身の将来に対する意識を確立する。
授業のねらい・到達目標 本科目では以下のことできるようになることを目標とする。
・自身の将来像を踏まえ,大学で学ぶことを意識することができる。
・具体的な研究事例を知ることによって,生命科学を学ぶことの意義を感じ取ることができる。
・これまでに学んだ生物学的知識を基に,現在の生命科学分野におけるものの考え方や,問題解決するための方法,観察や結果に対する解釈方法や,その表現・記述方法,議論の進め方等を身に着ける。
・学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,日本大学の歴史の概要や科学技術の役割を説明することができる(A1-1)。
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A3-1)。
・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A4-1)。
・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる(A5-1)。
・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる(A6-1)。
・集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる(A7-1)。
・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる(A8-1)。

この科目は文理学部生命科学科(学士(理学))のディプロマポリシーDP1, 3, 4, 5, 6, 7, 8およびカリキュラムポリシーCP1, 3, 4, 5, 6, 7, 8に対応している。
授業の方法 授業の形式:【講義】
1回目はスタートアップとして学習計画の立案に充て,研究レベルの話題から情報を取得し議論する方法を学ぶ。
2〜11回目には,各生物学的階層を扱う専門家として,学科全教員一人ひとりがオムニバス形式で講義を行う。未定の場合はBlackboardを介して事前に連絡する。
受講者は,自らの理解あるいは疑問な点についての質疑応答を通して,各回で話題となった生命現象に対して理解を深める。さらに,各分野におけるそれまでの自身が持つ知識を振り返り,実際の研究活動とどの様に結びついているのか,今後どのような知識や技術を習得する必要があるのかを自ら整理し,今後の方針建てを行う。取りまとめた内容は,レポートの作成やグループワークの形で学修成果を振り返り公表する。そしてそれをグループで共有し,問題解決の手段を見出す。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。

対面授業に参加できない場合には以下のようにする。
(1)学期を通じて参加できない場合(日本に入国できない留学生など) 
・履修登録時に担当教員に連絡し許可を得る。
・Blackboardを通じてオンデマンド型授業を受講する。受講方法(課題出方法を含む)は該当者がいた場合に Blackboardを通じて連絡する。
(2)感染症に罹患するなどで一時的に対面授業に参加できない場合
・出来るだけ早く担当教員に連絡する。
・当該授業の内容は  Blackboardを通じてオンデマンド型授業を受講する。受講方法(課題出方法を含む)は該当者がいた場合に Blackboardを通じて連絡する。
・成績評価にかかる「授業内試験」は 他の受講者とともに受験する。
授業計画
1 スタートアップ: 講義目的・内容の説明と学修計画立案
生命現象を対象とした研究レベル話題からどのように自身の知識や考え方を高めていくのか,担当教員から効果的な取り組み方の基本を学ぶ。
【事前学習】学部要覧や学科パンフレット・HPに目を通し,本学科の各教員がどのような研究を展開しているのか調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】本大学において学ぼうとする生命科学について自身の考えをまとめておくこと。これにより「問題発見・解決力(A4-1)」を養う。 (2時間)
2 大学での学習について考える: これまでの知識がバイオナノマシンの分野の研究とどの様に関連しているのかを理解する。 【担当:茶圓 茂】
これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A1-1)」を養う。
【事前学習】バイオナノマシンとは何かを調べてくること。これにより「挑戦力(A5-1)」を養う。 (2時間)
【事後学習】講義内容に対してグループ間で議論し,自信の見解をまとめておく。これにより「論理的・批判的思考力(A3-1)およびコミュニケーション力(A6-1)」を養う。 (2時間)
3 大学での学習について考える: これまでの知識が光生物学分野の研究とどの様に関連しているのかを理解する。 【担当:中里 勝芳】
これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A1-1)」を養う。
【事前学習】光生物学とは何かを調べてくること。これにより「挑戦力(A5-1)」を養う。 (2時間)
【事後学習】講義内容に対してグループ間で議論し,自信の見解をまとめておく。これにより「論理的・批判的思考力(A3-1)およびコミュニケーション力(A6-1)」を養う。 (2時間)
4 大学での学習について考える: これまでの知識が脳神経科学の分野の研究とどの様に関連しているのかを理解する。 【担当:斎藤 稔】
これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A1-1)」を養う。
【事前学習】脳神経科学とはどの様な分野かを調べてくること。これにより「挑戦力(A5-1)」を養う。 (2時間)
【事後学習】講義内容に対してグループ間で議論し,自信の見解をまとめておく。これにより「論理的・批判的思考力(A3-1)およびコミュニケーション力(A6-1)」を養う。 (2時間)
5 大学での学習について考える: これまでの知識が生化学分野の研究とどの様に関連しているのかを理解する。 【担当:澤田 博司】
これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A1-1)」を養う。
【事前学習】生化学とはどのような分野かを調べてくること。これにより「挑戦力(A5-1)」を養う。 (2時間)
【事後学習】講義内容に対してグループ間で議論し,自信の見解をまとめておく。これにより「論理的・批判的思考力(A3-1)およびコミュニケーション力(A6-1)」を養う。 (2時間)
6 大学での学習について考える: これまでの知識が遺伝学分野の研究とどの様に関連しているのかを理解する。 【担当:間瀬 啓介】
これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A1-1)」を養う。
【事前学習】遺伝学とはどのような分野かを調べてくること。これにより「挑戦力(A5-1)」を養う。 (2時間)
【事後学習】講義内容に対してグループ間で議論し,自信の見解をまとめておく。これにより「論理的・批判的思考力(A3-1)およびコミュニケーション力(A6-1)」を養う。 (2時間)
7 大学での学習について考える: これまでの知識が微生物学分野の研究とどの様に関連しているのかを理解する。 【担当:岩本 政明】
これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A1-1)」を養う。
【事前学習】微生物学とはどのような分野かを調べてくること。これにより「挑戦力(A5-1)」を養う。 (2時間)
【事後学習】講義内容に対してグループ間で議論し,自信の見解をまとめておく。これにより「論理的・批判的思考力(A3-1)およびコミュニケーション力(A6-1)」を養う。 (2時間)
8 大学での学習について考える: これまでの知識が細胞生物学分野の研究とどの様に関連しているのかを理解する。 【担当:安原 徳子】
これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A1-1)」を養う。
【事前学習】細胞生物学とはどのような分野かを調べてくること。これにより「挑戦力(A5-1)」を養う。 (2時間)
【事後学習】講義内容に対してグループ間で議論し,自信の見解をまとめておく。これにより「論理的・批判的思考力(A3-1)およびコミュニケーション力(A6-1)」を養う。 (2時間)
9 大学での学習について考える: これまでの知識が構造生物学分野の研究とどの様に関連しているのかを理解する。 【担当:末永 敦】
これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A1-1)」を養う。
【事前学習】構造生物学とはどのような分野かを調べてくること。これにより「挑戦力(A5-1)」を養う。 (2時間)
【事後学習】講義内容に対してグループ間で議論し,自信の見解をまとめておく。これにより「論理的・批判的思考力(A3-1)およびコミュニケーション力(A6-1)」を養う。 (2時間)
10 大学での学習について考える: これまでの知識が分子生物学分野の研究とどの様に関連しているのかを理解する。 【担当:外川 徹】
これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A1-1)」を養う。
【事前学習】分子生物学とはどのような分野かを調べてくること。これにより「挑戦力(A5-1)」を養う。 (2時間)
【事後学習】講義内容に対してグループ間で議論し,自信の見解をまとめておく。これにより「論理的・批判的思考力(A3-1)およびコミュニケーション力(A6-1)」を養う。 (2時間)
11 大学での学習について考える: これまでの知識が生態学分野の研究とどの様に関連しているのかを理解する。 【担当:井上 みずき】
これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A1-1)」を養う。
【事前学習】生態学とはどのような分野かを調べてくること。これにより「挑戦力(A5-1)」を養う。 (2時間)
【事後学習】講義内容に対してグループ間で議論し,自信の見解をまとめておく。これにより「論理的・批判的思考力(A3-1)およびコミュニケーション力(A6-1)」を養う。 (2時間)
12 大学での学習について考える: 第2回〜第6回の学問分野が生命科学全体の中でどの様に関連しているのかを理解する。 【担当:澤田 博司】
これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A1-1)」を養う。
【事前学習】第2回〜第6回の内容を復習しておく。 (2時間)
【事後学習】第2回〜第6回の内容と生命科学との関連について,自分自身の考えを再度まとめ整理しておく。これにより「省察力(A8-1)」を養う。 (2時間)
13 大学での学習について考える: 第7回〜第11回の学問分野が生命科学全体の中でどの様に関連しているのかを理解する。 【担当:安原 徳子】
これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A1-1)」を養う。
【事前学習】第7回〜第11回の内容を復習しておく。 (2時間)
【事後学習】第7回〜第11回の内容と生命科学との関連について,自分自身の考えを再度まとめ整理しておく。これにより「省察力(A8-1)」を養う。 (2時間)
14 キャリア形成について考える:卒業生の話を聞く
これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A1-1)および挑戦力(A5-1)」を養う。
【事前学習】将来について考えること。 (2時間)
【事後学習】講演者の話を振り返り,自身の将来を踏まえ,大学で学ぶことを考えること。 (2時間)
15 振り返りと解説: これまで講義を振り返り,今後どのような知識や技術を習得する必要があるのかまとめてみる。
【事前学習】第1回から第14回までに学んだことを整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】本大学における生命科学の学び方をまとめておくこと。これにより「省察力(A8-1)」を養う。 (2時間)
その他
教科書 使用せず。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
「授業参画度」に関しては,講義に対する質疑応答やグループディスカッションにおける発言の様子などから,A1-1, A3-1, A6-1, A7-1, A8-1の達成度として評価する。また,受講生が提出するレポートの内容も,A1-1, A3-1, A4-1, A5-1, A8-1の達成度として評価に加える。具体的な内容については,初回の講義で説明する。
感染症に罹患するなどで対面授業に参加できない場合には,代表教員(澤田)に連絡をください(「授業の方法参照) 。また,成績評価については,その都度担当教員と協議し,対象学生へ連絡します。
オフィスアワー 授業終了後

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